党首選
小泉進次郎氏が総理になる可能性はあるのでしょうか。個人的には,前にも書いたように,知性と実行力を兼ね備えたリーダーを期待していますが,進次郎氏にその資質があるかはやや不安です。若い政治家であっても,国民は長い目でしっかりとした人材を支えるべきですが,そのためには,それなりの人材である必要があります。
一方,コバホークは早々に名乗りを上げ,知名度を高めようとしています。知性は十分にあるように思えますが,実行力は未知数です。先に立候補を表明することで,批判やゴシップが飛び交うことが懸念されますが,それは覚悟のうえでしょう。とはいえ,自民党内の力学から考えると,麻生氏や菅氏からの支持がなければ,コバホークの目はないのかもしれません。しかし,もし麻生氏や菅氏のような旧来の自民党の支配者に対抗する若手議員たちが彼に集結するようなことがあれば,チャンスがあるかもしれません。
もちろん,若さだけを理由に支持するのは危険です。某県知事の例もあるので,慎重に見極める必要がありますが,進次郎氏やコバホークに関しては,その点については安心して良いかもしれません。そういえば,河野太郎氏も立候補するそうです。前にはこの人に期待したこともありましたが,輝きを失っている気がします。要職を経験していましたし,自民党内ではそれなりの支持を得るかもしれませんが,期待されたほどの力を発揮できていないため,国民の間の期待感はしぼんできている印象もあります。
一方,立憲民主党は現在のところ,候補者の顔ぶれがいまひとつです。都知事選の敗北で勢いを失い,岩手県の参議院補選で勝利しても,それが党全体の勢いにつながるかは疑問です。自民党以上に,立憲民主党は人材育成に課題があるように感じますが,いかがでしょうか。小川淳也氏あたりが台頭するというようなことは難しいのでしょうかね(自民党と同じ推薦人20名という要件は,立憲民主党の若手政治家にとって厳しいハードルでしょう)。