今年の阪神タイガース
昨日のA級順位戦で,昨日紹介した菅井・渡辺戦以外では,佐藤天彦九段が敗れて6勝3敗で,増田康宏八段に勝った永瀬拓矢九段と星が並びプレーオフとなりました。それにしても王将戦でも挑戦中の永瀬九段の充実ぶりは見事です。藤井聡太竜王・名人(七冠)を追う一番手でしょう。他の棋戦では,豊島将之九段が千田翔太八段に勝ち,自力で残留を決め,稲葉陽八段は,中村太地八段に勝ち,最後に意地を見せました。これで来期は,1位と2位は,藤井名人か,天彦九段か永瀬九段,3位は渡辺明九段,4位は佐々木勇気八段,5位は増田八段,6位は豊島九段,7位は中村八段,8位は千田八段となります。中村八段と千田八段は最終局で負けたことがどう影響するでしょうかね。
今日は久しぶりに野球の話をしましょうか。NHKでは,アメリカのMBLのことをよく報道していますが,ちょっと飽きぎみです(ロボット審判のことは気になっていますが)。私はもちろん阪神タイガースの情報が気になります。攻撃陣は昨年と同じとなりそうですが,これで大丈夫でしょうか。打順は3番サトテル,4番森下,5番大山という並びになりそうです。近本,中野の1,2番は維持されるようで,6番は前川,7番の捕手は梅野,坂本の併用,8番の遊撃手だけが木浪か,小幡か,それとも若手の山田かというところで競争となっています。そのほかにも井上,野口,井坪,高寺など魅力的な選手がいますが,前川の充実ぶりで,左翼に入り込むことは難しくなっています。とはいえ,ケガで離脱もありえますし,とくにセンター近本のところは,フルシーズン近本が出るということは難しい気がしますので,若手はいつでも替わりに入れるように準備をして,いざというときにチャンスをつかんでもらいたいです。投手陣は昨年不調であった人の奮起が期待されます。開幕の広島戦は村上が先発です。エースは才木だと思うのですが,次のカードの昨年日本一のDeNA戦(甲子園)の初戦となります。このほかはビーズリー(Beasley),西(勇),大竹,伊藤(将)というのがローテンションを守ることになるでしょう。ここに及川がからんでこれるでしょうか。ルーキーの伊原も評判が高く,また門別もいますし,このあたりが出てくると楽になるでしょう。もちろん暖かくなると高橋遥人もいます。才木と村上で25勝,高橋とビーズリーで20勝,西と大竹と伊藤で25勝,その他の投手で10勝あたりは計算できて,あと何勝積みませるかというところでしょうか。中継ぎは石井と桐敷,抑えは岩崎とゲラというところですが,その他にも良い投手がたくさんいます。でも何と言っても,サトテルが30本打って90打点をあげれば優勝できるはずなのです(昨年は16本,70打点)。森下も打つでしょうし,大山も今年はかなりやりそうです。外国人選手がいなくても,十分にやっていけます。サトテルが打って,そしてエラーを減らせば,簡単に優勝できます。
唯一の心配は藤川監督です。解説者のときは,冷静な解説で,投手のことはよくわかっている感じでしたが,攻撃のほうはどうでしょうか。どのように采配を振るうか楽しみです。
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