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2025年8月 9日 (土)

東洋大姫路初戦突破

 夏の高校野球で,兵庫県代表の東洋大姫路が久しぶりに勝利しました。今春の選抜では,1回戦で17年ぶりの白星をあげましたが,2回戦で敗退。今回の夏は14年ぶりの勝利となります。
 兵庫県代表といえば,昨年の報徳学園は選抜で2年連続準優勝を果たし,優勝候補とも目されていました。しかし,兵庫県大会で力を使い切ってしまったのでしょうか。一昨年は5回戦で神戸国際大付に敗れましたが,その神戸国際大付に決勝で勝ち,報徳とともに春の選抜に出場していた社が兵庫県代表として夏に出場しました。しかし,結果は初戦敗退。昨年は,報徳が県予選準決勝でライバルの社を激戦の末に下し,さらに東洋大姫路を破って決勝へ進出した明石商との接戦を制して全国大会に臨みましたが,初戦で大社旋風に飲まれ,まさかの敗退となりました。阪神にドラフト2位で入った剛腕・今朝丸がいましたが,力を発揮できませんでした。
 一方の東洋大姫路は,全国優勝を果たした履正社時代の岡田監督が母校に戻って以来,着実に力をつけてきました。昨年秋には,エース阪下の活躍で近畿大会を制し,「東洋大姫路は強い」という評価が一気に高まりました。選抜でも優勝候補に挙げる声がありましたが,2回戦で敗退。そしてこの夏は順調に勝ち進み,決勝で報徳学園との激戦を制して甲子園へ戻ってきました。
 昨日の済美(愛媛)戦では,相手エースの軟投に苦しみましたが,最後は強力打線がつかまえました。打者陣の体格がよく,筋トレの成果がうかがえます。阪下は肘の故障で登板できず(背番号10でベンチ入りはしていますが,無理は禁物でしょう),新エースの木下が好投しました。このタイプの力投型投手は日によって出来に差が出やすいだけに,打線がどこまでバックアップできるかが鍵になりそうです。
 次の相手は,智弁学園を破った花巻東です。本来なら智弁とは秋の近畿大会決勝の再戦が夏の2戦目で実現するかと期待されていましたが,智弁はまさかの初戦敗退。油断せず,あの松本投手(後に阪急にドラフト1位で入団)と捕手・安井の黄金バッテリーで優勝した1977年の再現を期待したいところです。

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