せめてワーケーションで
大学の教室でエアコンが故障しました。私の授業ではありませんが,教室は変更となりました(ただ,大人数の授業であれば,教室変更は難しかったでしょう)。いまの時代,エアコンのない教室で授業をすることはできません。昔は,夏は汗だくで授業をしていた記憶がありますが,そんな時代ではありません。エアコンなしでは教師も学生も頭が働きません。
わが家では10日程前にリビングのエアコンが故障しました。待ちに待ったエアコン清掃をしてもらったときに,故障してしまったのです。ショックは大きかったのですが,幸い,翌日復旧しました。それは修理してもらったのではなく,実は故障はしておらず,清掃したばかりなので,水分が多くてうまく作動しないというだけでした。業者が早とちりして,故障だと判断したのですが,たいへん迷惑な話です。まあ一日だけの辛抱ですんだのでよかったです。それでもエアコンのない生活はきつかったです。これから何日こういう生活が続くのかなと暗澹とした気持ちになっていましたが,とにかくすぐ解決してよかったです。
前に停電が怖いという話をしましたが,エアコンの故障も怖いです。そもそもエアコンの清掃は,ほんとうは夏のシーズンに入る前に頼みたかったのですが,ここでも人手不足なのでしょうか,なかなか予約が入りませんでした。
ところで,大学は8月に入ってもまだ仕事がありますが,7月以降は休みにしたほうがよいのではないでしょうかね。エアコンは機械ですので,必ず故障というのは起こります。エアコンがなければ授業ができないようなシーズには授業はしないほうがよいです。秋入学は,酷暑対策でもあるのです。まずは大学から,10月入学に変え,前期は10月から1月,春休みは不要なので,後期は2月から5月にし,入試関係のことは6月に実施し,7月から9月は休みにして,サマースクールのような臨時のものだけにすればよいのです。
亜熱帯化する日本では,健康を守るために,夏の活動を控えるということに,みんなで取り組んでいく必要があるでしょう。誰かが活動すれば,別の誰かもまた活動しなければならないという連鎖が生じます。「空っぽ」という意味のヴァカンス(Vacance)が夏のホリデーを意味するのは,みんないっせいに休んでどこかに行って活動しなくなるからです。どうしても仕事をする必要があるなら,せめて「ワーケーション」型のテレワークにして,涼しいところで仕事をする文化が定着すればよいのですが。