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2024年10月 4日 (金)

選挙ラッシュ

 夕方から急に涼しくなりました。昼夜の気温変化が大きくて,体調管理が難しいですね。コロナもまだ,くすぶっているみたいです。 
 石破政権は,前途多難です。1027日の選挙は,自民党の都合の日程であり,能登の人たちは怒っています。国民のなかに命や生活の危険にさらされている人がいるのに,それへの配慮があまりみられないのは残念です。新内閣が誕生したので,早期に国民の信を得る必要があるというのですが,それも自民党側の都合のように思います。国民は自民党の評価をするのは,もう少し後でもよいと思っているのではないでしょうか。むしろ石破氏と野党との論戦をみたうえでの選挙でよいと思っているでしょう。ただこれは,もう石破氏ではどうしようもなく,総裁選のときの協力の条件であったのかもしれません。それでも総理大臣になれば,ちゃぶ台返しで,俺は国民に向き合うと宣言して,選挙はもう少しあとにすると突っ張ることはできたはずですが,結局は石破氏も自民党村の一員であり,村の掟には逆らえないのでしょう。そうなると,彼に多くの期待はできませんね。このまま選挙に突入すると,野党がきちんと選挙協力ができれば,かなり善戦するのではないでしょうか。 
 選挙といえば兵庫県知事選もあります。1117日投票です。斎藤元知事のまさかの出馬も含め,候補者が乱立しそうで,そうなると,相対的に知名度が高い元知事に有利な状況にもなりそうです。県議会は一致して不信任に投票して県政を再建を図るというのであれば,知事選でも統一候補を出すのが筋のような気がしますが,そうならないのは,本気で県政を立て直したいと思っているわけではなく,とりあえず斎藤降ろしの流れに乗っただけのように思えてしまいます。斎藤氏は,冷静にそこをみていて,敵はそれほど強くないと判断したのかもしれません。いずれにせよ,斎藤氏には,もう一回,知事をやりたいのであれば,県民がもっている疑念についてクリアに説明をし,何をどう反省しているのかを最低限,明確にしてもらいたいです。対抗馬として,今回,神戸大学法学部を卒業し,大学院修士号ももっている稲村和美氏が立候補を表明しています。尼崎市で二期市長をしたという実績もあります。そろそろ役人上がりでない人に県政を任せるという冒険を,県民もやってみてよいのかもしれません。いずれにせよ,斎藤氏と稲村氏の話をしっかり聞いたうえで,懸命な判断をしたいと思います。
 個人的には,もう一つ別の選挙も気になっています。それが学長選挙です。学長選考意向投票というのが11月8日にあります。現在,やり手の医学部の教授が学長になっています。地方の国立大学である神戸大学にとっては,もしかしたらこういう人が学長にいいのかもしれません。ただ,そろそろ別の感覚をもった人に学長になってもらえないかという気もしています。現在,経営学部の研究科長が立候補していて,現学長との一騎打ちになっています。教授の数が少ない文科系は,団結しても,理系が団結すれば勝てないのですが,今回はいい勝負になるかもしれません。経営学部の教授は,まさに専門家として,プロとしての経営を大学の特徴にあわせて実現しようとしているようで,そこはちょっとみてみたいという気もします。どちらにせよ,神戸大学の将来に大きな影響のある重要な選挙だと思っています。有意義な論戦がなされることを期待します。

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