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2025年8月13日 (水)

阪神のサトテル

 今日は4タコでしたが,サトテルはどうして覚醒したのでしょうか。5年目の今年。1年目から期待が高かったサトテルは,過去4年間,そこそこの成績は残せているものの,ファンの期待の高さからすると,それに応えることはできていませんでした。あの岡田監督も,サトテルだけは,うまく使いこなせなかったのかもしれません。今年は藤川監督になって生まれ変わりました。昨年までの,どことなく,立ち遅れという感じではなく,きちんと備えて,柔軟にバットコントロールをしています。滑らかにレフト側にヒットやホームランが打てるというのは,どことなくかつてのバースを思い起こさせます。ライトからレフトに吹く浜風のために,左打者にとってはホームランが難しいという甲子園球場をホームにもつ阪神。このチームの左打者でホームラン王が出るのは考えにくいのですが,レフト方面に打てると話は違ってきます。今年のサトテルのホームラン数はダントツであり,キングとなる可能性は高いです。のみならず3冠王もみえています。さらに,昨年までの雑な守備がなくなり,ファインプレーも多く,ゴールデンクラブ賞は確実でしょう。走塁も積極的です。1年でこれだけ変わるのかと思いますが,大リーグにほんとうに行けそうであるという目標がみつかったからかもしれません。実は現在のMLBで出場している打者は,守備はしていません。大谷も二刀流のとき以外はDHです。鈴木も吉田もDHです。MLBの守備のレベルは高く,そのため打撃一本で勝負しなければならないので,ハードルが高くなります。サトテルは,守備や走力もアピールしたいと思っているのかもしれませんね。
 この調子で,3割,40本,100打点達成で,2冠または3冠となると,貢献度が高すぎて,球団はサトテルを手放したくなくなるでしょう。もっとも,ポスティングで譲渡金が釣り上がるので,ここは売り頃と考えるかもしれません。しかし阪神の選手のなかでも絶大な人気を誇る大スター選手なので,すんなり球団は大リーグ行きを認めるでしょうか。もちろん数年後には海外FA移籍の権利を得られるので,そうなると止められませんが。

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