4分1と3分の1の違い
阪神タイガースの岡田監督が,昨日の時点で,記者から残り30試合(しかない)と言われて,まだ4分の1もあるではないかと返したそうです。たしかに,残り30試合で首位と4ゲーム差と考えると追いつくのは厳しいなと思いそうですが,まだ1ヶ月以上も試合があるとなると,挽回が不可能ではない感じもします(先頭を走っているのも,逃げ切るのは大変ということを岡田監督は言いたいのでしょう)。厳密には,これまで戦ってきた113試合のうちの4分の1強の30試合が残っているということですが,全体143試合からみると,8割はすでに終わっているので,残りは5分の1ということもできそうです。ただ,気持ちとしては,残り5分の1と思うと焦るでしょうが,残り4分の1あると思うと,まだまだやれるという気持ちになれそうです。ここで投手陣と打撃陣を整備して,新たな開幕のような気持ちで始めれば,4ゲーム差くらいは簡単にひっくりかえせるかもしれません。
人生でも還暦を迎えて,人生80年と考えたとき,残り20年で4分の1しかないと考えるか,岡田流にこれまで60年生きていて,その3分の1が残っていると考えるかで,やはり気分が変わってくるような気がします。3分の1マイナス4分の1なら,たった12分の1しか差がない(ちなみに分母が1違いの場合は,引いても,掛けても同じです)のですが,感覚的的には,3分の1÷4分の1で1.33倍くらいの違いがありそうです。ということで,人生も岡田流で考えたほうが,前向きになれそうですね。還暦は,まさに言葉どおり「元の暦に還る」のであり,野球でいえば開幕のようなものなので,ここで「戦力」を整えてもう一勝負ということになりましょうか。
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