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2025年7月27日 (日)

名古屋場所終わる

 名古屋場所は,琴勝峰が132敗で優勝しました。東の横綱の豊昇龍が早々と休場し,今場所は大の里の場所になるかと思っていたのですが,そうはいきませんでした。大の里は,少し押し損なうと,すぐに引いてしまうという悪い癖があり,途中でそれを反省したように思える取り組みもありました(対霧島戦など)が,勢いのよい力士には通用しませんでした。琴勝峰にも負けてしまい,結局,2差で平幕下位の力士に優勝をさらわれました。大関の琴櫻も存在感がなく(お父さんの琴の若に似た雰囲気が出てきました),関脇の若隆景も10勝が精一杯で,霧島も8勝どまりで,来場所の主役は,どう考えても,今場所を最後まで盛り上げた安青錦や草野でしょう。高安も小結で10勝したので,大関復帰への足がかりとなりました。若貴景も来場所で大きく勝てば大関の声がかかるでしょうが,よほど頑張らなければ苦しいでしょう。熱海富士や伯桜鵬のような期待されていた若手もいるのですが,新勢力の台頭に印象が弱まっています。
 ということで,大の里のように短期間で出世した力士が,そのほかにも,あっという間に大関になりそうな力士が出てきています。1年後の番付がどうなっているか,楽しみです。

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