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2024年9月22日 (日)

日曜スポーツ

 大相撲は,大の里が14日目で優勝を決めました。実力は段違いで,素晴らしい大関の誕生です。2場所で大関を通過してほしいですね。ほんとうは,いきなり横綱に推挙してもよさそうなものです。これは相対的にみて,いまの大関が弱すぎるからでもあります。豊昇龍は千秋楽にようやく勝ち越しで,敗れた琴櫻も87敗です。大の里と琴桜が競い合うようにならなければ,場所は盛り上がらないでしょう。
 貴景勝は予想どおり引退となりました。横綱になろうとする気力がなくなったから引退というのは見事な引き際です。もちろん,現在の力では大関に復帰することも難しいというのが引退の直接的な理由でしょう。年寄株がなかなか入手できないので,引退したくてもできないということもあったようですが,元大徹から湊川を譲ってもらったということで,これからは湊川親方になります。ゆくゆくは,奥さんのお父さんである元北天佑の創設した二十山部屋を継承することになるでしょう。28歳と早い引退ですが,これからは貴乃花イズムを継承して,いずれは四股名に「貴」のつく強い力士を育ててほしいです。
 野球では,阪神タイガースが,20日にDeNAに負けて,広島に勝った巨人と3ゲーム差となり,巨人のマジックが6となった時点でジエンドかと思いました。西勇輝はまたやらかしてしまい(打たれ始めたら止まらない),監督秘策のBeasleyの中継ぎも失敗し,勢いが完全に止まったかと思いました。21日もデーゲームで,途中まで巨人は快調に得点を入れて41で広島をリードして8回まできており,一方,阪神は4点リードを逆転されて1点差で8回をむかえていて,逃げ切られそうな流れでした。ここで巨人が勝って阪神が負ければ,ほんとうにジエンドでした。しかし,DeNAの救援陣が不安定で,なんとか同点に追いつきます。その間に広島がまさかの逆転をして巨人に勝ちました。阪神はゲラ(Guerra)と岩崎を投入しましたが,攻撃のほうは点を入れることができず,同点のまま延長です。そこで10回表に,サトテルの豪快な1発が出ました。これがあるからサトテルは見捨てられないのです。ファールにならないか心配でしたが,一直線の弾丸ライナーでした。低めに投げてくれたらチャンスがあると思いましたが,甘い球が来ましたね。その裏は,誰が投げるかと思いましたが,岡留がみごとにおさえました。キャンプの「MVP」だった岡留は,いろいろ苦しんだシーズンでしたが,見事に大役をこなしました。これで阪神が巨人に連勝し,加えて巨人がもう1試合(残りはDeNA3試合,広島,ヤクルト,中日と1試合ずつ)どこかで負けてくれたら,あとは阪神が全部勝つか,1引き分け(残りはDeNA3試合,広島とヤクルトと1試合ずつ)でとどめれば優勝となります。現時点では残り試合は阪神が1試合少ないですが,最終試合は103日のDeNA戦で,その前に巨人は全試合終了しています(雨天中止がないことが前提ですが)。勝つか引き分ければ優勝というような劇的な最終戦となる可能性もあります。
 本日の巨人戦もしびれる試合でした。菅野は125球の熱投で,敵ながらあっぱれでした。阪神はなんとかもぎとった1点を,才木→ゲラ→岩崎で守りきりました。これで勝数で並び,ゲーム差は1となりました。巨人のマジックは6のままで,依然として阪神の自力優勝はありませんが,どちらも負けられないぎりぎりの試合が続きます。
 明日は髙橋遥人です。そのあと3日間の休みがあるので,投手陣を総動員できる態勢にあります(でも高橋は長く投げてくれるでしょう)。明日も今日のような熱戦を期待しています。

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