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2024年11月 5日 (火)

全日本大学駅伝

 113日には重要な駅伝の大会がありました。一つは全日本大学駅伝です。出雲駅伝で勝った國學院大學が2冠達成です。これで箱根で3冠達成を目指す資格を得ました。3強と言われた駒澤大学と青山学院が,出雲と同様に,2位と3位に入りました。3校の強さは揺るぎそうにありません。駒澤大学は2区の1年生の桑田がブレーキとなり,早々に優勝戦線から脱落しました。7区の篠原と8区の山川で区間賞をとり,しかも8区は区間新に近いくらいの大快走で2位に上がり底力をみせました。駒澤は3年生のエースの佐藤圭汰がケガのため,出雲も全日本も走っていないなかでの連続2位です。箱根では佐藤が走れそうです。昨年は,佐藤がブレーキとまでは行かなくても,青学に抜かれてしまって往路で勢いが止まったので,今期は雪辱に燃えているでしょう。ただ,全日本のように1人でもブレーキが出てしまうと,國學院と青学が相手の箱根では挽回は難しいでしょうから,藤田監督が桑田を箱根で使うかが注目です(たぶん使うでしょうが)。青学は,出雲も全日本も逆転負けとなっており,これは珍しい感じもします。ただ箱根では抱負な選手層を活かせるので,優勝候補ナンバー1に変わりはないでしょう。國學院は,エースの平林がどの区間で走るのかが見ものですが,昨年力を出しきれなかった選手も,今年は2大駅伝で結果を出しているので,もちろん優勝候補の一つでしょう。
 もう一つ,高校駅伝の兵庫県の予選が行われました。2年ぶりに西脇工業が勝ちました。兵庫県は,須磨学園,報徳,西脇工業の3強が争ってきましたが,今年は西脇工業が勝つだろうということは,昨年から予想されていました。双子の新妻兄弟がずば抜けているからです。この大会も1区で新妻が独走で10キロを30分を切る快走で勝負が決まってしまいました。須磨学園は,昨年の優勝メンバーが残っていましたが,惜しくも2位に終わりました。昨年は須磨学園が全国大会で4位です。8回の全国優勝経験のある西脇工業には,ぜひ全国大学では昨年の須磨学園以上の順位を目指してもらいたいです。女子は須磨学園が予選を勝ちました。昨年は全国大会で6位でしたが,こちらもより上位を目指して頑張ってほしいです。
 
ところで須磨学園で,昨年の全国大会の花の1区で区間賞をとった折田壮太は,今年,青山学院に入り,いきなり全日本駅伝に出場していました。3区で区間5位で見事に1位のまま襷をつなぎました。箱根駅伝でも走るかもしれません。1年生であの青山学院で戦力になっているというのは素晴らしいです。順調に育って,将来的には,マラソンで日本代表になってもらいたいですね。

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