スポーツ

2024年6月16日 (日)

交流戦が(ほぼ)終わる

 一昨日あたりから,少し咳が出て気管支に不快感が出てきました。これが出てくるとかなり長引くというのが,いままでのパターンですが,例年は冬から春であったのが,今年は梅雨入り前の時期で,ちょっと感じが違います。桂ざこばさんが喘息で死亡したと聞いて驚いていますが,たかが咳と軽視してはならないと改めて認識しています。プールに通うことも考えましょうかね。
 話は変わり,プロ野球は,交流戦が終わりましたが,この間,阪神ファンにとっては辛い試合が続きました。日本ハムとの,雨で流れた甲子園での試合が1つ残っていますが,現時点で611敗で「Booby賞」確定です。もっと負けている感じですが,投手陣の頑張りで,まだこの程度の成績でとどまっています。他のセ・リーグのチームも,それほど勝っているわけではないので,まだ2位にとどまっていて,首位の広島と3ゲーム差で十分に射程圏内ですが,あまりに打てない試合で,観ていてフラストレーションがたまります。木浪の骨折は痛いですが,ライバルの小幡の調子が出ていないので,ルーキーの山田脩也を抜擢してもよいのではないでしょうかね(岡田監督は,そういうことはしそうにないですが)。大山の不調はとてつもなく痛いですが,今シーズンは大山に期待せずに乗り切れないかと思いはじめています。ノイジー(Neuse)も使わないでよく,サトテルは守備が少しましになったようなので,しばらくは3塁で様子をみて,外野は前川,近本,森下で固定してよいでしょう。

 

 

2024年6月 2日 (日)

連敗脱出

  阪神タイガースが交流戦初勝利。連敗も5でストップということですが,内容はあまり誉められたものではありません。今回は,才木に頼りっぱなしで,今期は彼の超人的な活躍でなんとか乗り切っています。とにかく貧打が半端ではありません。大山は7番に落とされても(今日は6番ですが),全然期待をもてません。打率は2割を切り,まぐれで5回に1回くらいヒットが出るという程度で,とても主軸を任せられる感じではありません。森下は,今日は決勝の先頭打者ホームランでしたが,安定感は低いです。現在の4番は,どうみても1番が最適なはずの近本であり,苦し紛れの打線という印象をいなめません。もちろん1番森下はあってもよいのですが,近本はせいぜい3番でしょう。また,左投手には右打者というのも,あまりあてはまらず,近本は左投手からのほうが,打率がよかったはずです。ぜひ前川も,左投手のときにも使ってほしいです。現在の阪神で一番期待がもてる選手だからです。前川4番でもいいでしょう。
 投手はストッパーの岩崎とゲラ(Guerra)が疲れ気味で不安定となり,自慢の投手力で最少得点をなんとかしのいで逃げ切るという形にできていません。石井と桐敷は安定しているので,それでなんとかまだ勝負になっています。ゲラはこれまでのフル稼働の疲れが出てきているかもしれませんし,岩崎は「勤続疲労」がでている可能性もあります。先発陣は,青柳や西勇輝にはあまり頼らず,才木を中心に,ビーズリー(Beasley),大竹,そして昨年の調子を取り戻してほしい村上と伊藤でなんとか交流戦をしのいでほしいです。門別は1軍に戻してほしいですし,髙橋遥人の1軍復帰が待ち遠しいです。
 さて問題はサトテルです。2軍ではそこそこ打っているようですが,守備に不安が残ります。村上の勝利を2つ消す致命的なエラーをやっているので,守備に不安がある間は,よほどのことがなければ1軍にあげることは難しいかもしれません。とはいえ,守備というのはシーズン中の特守くらいで上達するのでしょうか(ライトを守らせる手はありますが)。ノイジー(Neuse)は守備は安定していますが,打撃にムラがありすぎて,使いにくい外国人になっています。とはいえ,監督お気に入りのミエセス(Mieses)は打てそうにないですし,監督の悩みは尽きないでしょうね。
 まだ5月だから,あれこれ言うのは早いと思います。数年前の阪神からすると,これだけの試合をしていながら3位でいるだけで十分であり,これはまさに監督の手腕でしょう。今期は最後まで大混戦となりそうで,勝負どころは9月以降かもしれません。それまでは勝ったり負けたりしながらも現状をなんとかキープし,最後のラストスパートに向けて,しっかり戦力を整えることが大切でしょう。

2024年5月26日 (日)

大相撲界のスター誕生

 大相撲の夏場所(5月場所)は,新小結の大の里の優勝で終わりました。幕下付出しで入幕7場所目の優勝は,輪島の15場所目を抜く,圧倒的な記録です(なお前相撲からでいうと,先場所の尊富士の9場所目が史上最速です)。今場所をみても,実力は図抜けていて,3敗したのが意外という感じがします。高安,平戸海,豊昇龍に負けましたが,来場所は大丈夫でしょう。名古屋場所(7月場所)で14勝以上の優勝でもすれば,大関に上げてもよいのではないかと思いますが,どうでしょうか。遅くとも九州場所(11月場所)では大関でしょう。怪我さえしなければ,大関は2場所で通過して,来年の大阪場所(3月場所)では横綱ということもありえます。それくらい敵なしの強さです。

 もちろん,大の里の活躍は,横綱,大関陣が弱すぎるということも関係しています。霧島は大関としての実績は何も残せず陥落です。貴景勝は引退間近の力士の雰囲気が出ています。横綱照ノ富士もそうです。照ノ富士はもう十分頑張ったでしょう。琴櫻は11勝で,まずまずの活躍ですが,負けた相撲の印象が悪く,また湘南乃海に変化して勝つなど,大の里が堂々と湘南乃海に寄り切って勝ったのと対照的であり,大関としての力強さはあまりありませんでした。10勝した豊昇龍は,早々に負けが込んでしまい,大の里には勝ったとはいえ,琴櫻以上に存在感がありませんでした。

 熱海富士や豪ノ山のような最近活躍していた若手も負け越してしまい,いっそう大の里の充実ぶりが光ります。

 大栄翔は,関脇にまでは上がりますが,星が安定しません。朝乃山は怪我が多いので,大関復帰は難しいでしょう。むしろ十両優勝した若隆景に期待したいところです。お兄ちゃんの若元春は,途中休場もあり,かつての大関候補としての輝きがなくなってきたので,弟の復活に期待したいです。十両では,このほか遠藤も12番勝って,1場所で幕内に復帰でしょう。宮城野部屋の騒動に巻き込まれた伯桜鵬はコロナ感染などもあり,幕下陥落のピンチでしたが,途中出場でかろうじて関取の地位を守りました。伯桜鵬は,そういえば,昨年の名古屋場所は新入幕で優勝争いをして,幕下付出の入幕4場所目で優勝かということが話題となりました。怪我で十両に落ちてしまいましたが,その間に,尊富士が新入幕優勝をし,大の里が幕下付出の最速優勝をし,追い抜かれてしまいました。大の里ほどではありませんが,三役の常連くらいには上がれる力はあるでしょう。

 

 

2024年5月 8日 (水)

井上はやはり強かった

 連休最後の日は,Amazon Prime Videoで,スーパーバンタム級(Super Bantamweight)の4団体のチャンピオン井上尚弥と,日本人からすると因縁のあるLuis Neryの戦いを堪能しました。i井上の初回のダウンには驚きましたし,すぐに立たなかったので効いていたのかと思いましたが,試合後に,エイトカウントまで座って休むという準備をしていたと話していました。プロになってダウンをしたことがなかったモンスターでしたが,もしダウンしたらどうするかというイメージトレーニングをしていたというから驚きです。真の強者は,ここまで周到に準備するものなのですね。この危機を乗り切ってからは,Neryのパンチを見切って,あとはいつ仕上げるかという勝負になっていきました。6ラウンドのノックアウトで,Neryを沈めました。

 日本の歴代のチャンピオンのなかでも有数の実績を誇っていた山中慎介がNeryによりタイトルを奪われ,Neryのドーピング疑惑があって再戦となりましたが,体重オーバーになったとき,山中の雪辱を信じていたファンたちは怒り心頭でした。とりあえず試合はしましたが,山中は敗れてしまいました(減量をしていない選手と戦うのは圧倒的に不利です)。これでNeryは永久追放となったはずなのに,また舞い戻ってきたということで,井上には山中の無念を晴らしてほしいというファンのプレッシャーがあったことでしょう。もっとも井上は,純粋にNeryとの戦いに向き合っていたようで,余計な雑念を入れなかったところがまたすごいです。この集中力は見習いたいですね。

 井上・Nery戦のインパクトで印象が弱くなりましたが,その前の試合のWBO世界バンタム級(Bantamweight)のチャンピオンJason Moloneyと挑戦者武居由樹との戦いもすごかったです。無敗だけれどボクシング経験は浅く9戦目の武居と,相手はベテランのチャンピオンのMoloney。井上に挑戦したが敗れていたMoloneyは,井上が階級を上げたために返上したベルトをとり,今回が2度目の防衛戦でした。しかし武居は強かったです。勇敢に攻めていき,ボディも効果的でした。ローブロー(low blow)を最初はレフリーに厳しくとられていましたが,おそれずにボディを打ち続け,途中からはローブローはとられなくなりました。それまでの貯金から,最終の第12ラウンドは,逃げ切れば勝ちというところでしたが,さすが王者のMoloneyは,スタミナ切れの武居を一方的に打ち続け,最後の1分は防戦一方で,観ていた人はみんな武居がんばれと応援したことでしょう。彼はぎりぎりのところで立ち続け,判定勝ちにもちこみました。最終ラウンドを除くと,ほとんど武居が攻勢かイーブンであり,Hometown Decisionではなく,文句なしの武居の勝ちといえるでしょう。

 殴り合いのスポーツはどうかという気持ちはいつも持っているものの,それでも観てしまうのは,男たちの人生をかけた真剣勝負に魅了されるからでしょうね。

 

 

2024年5月 2日 (木)

阪神タイガースの序盤総括

 阪神タイガースの序盤戦を総括しましょう。15勝9敗4引き分けで,貯金が6つ。気がづけばセ・リーグで貯金があるのは阪神だけです。自慢の投手陣が大量失点をしたりして,出だしは不安定でしたが,その後の得点能力が極端に低いときも,投手順が復調して踏ん張ってくれて,それほど大きな借金もせずに乗り切ることができました。その後,ようやくペースをつかんで,最近では連勝が続いています。昨年から思うのは,このチームは敗戦をあまりひきずらないところがいいです。投手陣は昨年とほぼ同様ですが,ゲラ(Guerra)の補強が大きく(彼はPanama 出身で,Guerraは,スペイン語やイタリア語では「戦争」という意味ですね),これに岡留や門別などが戦力に加わりました。門別は,明日の巨人戦で,待望の今季初先発です。開幕カードと同じで,本来は青柳の順番であるはずですし,雨天で登板が延びている西勇輝が投げてもよいのですが,青柳は不調で二軍で,門別の抜擢となりました。相手は巨人の開幕投手の戸郷であり,敵地で門別がどこまでやってくれるか楽しみです。

 打線はパッとしません。好調な選手は代打の前川か糸原くらいですが,監督はなかなかレギュラーに定着させませんね。レフトは,ノイジー(Neuse)が,打撃に波があるものの,守備が安定しているので岡田監督好みなのでしょう。前川の守備力の向上は期待できないので,打撃でよほどのアピールができなければ,先発定着は難しいかもしれません。サードは,サトテルが打たない,守れないということで,外してもよいのでしょうが,糸原が1試合だけサトテルの代わりにスタメンに入って活躍したにもかかわらず,すぐにサトテルに戻しています。このあたりの辛抱(しすぎ)がファンからすると不満なのですが,でもよく考えるとシーズン全体でみると,サトテルはそれなりの成績を残しているのです。期待が大きいからファンはすぐにサトテルたたきをしますが,監督は冷静にみているのでしょう。我慢して使い続けることによって本人のモチベーションを維持させ,大事なシーズン後半に活躍してトータルで貢献してくれればよいということでしょう。

 各チームについて対戦が2周りして,だいたい今年の力量はみえてきました。開幕当初は中日が走りましたが失速しました(中田はよい選手ですが,ピークは過ぎていて,彼に4番を任さなければならないようではしんどいでしょう) 。巨人も自力がありますが,昨年のようにはいかないとはいえ,それほど強敵という印象はありません。一番強そうなのはヤクルトです。開幕は出遅れていますが,両外国人が安定していますし,村上も実績があります。先日の3連戦も阪神は連勝を止められ,さらに3戦目は神風が吹いたラッキーな逆転勝利をしただけで,内容的にはおされていたと思います。岡田監督以外に優勝経験のあるのは高津監督だけであり,阪神が最も警戒しなければならないチームでしょう。

 

 

2024年3月31日 (日)

夏にはリベンジを

 桜の開花宣言があった兵庫県南部で,今日は,春の選抜高校野球の決勝戦がありました。ずっと応援している報徳学園が昨年に続いて大阪桐蔭を破るなどして決勝まで来ました。決勝は,惜しくも23で健大高崎に敗れましたが,相手が強かったです。背番号10のエース今朝丸投手は,変化球が決まらず苦しみながらも,なんとか3点に抑えましたが,打線が相手投手に抑え込まれました。1番の橋本が不調(守備はよかったですが)で,4番の斎藤も打てなかったので,この結果はしかたありません。それでも,飛ばない金属バットの時代になり,守備が重視されるようになった高校野球のスタイルに,堅守の報徳学園は見事にマッチして,十分に存在感を示したと思います。夏のリベンジに期待しています。

 昨年夏は5回戦で神戸国際大付属に敗れました。その神戸国際大学付属に準決勝で勝った社が兵庫県代表として出場しましたが,初戦に日大三高に敗れました。完敗でした。報徳学園が出ていればもう少しなんとかなっていたのではと思ったのは私だけでしょうか。夏の兵庫県大会を勝ち抜くのは,ほんとうに大変です。

 ところで甲子園を高校野球に明け渡していた阪神タイガースは,「アレンパ」を目指して,開幕カードは東京ドームでの巨人戦となりました。完敗の2連敗で始まりましたが,なんとか3戦目に才木の好投と森下の一発で勝てました。ほとんど昨年とメンバーは変わりませんが,今期はレフトで,ノイジー(Neuse)と前川の争いとなりそうです。ショートは昨年は開幕スタメンであった小幡からレギュラーを奪った木浪ですが,開幕3戦は不調でした。今日は小幡がホームランを打ったので,昨年と逆の立場になるかもしれません。捕手は坂本があまりに打てず,また2連敗したこともあり,今日は梅野で勝ったので,今後は先発投手との相性もありますが,もっと梅野が使われるかもしれませんね。

 

 

2024年3月24日 (日)

春場所

 大相撲の春場所は異例ずくめでしたね。昨日の段階では,尊富士は出場できそうになかったので,休場力士の優勝があるかなという感じでした。あるいは大の里が豊昇龍に勝てば,3敗で並びますが,優勝決定戦は大の里の不戦勝で優勝ということもあるかなとも思いました。でも,尊富士は見た目ほど重症でなかったのでしょう。今日の対戦相手の豪ノ山もやりにくかったとは思いますが,尊富士は足の怪我を感じさせない勝ちぶりでした。押されてしまうとケガをした右足に負担がかかっていたのでしょうが,立ち合いでうまく相手の動きを止められたので(豪ノ山も,相手のケガのことに配慮して,押すのを避けて四つでいったのかもしれませんが),得意の速攻ができたのでしょう。新入幕の優勝というのは,110年ぶりということですし,初土俵から10場所目の最速優勝でもあります。歴史的快挙です。横綱は途中休場で,4人いる大関も,そのうち霧島は大敗ですし,貴景勝は満身創痍で,上位陣が弱体の場所ではありました。それでも,豊昇龍には負けたものの,新大関の琴の若には勝っており,さらに関脇の若元春,小結の阿炎にも勝っています。また実際上は最強とも思える大の里との直接対決でも勝っていて,そうみると幕の内最高優勝にふわしい内容でした。
 昨年の名古屋場所の伯桜鵬,秋場所の熱海富士,今年の初場所の大の里,そして今場所の尊富士のように,毎場所,新入幕の力士が優勝戦線にからんだり,好成績を残したりしています。尊富士はもう一場所みてから評価したいですが,準優勝の大の里は期待どおりの安定した勝ちっぷりであり,実力的には,すでに大関級でしょう。ケガで幕下まで落ちた伯桜鵬は部屋の混乱が気の毒ですが,そのうち再入幕するでしょう。熱海富士は取り口が覚えられてきたのかもしれませんが,いつかは大関に上がれる力はもっているでしょう。

 来年の春場所は,枡席で観戦したいと思っています(まだ,枡席体験がないので,死ぬまでに一度は体験したいです)。その頃は,横綱は琴の若と大の里ではないでしょうかね。豊昇龍と霧島は大関にかろうじて残っているかもしれません。大関候補と言われていた大栄翔や若元春は大関に上がれそうな感じはないですね。それなら朝乃山の復活の可能性のほうが高いかもしれません。

 

 

2024年3月 3日 (日)

東京マラソン

 桃の節句の3月3日。雛祭りに全く関係ない東京マラソンの結果,男子のパリ五輪のマラソン代表の3人目は,MGC3位であった大迫傑選手に決まりました。今日の東京マラソンで,2時間550秒を切った日本人トップが3人目の代表に選ばれる可能性がありましたが,切れる選手はでませんでした。西山雄介選手は頑張りましたが,40秒近く届きませんでした。とはいえ,トップのケニア(Kenya)のキプルト(Kipruto)は2時間216秒で,その差は4分以上ある9位ということを考えると,日本だけの話としてみれば盛り上がったところもありますが,世界とは勝負にならないローカルな盛り上がりです。2時間6分台は,もちろん好記録なのですが……。ちなみに日本記録は鈴木健吾選手の2時間456秒です(今日出場しましたが,2時間1119秒で28位でした)。世界の6大マラソン(東京以外に,ボストン(Boston),ロンドン(London),ベルリン(Berlin),シカゴ(Chicago),ニューヨークシティ(NYC))でみると,2023年のボストンは2時間554秒(ケニアのチェべト(Chebet)),ロンドンは2時間125秒(ケニアのキプタム(Kiputm)),シカゴは2時間035秒(同じくキプタムで,これは世界記録),ベルリンは2時間242秒(東京五輪覇者のケニアのキプチョゲ(Kipchoge))で,シカゴ,ロンドン,ベルリンでは,ケニア勢がすさまじい記録で優勝をさらっています。そのうち2大会で優勝している世界最高の選手であったキプタムは,先月,交通事故で亡くなって,世界に衝撃を与えましたね。人類初の2時間切りの可能性も言われていただけに,残念なことです。
 パリ五輪には,日本からは,男子は,小山直城選手 ,赤崎暁選手 ,大迫選手が出場することになります。小山は自己ベストが2時間740秒,赤崎が2時間91秒です。東京五輪6位の実績のある大迫も年齢的にどうかというところであり,このメンバーで期待できるところはあまりないですね。パリ五輪の陸上は8月だそうで,どれくらいの暑さになるかわかりませんが,夏のマラソンは自己ベストタイムはあてにならないとはいえ,ケニア勢と勝負できそうにないのは明らかでしょう。

 もちろん応援はしますが,五輪ではマラソンよりも,もう少し短い距離の陸上競技に期待することにしましょう。

 

 

2024年2月23日 (金)

岡田スタイル

 阪神タイガースの「アレンパ」がかかる今年のプロ野球ですが,もうすでにシーズンが始まったかのように,個人的には,阪神の情報を追っかけています。これだけ強くなると,みていて面白いです。サトテルは飛躍するか,外野の熾烈なポジション争いで誰が勝つか,充実の投手陣のなかで誰がローテーション投手の座をつかむか,超高校級といわれている高卒2年目の門別投手は江夏豊の再来となるか(江夏は高卒2年目で,いまでも破られていない年間最多三振記録をつくりました)など,見所満点です。
 いつも言っているように,監督が変わるとここまで変わるのかと驚きです。もっとも,岡田監督のスタイルは,時代に逆行しているようなところもあります。前の矢野監督は,選手との距離が近く,選手をファーストネームで読んだり,ホームランのときにメダルをかけるといった子供じみたことをしたりしていました。監督は兄貴という感じでした。一方,岡田監督は,選手にはほとんど直接声をかけないそうです。兄貴ではなく,怖いオジさんでしょう。選手へのコメントも,マスメディア経由で本人に伝わるようにしています(これは監督のコメントが,ほぼ必ずマスメディアに取り上げられる人気球団だからこそのことでしょうが)。選手は,間接的に聞くことになる監督のコメントの意図を探りながら行動しなければなりません。これは昭和時代のやり方のような気もします。ところが,プロ野球のようなところでは,一般社会ではパワハラとなりかねないことでも,結果(勝利)がすべてのプロの世界なので,結果が出ているかぎりは問題とならないのでしょう。よく考えると,岡田監督のスタイルのほうが,実は選手の自主性を高め,その力を伸ばしていく面があります。どうしても困っているときには,監督が直々にアドバイスすることもありますが,日頃そういうことをしていないので,これもまた効果的です。何よりも岡田監督が大の阪神ファンであり,純粋に阪神を強くするためには何でもやるということを知っているので,選手も納得しやすいのかもしれません(選手のために,四球をとるといった地味な貢献も年俸の査定で考慮するようフロントに進言したのも岡田監督です)。距離を近くして,フレンドリーに接することだけがよいのではありません。チームが強くなるという目的のための手段として何がよいのかを考えると,勝利のためということに徹している岡田スタイルもあるということでしょう。もちろん岡田スタイルの最終評価は,「アレンパ」ができるかによって変わってくるかもしれません。単発の優勝は,勢いでできることもありますので。

 プロ野球の世界の話を,そのまま労働の世界にあてはめることはできませんが,岡田スタイルが成功するかどうかは,経営者にとっても注目でしょう。

 

 

2024年1月29日 (月)

大相撲初場所

 大相撲の初場所は,照ノ富士の優勝(9度目)で終わりました。休場明けで,中日までに2敗したときは苦しいかと思いましたし,存在感もあまりありませんでした。翔猿を荒い相撲で押し出したときに,感情むき出しであったところは,横綱としてどうかという批判もありました。ところが,終わってみれば132敗でした。終盤戦の迫力はすごかったです。若き挑戦者の大の里を退け,琴ノ若にも完勝しました。14日目の豊昇龍戦が不戦勝で休めたのも大きかったでしょう。千秋楽の霧島戦は,格の違いを見せつけて,霧島が可哀想になったくらいです。霧島は綱取りの場所ですが,この一番で綱取りなど,あっというまにしぼんでしまいました。琴ノ若に対しては,優勝決定戦でも熱戦ではありましたが退けて,横綱の貫禄を見せました。こういう相撲をみせられると,膝に爆弾をかかえていても,まだやれるし,いなくては困る力士だと思いました。
 琴ノ若は大関昇進となりそうですが,ぜひ強い大関になって,短期で横綱昇進してほしいです。おじいさんの琴櫻は,万年大関かと思っていたら,突然,目覚めて連続優勝で横綱になりました。輪湖時代の到来までの短命横綱でしたが,でも一瞬の輝きで頂点をとったことが印象的でした。
 熱海富士や豪ノ山など,ここ数場所活躍していた若手にとっては,今場所は試練の場所になりました。そのなかで,驚きの新星が上記の大の里です。稀勢の里の二所ノ関部屋のホープです。今場所は,新入幕なのに,横綱との対戦が組まれるなど(この割り崩しのため,照ノ富士はやや苦手の関脇大栄翔戦がなくなり,優勝に有利となった可能性があります),得るところの多い場所であったと思います。どことなく北の湖を彷彿とさせるところがあります。
 今場所途中休場の貴景勝は,来場所はカド番です。そろそろ大関の地位を守るのが難しくなってきたかもしれません。ケガを直して,若手への壁となってほしいです。
 大ケガで幕下に転落していた若隆景は幕下優勝で,十両復帰が確定的です。ここからもう一度這い上がってほしいですね。若元春は照ノ富士をたおすなど復活をみせ,2桁勝利で来場所は関脇復帰が濃厚です。再び大関昇進に向けて挑みます。朝乃山と並んで次の王関候補です(朝乃山は復帰ですが)。

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