スポーツ

2022年12月 6日 (火)

PK対策も重要?

 昨日は,試合開始の0時まで起きていることができずに,力尽きて23時半くらいに寝てしまいましたが,2時ぐらいに目が覚めてスマホで確認したら,同点で延長戦に入っていることがわかったので,完全に目が覚めてしまい,そこからテレビで観戦していました。延長の後半ぐらいしかきちんと見ていませんでしたが,良い試合であったように思います。クロアチアもよく攻めていましたが, 日本も隙があれば襲い掛かろうとする姿勢は十分にあって,互角に戦っていたのではないかと思います。勇気づけられた人が多いというのも,よくわかります。日本選手は胸をはって帰ってきてほしいです。
 ただ,PK戦は残念でした。PK戦は運であり,これで負けても仕方がないという言い方がよくされますが,ほんとうにそうなのでしょうか。PKが上手な選手というのもいるわけで,やはりスキルの差がでてくるのではないかと思います(元ガンバの遠藤保仁のコロコロやRomaTottiの”cucchiaio”などは名人芸です)。加えてゴールキーパー(GK)のスキルも重要でしょう。私の誤解かもしれませんが,PK戦が始まるまでの間,GKの権田に,何か策が与えられたという感じはありませんでした。試合前から十分に準備していたのかもしれませんが(誰が蹴ってくるか分からないとはいえ,代表選手の過去のPKを分析することはできたでしょう)。また日本チームのキッカーは立候補制だったそうですが,これも事前に準備しておくべきなのではないでしょうかね。PKに堂安が残っていれば違っていたかもと考えると,交替させずに残しておく手もあったかもしれません。ただこれは結果論でしょうね。
 現在のサッカーは情報戦なので,GKなら,相手選手の得意なコースなどの情報を得ていると,かなり守りやすいはずです。1990年のワールドカップの準決勝で,イタリアとアルゼンチンの試合はPK戦になりましたが,当時NapoliでプレーしていたMaradonaが,イタリア選手の特徴をよく知っていたので,GKに教えていたという話を聞いたことがあります(真偽は不明です)。もしそうなら,これも情報戦の一つですよね。
 同点に終わって満足するのではなく,その先のPK戦まで見越して,作戦を練っておくことも必要でしょう。そういえば,同じイタリアが,アメリカ大会の決勝で,ブラジル相手にやはりPK戦になって,Baresiがいきなり外し,Roberto Baggioまで外して,優勝を逃したことがありました。PKは,あれだけの超一流選手にもプレッシャーがかかるものなのでしょう。だからこそ,そこをうまく克服できれば,日本にもチャンスが出てくるかもしれません。そのイタリアが2006年に優勝したときの決勝戦も,フランスとのPK戦でした。あのZidane Materazziへの頭突きによるレッドカードという後味の悪い試合でも有名ですが,当時すでに世界的なGKであったBuffonがしっかり守っていました。
 森保監督も,今回の敗戦後に,PKの精度の向上を課題にあげたそうですが,チームとして戦略的に,PK技術の向上と相手方選手のPKの分析をすることも,ベスト8以上に進出するうえで必要かもしれません。ここではデジタル技術の出番です。AIに予想をさせて,GKの動きの癖やキッカーの癖を,それぞれキッカーやGKに伝えることは,ルール違反ではないですよね(将来的にはわかりませんが)。
 決勝トーナメントでは実力が拮抗するなか120分で決着が付けられないことも多いので,PKに強くなることは上に行くために必要だなと思いました。PKは運だ,というだけでは進歩しないような気がしますが,これは素人考えでしょうか。

2022年12月 2日 (金)

2大会連続の16強

 さすがに4時には起きれなかったのですが,5時くらいにトイレで覚めたときにスマホをみて同点となっていたので,思い切って起きようと決意してテレビをつけたら,すでに逆転していました。そこからずっと観ていましたが,感動しましたね。三苫がよく機能していたように思えました。堂安のゴールは,リアルタイムでは観ていませんが,きれいなゴールでした。田中の2点目は,人間の眼だと三苫のキックのときにゴールラインから出ていたようにみえますが,VARのおかげで救われたという感じですね。
 ドイツ・コスタリカ(Costa Rica)戦との同時進行もハラハラでした。日本は勝てばグループステージ突破ですが,1点差での引き分けとなると,ドイツ・コスタリカ戦の結果に左右されてしまいます。途中でコスタリカがリードしたときは驚きました。このままいけば,スペインとドイツが予選敗退ということになりそうでしたが,そこからドイツが猛烈に巻き返して勝ち,しかし結局,日本も勝ってしまったために,ドイツは得失点差や総得点差のリードをいかせないことになりました。ドイツとしては悔しいグループステージ敗退ですが,スペインがコスタリカから大量得点をとらず,たとえば10くらいであれば,結果は変わっていたかもしれません。点は取れるときに取っておかなければならないということですね。
 日本は,前のロシア大会では,コロンビアに勝って,セネガルに引き分けて,最終戦はポーランド戦でした。試合途中で01で負けていましたが,ほぼ同時進行であったセネガルが1点差で負けていることを知って,最後の10分は勝負を逃げて球を回すだけにして,ファールをもらわず,得点も奪われないようにするという超消極戦術をとり,セネガルが点を入れて引き分けたらおしまいだったのですが,そうならないことに賭けました。結果は,セネガルとの警告数(フェアプレイポイント)の差で決勝トーナメントに進出しましたが,点を取りに行かない戦術は批判も受けてしまいました。それでもベスト16でのベルギー戦は,相手をあと一歩のところまで追い詰めましたが,最後は逆転され,世界の壁を感じさせられました。
 今回は,W杯優勝経験国2国をやぶっての堂々のベスト16です。16強は同じでも,明らかに前回よりも内容がよいです。次は,ベスト8を目指して,前回準優勝のクロアチア戦です。クロアチアというと,一度も行ったことがない国で,ドブロヴニクには是非行きたいと思っています。カズもかつてザグレブに所属していました。決して裕福な国ではありませんが,サッカーは強いです。モドリッチのようにバロンドール(Ballon d'Or)をとったことのあるすごい選手もいます。今度は夜中の60時が試合開始なので,なんとか観戦することができそうです。個人的には,久保と鎌田にもっと活躍してほしいと思っています。

 

2022年11月28日 (月)

日曜スポーツ

 昨日の日曜日は,多くの人が19時からテレビに釘づけになったことでしょう。Costa Rica(コスタリカ)戦の敗戦はショックでしたが,ワールドカップですから,そう簡単に勝てるわけがないということでしょう。相手は戦術が徹底されていました。日本は前半は攻勢でしたが,これは相手に攻めさせられていたという面もあり,徐々に行けそうだが行けないということが焦りになり,攻撃は空回りを続けた感じでした。初戦のメンバーを代えたことは,悪いことではないと思いますし,相馬や山下はそれなりに活躍しましたし,上田が前田よりも出来が悪かったようにも思えません。守田も負傷の影響はあまり感じさせなかったと思います。むしろ相手のほうが,しっかり防御の枚数をそろえて,敵の攻撃をひたすらかわし,無理をせずにじっとチャンスをうかがい,ワンチャンスでしとめたという点で見事だったのでしょう。スペイン戦では最低引き分けが必要ということで,厳しくなりました。スペインは引き分けで決勝トーナメント進出が決まります。どっちにしても,コスタリカがドイツに勝てば日本は敗退ですし,日本がスペインと引き分けて,コスタリカがドイツと引き分けてくれると,日本が勝ち残ります(初戦でコスタリカが大敗してくれていることが効いてきます)。ただ普通に考えると,ドイツが勝つでしょう。そうなると,ドイツが勝った場合は,得点次第ということです。日本は得失点差0となりますので,現在得失点差が-1のドイツが2点差で勝てばドイツが突破,1点差であれば総得点の差となりますので,ここまで日本は2点,ドイツは3点ですので,日本が引き分けてもスペインから何点とったかが大切になります。スコアレスドローねらいでは危ないです。もし総得点も同点となれば,直接対決で勝っている日本が突破となります。同時開始の最終戦は大注目ですが,試合時間が朝4時開始というのは困ったものですね。朝起きたときに朗報が聞けたらいいですが。
 もう一つ,大相撲は今場所も面白かったです。絶対的な横綱が休場で不在のほうが面白いですね。最後は平幕の阿炎が巴戦を制して逆転優勝しました。高安は,豊昇龍が途中で脱落してチャンス到来という感じでしたが,またも土壇場で力を発揮できなかったです。貴景勝は,最後は阿炎に負けましたが,123敗は大関の責任をはたしたといえるでしょう。来場所は,綱取りという声もあるようですが,横綱がいない場所の12勝ではちょっと無理でしょう。ただ最後の3日間で,豊昇龍,王鵬,若隆景に3連勝したところは,見事だったと思います。取組としてもよかったと思います。実は,貴景勝は,同じ大関の正代や関脇の御嶽海との対戦が組まれませんでした。正代はもはや大関の価値はありませんでしたし,御嶽海も10勝で大関復帰ができる場所でしたが,負け越すなど元気がなく,上位陣で孤軍奮闘する貴景勝にあてても,盛り上がらない取組になりそうでした。逆にいうと,それだけ正代も御嶽海もダメだったということです。最終盤で優勝がかかっている下位力士に対して,割を崩して上位陣とあてるというようなことは,これまでもありましたが,先場所優勝だが不調であった玉鷲も含めて,小結以上の3人がいずれも大関貴景勝とあたらなかったというような割の崩し方は尋常ではないような気がします。
 ともあれ阿炎は,実力は折り紙付きであり,これから上位に戻ってくるでしょう。やんちゃ坊主が本気になれば,豊昇龍,若隆景と並ぶ大関候補になる可能性は十分です。この争いに,十両復帰が濃厚な朝乃山が,割り込んでこれるかです。まだ番付上は遠いですが。

2022年11月23日 (水)

大会批判は妥当か

 サッカーのワールドカップのQatar大会は,開幕戦でオフサイドのテクノロジー判定があって驚きました。前大会から入ったVAR(Video Assistant Referee)もサッカーを変えたと言われていますが,人間の眼ではチェックできないところをしっかり確認できるということで,以前のサッカーにあった見つからなければよいというような狡猾なプレーが減ることになるのでしょうかね。将来的には,人間の審判なしのゲームも可能かもしれません。ただ,ファールの判定基準をAIに学習させるのは容易ではないかもしれませんが。
 Saudi Arabia Argentina に勝った試合はびっくりしました。後半から観たのですが,いきなり同点,逆転となって,そのあとは試合に釘付けになりました。大番狂わせなのでしょうが,Saudiが堂々と勝ちきった感じです。スタジアムの応援も大きかったかもしれません。中東のチームと戦う相手は大変ですね。
 スタジアム外ですが,FIFAInfantino 会長(イタリア系スイス人)は,Qatar大会への批判が高まることについて,"For what we have been doing for 3,000 years around the world, we should be apologizing for the next 3,000 years before giving moral lessons“,と述べました。Qatarでスタジアム建設に従事した移民労働者が過酷な労働条件で働かされていたこと,Qatarが同性愛を認めていないことなどが批判の対象のようです。人権に敏感であることは当然ですし,その点でQatarに問題なしとはいえないのでしょうが,やや違和感もあります。WBSで滝田洋一さんが言われていたように,新疆ウイグル地区の人権問題を抱えていた中国で開かれた北京の冬季オリンピックでは,そこまでの批判はありませんでした。Qatarは中国と違って弱小国だから,思い切って批判しているのではないか,というのです。
 Infantino会長の発言は,ワールドカップを守る立場にあるからという理由もあるでしょうが,欧州人としては勇気あるものであり,非欧州人が思っていることを口にしてくれた気もします。ほんとうに前向きに物事を考えるのであれば,この大会を潰すことではないのでは,という意見にも耳を傾けるべきでしょう。むしろQatarに押し寄せて,ビールを飲ませろという多くの西洋人たちこそ,異国の宗教や文化への配慮に欠けるとは言えないでしょうかね。西洋人の考える人権も,彼ら,彼女らが長い歴史のなかではごく最近につかんだ一つの文化にすぎないともいえるからです。

2022年11月19日 (土)

岡田監督登場

 岡田彰布監督の登場により,シーズンが終わったばかりなのに,阪神タイガースの話が毎日報道されています。監督は優勝という言葉は封印して「アレ」と言うことにしているそうなので,私たちもそれに従うことにしましょう。「アレ」にそれほどこだわらなくてもよいですが,今年とほぼ同じような戦力で,監督が変わると野球がどこまで変わるかが楽しみです。同じ素材で料理がどう変わってくるのか,という感じです。
 今年はこれだけハズレ外国人をひいても,ここまで戦えたというのは誉めるべきなのか,スカウトの能力の低さを嘆くべきなのかよくわかりませんが,日本人だけで日本シリーズを制覇したオリックスを見習って,高い年俸の外国人に頼らないチーム作りをしてもよいような気がします。
   センター近本以外は競争で,サトテルが3塁,大山が1塁に固定すると監督は言っていますが,実際にはどうなるかわかりません。中野は2塁にコンバート,小幡をショートでと言っていますが,もちろん糸原,木波あたりも黙ってはいないでしょうし,日本ハムから有力な選手をトレードで得ています。外野は近本以外はぽっかり空いている感じで激戦が繰り広げられるでしょう。高山の復活待望論もありますが,再生するでしょうか。監督が替わった今年が彼にとっての最後のチャンスでしょう。
 投手陣については,岡田監督は,前の監督のときJFKというシステムをつくりだしました。先発が6回まで1点でもリードしていれば,7回から1イニングずつ3人の投手(Jeff Williams,藤川球児,久保田智之)を繰り出し,抑え込むという戦法です。クローザーができるくらいの力をもつ投手を3人そろえなければできないことです。この戦法は革命的であったと言われているのですが,私がもし監督だったら,これを進化させて,3回までに1点でも勝っていれば,6人の投手を投入して抑え込むという戦法を考えてみたいですね。これだと先発には勝ちがつきませんが,年俸で評価するのです。先発完投型の投手は集めず,短いイニングなら抑えられるという投手を中心に集めるのです。先発投手は,かつてのように完投できる投手は少なくなってはいるものの,勝ち投手の権利を得られる5回までは投げるべきとか,6回を自責点3点以内におさえるクオリティ・スタート(Quality Start)は大切だとか言われてきているのですが,発想を切り替えて,JFK戦法の拡大版で戦うことも試してみてもよいと思います。新しいJFKは,岩崎,浜地,湯浅(IHY)にして,青柳,伊藤以外は(西勇には期待していません),高橋遙人,西純,秋山,才気は3イニングだけで,岩貞,桐敷,及川,島本,小川,ケラーあたりでつないで,最後はIHYでしめるというのはどうでしょうかね。

2022年11月 6日 (日)

全日本大学駅伝

 全日本大学駅伝は,駒澤大学の3連覇で終わりました。これで今シーズンは出雲駅伝についで2冠です。来年正月の箱根で3冠をめざすことになります。今朝はずっと観ていたわけではありませんが,随時レース展開を確認していました。第1区で青山学院がなぜか大きく飛び出して,留学生には抜かれましたが,そのまま2位でなんとか逃げ切ったのには驚きました。しかし,青山学院の2区が大ブレーキで,そこで脱落しました。最終的には3位まで追い上げましたが,最終区で國學院に抜かれたのは悔しかったでしょう。関西勢は残念ながら,関東の大学に勝てなかったです。大学駅伝の東高西低は,箱根駅伝の人気の高さにより関西の有力選手が関東の大学に行ってしまうことによるのですが,関西でも何か面白い大学駅伝の企画をやれればよいのですけどね。  それはさておき,今日も駒澤は強かったです。田澤廉という大エースがいますが,このエースが期待どおりに走り,しかも驚異的な区間新記録をだしたのは見事でした。出雲のアンカーで好走した鈴木芽吹を温存して大会新記録を大幅に更新する優勝は,駒澤大学が別次元の強さをもっていることを日本中に知らしめることになったでしょう。1年生が2人活躍したのも大きいです。1年生は佐藤圭汰だけではなかったのですね。箱根は10人が走り,山登り・山下りなど特殊なコースがありますし,各区間の距離も伸びるので,出雲や全日本と同じようにはいかないでしょうが,駒澤・國學院のワン・ツーフィニッシュがもう一回観られるか楽しみです。

2022年10月14日 (金)

3連敗

 矢野監督のラストゲームは,ちょっと残念な試合になりました。ヤクルトは3連勝(阪神は3連敗)して,王者にふさわしい勝ち方をしてくれました。ひょっとしたらという希望もありましたし,今回の試合をみても勝てない相手ではなかったのですが,最後はヤクルトの執念が上回った感じです。今日のヤクルトの逆転は,村上がボテボテのピッチャーゴロでも必死に走って生み出しました。三冠王のこの姿勢に,脱帽です。ヤクルトこそ日本シリーズに出場するにふさわしいチームです。阪神は,来季は岡田監督に託すことになります。彼は阪神の監督の難しさは経験済みです。コーチ陣を一新して,ぜひ選手にカツをいれてもらいたいですね。
 話は変わって将棋の里見香奈女流五冠の挑戦も3連敗で終わってしまいました。プロ棋士になる道は厳しかったです。対戦相手の棋士の強さを見せつけられた感じでした。これまで資格を得て挑戦した人のなかでは,初めての不合格となりました。女流のプロ棋士の誕生はいつになるでしょうか。里見さんには再挑戦してもらいたいですね(再挑戦が可能かどうかは知りませんが)。男性のアマの小山怜央さんも,編入試験の資格を得ており,同時並行になりそうでしたが,里見さんの不合格が先に決まってしまいました。力の落ちた男性棋士がアマチュアや女流棋士に負けて勝率要件で決まる受験資格を与えたところを,若手棋士が試験で阻止したという構図にもみえます。熾烈な三段リーグを突破したばかりの若手四段を対戦相手にするのは,受験者にはきついでしょうが,三段リーグを通らないルートですのでやむを得ないですし,公平な扱いだと思います。

2022年10月10日 (月)

スポーツの日

 「体育の日」から,いつのまにか「スポーツの日」となっていました。Wikipediaでみたら,国民の祝日に関する法律の改正で,2020年に10月の第2土曜日が「スポーツの日」になっていたのですが,オリンピックに合わせて特措法で祝日をオリンピック開幕の7月にずらせていました。ということで,今日が10月の本来の位置での最初の「スポーツの日」のようです。
 「体育」が「スポーツ」になったのは,そのほうが広い意味だからですが,カタカナのまま使っているのは,日本語にできない言葉ということなのでしょうね。イタリア語でもsportと英語のままで使っていたと思います。アングロサクソン的な概念なのでしょうか。
 ということでスポーツの話題をしますと,プロ野球セリーグは,阪神がDeNA21敗と勝ち越して,CSのファイナルへの進出を決めました。3試合ともロースコアの接戦で,先攻なので苦しかったですが,湯浅が頑張りました。相変わらずの貧打ですが,これはお互い様です。青柳と伊藤を使ってしまったので,ヤクルト戦は,先発はどうなるでしょうかね。二人は中5日で第3戦と第4戦の先発で使えるでしょうが,重要な初戦の先発を誰に任せるかが問題です。ペナントレースの開幕戦で投げた藤浪が,ここでも来るでしょう。第2戦は今日も投げた才木か西純矢でしょうかね。それとも巨人移籍が噂される西勇輝でしょうか。先発投手は5回まで抑えてくれれば,あとは盤石のリリーフ陣(岩崎を除く)で抑えることになるので,必ずしも先発要員でなくてもいけるかもしれません。ヤクルトには,シーズン最後のしびれる3試合で負けませんでしたし(2勝1分け),敵は実戦から遠ざかっているので,1勝のビハインドとビジターでの試合というハンディはありますが,それほど不利ではないでしょう。もちろん村上に爆発されたらおしまいなので,対策はしっかりやってもらいたいです。
 大学の3大駅伝の初っぱなの出雲駅伝もありました。全日本と箱根に比べて短い距離でスピードランナーが活躍できる駅伝です。今年3冠をねらう駒澤大学が大会新記録で優勝しました。駒澤は洛南出身の佐藤圭汰選手が入って,戦力アップです。今日も区間新で区間賞をとり,駒澤優勝に貢献しました。大エースの田澤廉選手は,調子がよくなかったようですが,それでも区間2位でトップを維持しました。故障あけで心配されていた鈴木芽吹選手もアンカーで区間賞の快走をしました。
 風が強く,前半の追い風では,風にうまく乗れるランナーが記録を伸ばし,逆に後半の向かい風では,風に負けずに力強い走りができるランナーが順位を上げました。駒澤のライバルの青山学院は4位でしたが,全日本では巻き返しをするでしょう。
 関西勢は4校出ていましたが,地元の関西学院が10位でトップでした。箱根駅伝シードの帝京大学に勝ちました。9位の東洋大学にも途中まで勝っていました。1区の守屋選手は西宮高校出身で区間4位の力走でした。ちなみに同じ1区で区間3位の青山学院の目片選手も須磨学園出身です。次の3大駅伝は116日の全日本駅伝です。関西学院もまた出場するので,応援しましょう。

2022年10月 3日 (月)

タイガースCS進出

 阪神タイガースは,レベルの低い3位争いを勝ち抜き,クライマックスシリーズへの進出を決めました。矢野監督は,今年で退任する意向をシーズンの始まる前からすでに表明しており,後任には監督経験者の岡田彰布氏が復帰するようです。矢野監督は4年連続Aクラスというのは見事ですが,昨年,首位を独走しながら大逆転されたことなどもあって,結局,優勝はできませんでした。阪神ファンはやはり優勝を望んでいるのでしょうね。いまさら岡田かという声もあるようですが,ここは優勝経験のある監督に託そうというところでしょう。
 矢野監督の野球は手堅く勝ちに行くということではなく,ドラマを求めるタイプだと言われています。ここで彼が抑えてくれれば,あるいは打ってくれればいいなというような感覚で選手起用をするようです。選手思いなのはよいですが,相手方からすると,くみしやすいと思われていたかもしれません。それでも,ここまで勝てたのは,盤石の投手陣がいて,積極走塁などが功を奏していたのでしょう。しかし捕手を固定できなかったこと,チームの主軸打者である佐藤や大山のポジションを動かしすぎること,外国人打者に恵まれず,その起用にも疑問があったことなど,頂点を目指すには足りないものがあった感じもします。
 藤浪のポスティングや西勇輝の移籍なども噂されていますが,高橋遙人が来年の途中には戻ってくるでしょうし,投手陣はなお豊富であり,それほど大きな損失にはならないでしょう。あとは投手と打者に1人ずつでも良い外国人を獲得できれば十分です。ただ,それが簡単ではないのですが。
 CSはおまけという感じもしますが,選手は岡田新監督へのアピールもあるでしょうから,真剣に戦うでしょう。苦手の横浜球場でのDeNA戦から始まるのは試練ですが,ここを突破すれば,今期はヤクルトとは互角に戦ってきたので,56号の「村神様」さえ注意すれば,ひょっとしてという期待が出てきます。思えば開幕戦でヤクルトに7点差を逆転されたという衝撃の敗戦が,今期の躓きの始まりでした。藤浪の勝ちが消え,その後を投げて打たれてしまった斎藤も岩崎もケラーも苦しいシーズンとなりました。岩崎はケラーに代わって,抑えに抜擢されて,そこそこ頑張りましたが,岩崎が打たれて負けた試合もかなりありました。呪われた開幕試合の挽回をするためにも,ぜひDeNAに勝って,ヤクルトにチャレンジしてもらいたいですね。

2022年9月26日 (月)

押し相撲の魅力

 大関がこれだけ弱い場所というのは珍しいのではないでしょうか。クンロク大関(10勝できない大関)というのは,弱い大関への非難をこめた言葉でしたが,いまは9勝どころか勝ち越しもできない大関が増えています。2場所ごとに勝ち越せば大関の地位は維持できるくらいの意識ではないかと疑いたくなります。大関は15場所在位して,横綱に昇進できなければ,引退か,さもなくば関脇に降格というくらいにしてもらったほうがよいですね。
 元大関,朝乃山は,6場所出場停止の懲戒処分で三段目まで落ちましたが,処分明けの先場所は優勝して幕下15枚目まで上がり,ここでも優勝すれば十両復帰が確実でしたが,まさかの1敗で6勝にとどまり,十両復帰は持ち込しとなりました。朝乃山も大関昇進後は,かつての輝きを感じなくなっていましたが,今場所の大関ほどひどくありませんでした。貴景勝は10番勝ちましたが,横綱戦はなく,大関御嶽海戦も組まれず,10勝の価値はあまりないでしょう。むしろ,優勝を目指していた北勝富士戦相手に,立ち会いの変化で勝つといった情けない相撲をとって,翌日は,若隆景に逆に立ち会いに変化されて負けています。琴ノ若戦も,張り手がちょっと見苦しく,大関の相撲とは思えません。地元出身なので,応援したいのですが,同じ押し相撲でも,今場所優勝した玉鷲の格調高さや,その玉鷲と最後まで優勝を争った高安の力強さに比べるとかなり見劣りします。貴景勝は大関とはいえ,押し相撲の第一人者とは言えないです。
 私は押し相撲は,単純な感じがして,あまり好きではなく,四つ相撲のほうが面白いと思っていましたが,今場所は押し相撲の良さを味わうことができました。来場所には照ノ富士も復帰するでしょう。陥落した御嶽海やカド番の正代はもともと関脇クラスの力士です。貴景勝も残念ながら同じような感じがします。次代を担うのは若隆景のような力士でしょう。先場所は8勝でしたが,今場所は11番勝っています。横綱戦と正代戦はなかったものの,御嶽海と貴景勝に勝っています。来場所は,横綱,大関を総なめにして14勝くらいで2度目の優勝をとげれば大関昇進もあるかもしれませんね。