社会システムイノベーションセンターに主配置変更
昨日は,運送業における労働時間規制の緩和について批判的なことを書きましたが,それはデジタル社会の実現にとって妨げになるという観点からのものです。他方で,労働者の健康確保という観点から見れば,単に労働時間を規制するよりも,より効果的な規制のあり方があるということは,これまでも繰り返し述べてきたところです。それはデジタル技術を活用した健康自己管理です。むしろ,こちらのほうが私の本来の主張であり,規制改革の本流でなければならないと考えています。
もっとも,その前提として,運送業に従事する労働者の保護の重要性は当然に認められるべきです。そのうえで,保護のあり方として,労働者自身が健康への影響を意識しながら(法規制による「サポート」を受けながら)長時間労働を選択する余地を認めることも,あり得るのではないかということです。このような観点から,従来の労働時間規制とは異なる,新たな健康確保規制とでもいうべき規制再編が,これから求められていくのではないでしょうか。
ところで,この4月から,私の神戸大学の主配置が,社会システムイノベーションセンターに変わりました。法学研究科にも所属していますが,主配置が2年間限定ですが,変わりました。別に授業や学生指導などについては何も変わらないのですが,私の研究活動は,社会システムイノベーションセンターの実績につながるということのようです。ということで,これから執筆する論文などは,法学研究科教授と並び,社会システムイノベーションセンターの副センター長という肩書になります(忘れてしまいそうですが)。 社会システムイノベーションという名前は,魅力的であり,私のできる範囲で何か貢献できればと思っています。デジタル技術を活用した健康自己管理というのも,まさに社会システムイノベーションという枠組みで実現できればよいと思っています。このテーマに関心がある人は,ぜひ研究協力を一緒にしましょう。とくに理系の方は大歓迎です。

