« フリーランス法制についてのヒアリング | トップページ | 世界陸上4日目 »

2025年9月16日 (火)

世界陸上3日目はDuplantisの日

 昨日の世界陸上3日目は,SwedenのスーパースターのDuplantisの世界記録を最後まで観ていたために,寝るのが遅くなりました。ほんとうに良いものをみせてもらいました。ノーミスで金メダルを確定させたうえで,前人未到の6メートル30センチに挑戦となりました。最初の2回は惜しいところで失敗でしたが,3回目,なんとなく予感はしていましたが,バーは揺らしながらも見事に成功です。競技場にいた人もほとんど誰も帰っていなかったでしょう。棒高跳びでこれだけ感動を与えてくれるとは……。映画の演出ではないかと思えるような劇的な世界記録でした。
 午前中の男子マラソンは,アフリカの有力勢が脱落していくなかで,日本選手にも十分にチャンスがあるレースとなりましたが,惨敗でしたね。たしかに近藤選手はなんとかくらいついていて善戦したとはいえますし,ずっと観戦していたので,よく頑張ったと言いたいですが,結果は11位と厳しいものでした。ほかの二人は勝負にもなりませんでした。
 同じ善戦でも,3000メートル障害の三浦龍司はすごかったです(彼に対しては,いつも同じようなコメントをしているかもしれませんが)。8位ですが,最後の最後まで,観ている人に夢を与えてくれました。最後に後ろの選手と接触してバランスが崩れたのが残念でした(反則を受けたかどうかよくわかりませんでしたが,セパレートではない中距離のラストスパートは疲れ切ったなかでの激走で激しい肉弾戦となり接触が起こりやすいです)。いずれにせよ,メダルが十分に射程圏ということはよくわかりました。それにしても日本人でこの競技で勝負できるのはすごいことです。ハードル競技のほうがテクニックが必要であり,その点で器用さがある日本人に勝負ができる要素があるということかもしれません。かつて400メートル障害で為末大選手も活躍しましたね(今回は400障害は,3人とも予選敗退です。為末の偉大さがわかります)。三浦選手は,かつての新宅雅也選手と同じように,3000メートル障害からマラソンへと飛び立っていくつもりかもしれませんね。
 110メートル障害は,泉谷選手がフライングぎみの隣の選手に影響されて,スタートが大幅に遅れてしまい予選敗退となったのはもったいなかったですが,村竹選手と野本選手は着順で準決勝進出です。と書いていたところ,泉谷選手が,一人棄権が出たので,準決勝進出が決まりました。
 男子走り幅跳びは,橋岡選手がわずかの差で決勝進出ができませんでした。3回目の跳躍が良かっただけに,もったいなかったですね。

« フリーランス法制についてのヒアリング | トップページ | 世界陸上4日目 »

スポーツ」カテゴリの記事