世界陸上5日目・6日目
世界陸上の5日目は1500メートル決勝に注目していました。イギリスから3選手も出ていました。伝統的にイギリスは強いですね。優勝候補だったJosh Kerr選手ですが,途中で足のトラブルがあったようで脱落しました。でも最後まで走りきったのは見事です。優勝は,Wightmanかと思っていたら,最後はポルトガルのNaderが大逆転です。1500メートルはやはり面白いです。日本人には厳しい競技ですが,いつか出てきてほしいですね。
6日目は,田中希実さんが5000メートル予選に出場し,先頭を最後まで引っ張って見事に5位で決勝進出です。次の2組の廣中璃梨佳さんは果敢に飛ばしましたが,最後は抜かれてしまいました。800メートル女子の予選は,注目の久保凛選手が登場しました。厳しいレースになりましたが,まだ高校生です。勉強の1戦です。大会に出場できたこと自体が快挙です。800メートルは,体格が違う外国人選手に囲まれてしまうと,スピードが出せないので,このあたりが今後の課題でしょうかね。
男子200メートルは,鵜澤は準決勝に進出しましたが,わずかに届かず,決勝を逃しました。かつての銅メダリストの末續選手は偉大でしたね。男子400メートルは,中島佑気ジョゼフは5位でしたが,健闘しました。ただ決勝では自己ベストを出さなければ厳しいです。決勝まで体力を残せるかが勝負ですね。メダルは十分にみえているので,次の勝負に期待していたいです。400メートル女性は,マクローフリン・レブロン(Maclaughlin-Levrone)が優勝しました。400ハードルでも金メダルをとっている選手ですが,やたら織田裕二が推しているのが,ちょっとうざかったですが,走りはとてもきれいで見事な走法でした。すばらしい金メダルです。

