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2024年5月28日 (火)

名人戦終了

 今期の名人戦は,藤井聡太名人(八冠)の初防衛で終わりました。41敗でした。後手番の豊島将之九段は,どういうわけか振り飛車で挑みましたが,藤井名人は穴熊戦法を採用し,結局,豊島九段からは一度も王手をかけることができないまま,最後は防戦一方となり,ほとんど見せ場をつくれないまま終わってしまいました。藤井名人相手に振り飛車で勝つことが大変であることは,振り飛車の第一人者である菅井竜也八段が,今年1月から2月にかけての王将戦で藤井王将に4連敗したときにある程度わかっていたことですが,豊島九段は何か秘策でもあったのでしょうか。結局は,うまくいかずに完敗となりました。

 これで藤井名人は八冠を維持し,今週末の伊藤匠七段との叡王戦に気持ちよく臨めそうです。現在,12敗(5番勝負)のがけっぷちですが,しのげるでしょうか。

 竜王戦は,決勝トーナメントの進出者がほぼ決まりました。5人が出場できる1組では,6月からの棋聖戦で藤井棋聖に挑戦を決めている山崎隆之八段が好調を持続して1位となり,2位以下は,佐藤康光九段,久保利明九段,広瀬章人九段,斎藤慎太郎八段が進出です。2組からは2人で,佐々木勇気八段と郷田真隆九段が進出です。3組から6組は,各組優勝者だけが進出できて,3組は池永天志六段,6組は藤本渚五段です。4組と5組はこれから優勝決定戦です。前期挑戦者で1組の伊藤匠七段が敗退したのはやや驚きです。康光九段と久保九段に連敗してしまいました。なお今期の1組は,羽生善治九段,豊島九段,永瀬拓矢九段という実力者が2組に降級となる「事件」がありました。1組は初戦から2連敗したら即降級で厳しいです。竜王戦は順位戦とは違うランキングがあり,多様な観点から棋士を評価できるので面白いですね(中村太地八段のように,順位戦は最上位のA級ですが,竜王戦は下から2つめの5組というのは,いくらなんでも問題ですが)。

 

 

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