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2025年9月14日 (日)

世界陸上2日目

 30分繰り上げて早朝から行われた女子マラソン。途中では,日本選手は厳しいかもしれないと思いながら観ていましたが,最後に小林香菜選手の驚異的な追い上げに心を打たれました。こじつけかもしれませんが,人生はこういうものだなと感じました。エリート選手に引き離されて苦しい展開になったものの,そこからの粘りが本当に素晴らしかったです。最初は軽くTVで流していただけなのですが,途中から目が離せなくなり,ゴールの瞬間には思わず感動してしまいました。陸上競技の多くは個人競技なので,選手一人ひとりにドラマがあり,それが観る者の心を動かします。小林香菜選手は早稲田大学出身で,在学中はマラソン同好会のようなサークルに所属していたそうです。そこから実業団に進み,急速に力を伸ばしてきました。人生はどんなルートを通っても,良い指導者との出会い次第で目標に到達できるということで,多くの人に希望を与えることでしょう。今回の7位入賞は金メダルとは違いますが,高橋尚子選手や野口みずき選手が金メダルを獲得した頃の状況とは,今は少し違うのかもしれません。ケニアやエチオピア選手の絶対的な強さのなかで,大和撫子がアジア勢で唯一,結果を出してくれました。️
 一方,男子1万mは厳しい戦いでした。スローペースで始まったので,まずいと思いました。最後のスピード勝負では勝てないからです。やっぱり,実力の差は大きかったですね。鈴木芽吹選手は駒澤大学時代から応援している選手で,今回は厳しい結果でしたが,その経験を糧にさらなる飛躍を期待しています。まずは1万mで6位入賞した廣中璃梨佳選手のように,粘りきって走れるようになってほしいです。

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