老眼を超えて
遠近両用のコンタクトレンズを買ったところ,ちょっと大げさですが,かなり生活が変わりました。外出時に老眼鏡を持ち歩く必要がなくなりました。状況に応じて,先日も書いた,中近両用の眼鏡と使い分けています。目を使う仕事をしているので,もっと早く思い切って購入しておけばよかったです。メガネもコンタクトレンズも高額商品なので,いま持っているものを使うことができるならば,あえて買い替える必要はない(コンタクトはより高額の遠近両用にしなくてよい)という節約志向(思考)でしたが,必要な出費をしないのはよくありませんね。反省しています。
目の調子は,答案の採点作業にも大きく影響します。とくにLSの答案は,学生が限られた時間で必死に書いてくるので,解読するのに困ることが少なくありません。老眼には厳しいのですが,今年は眼鏡のおかげで,さほどつらくありませんでした。そうなると採点に向かうときの気持ちも,どことなく学生に対して優しい気持ちになれそうです(?)。そのためかどうかわかりませんが,今回は珍しく「不可」はいませんでした。
ただ,もうすぐコンピュータで答案を書く時代に入ります。もっと早く実現できたのでしょうが,これでようやく採点業務のつらさから解放されるシニアの先生方も少なくないでしょう。データで答案をもらえれば,生成AIで採点の下作業をしてもらえるかもしれません。長く教師を苦しめてきた採点作業から,もう少ししたら開放されるのかもしれませんね。小学校や幼稚園などでは,まだ教師が手書きをしているところもあるようです。手書きのきれいな字のメッセージなどをもらえれば嬉しくなりますが,それが労働強化につながっていると思うと保護者も望んではいけないのかもしれません。もちろん人のハートを掴むのは,アナログ的なものでしょう。
今回の採点では,手書きというわけにはいきませんが,答案が例年より少なかったこともあるので,一人ひとりに答案へのコメントを書いたメールを送りたいと思っています。
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