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2024年5月20日 (月)

脳の活性化

 できるだけ「柔らか頭」をもちたいという気持ちで,ずっと研究をしてきたつもりですが,だんだん年をとると,それも難しくなってきています。脳のなかに蓄積された知識が,自由な発想の邪魔をします。その意味で,子どもがうらやましいです。せめて,子ども向けの番組をみて刺激を受けようと思っていますが,実際,大人でも勉強になるものがたくさんあります。NHKのEテレのお気に入りは,「ノージーのひらめき工房」です。「レッツ」のときは,視聴者参加となります。この番組の刺激を受けて,Amazonなどの空き箱を使っての工作をしたりすることもあります。週1回の番組が楽しみです。「ピタゴラスイッチ」も,必ずみています(同じ内容のものが何度も出てきますが,飽きません)。見逃しても,NHKプラスできちんとフォローします。ビー玉は偉大です。Kugelbahn(ドイツ語で「玉の道」)にもかなりはまっていて,ときどき積み木を組み立てて遊んでいます。毎回違う設計にして,いろんな玉の道を考えているので,ボケ防止に役立ちそうです。 

 それにしても,いまの子は,学習環境が良すぎますよね。NHKの子ども向けの番組やテレビ東京のシナぷしゅなどをみていると,英語は23歳くらいから自然に親しめますし,YouTubeでは,その気になればいくらでもすぐれた学習番組があります。イタリア語も,初歩から勉強できます。むかし,オランダ人が英語が得意なのは,地理的にBBCをいつも観ることができて,子どものときから英語に親しんでいたからだということを聞いて,羨ましく思ったことがあります(もともとオランダ語と英語の言語的な近さもあるのですが)。でもいまや日本にいても,インターネットをうまく使えば,世界中の言語に親しむことができます。それが良いことかどうかはよくわかりませんが,少なくとも学習機会が豊富であることは肯定的にとらえることができるでしょう。
 もちろん,いつも言っているように,外国語はただ話すだけで意味があるのではなく,何を話すかが大切であり,自分の国の言語で考えたほうが深い考察ができることは多いでしょう。

 それでも,いろんな言葉を話すこと自体,楽しいことであるはずです。最近,神戸でも三ノ宮あたりに行くと外国人がわんさかいます。英語はいやですが,イタリア語が聞こえてきたら,思わず「Di dove siete?」(どこ出身ですか)と話しかけたくなります。イタリア語を使っていると,頭が活性化されていき,ボケ防止にもつながりそうです。できれば早く円高になって,イタリアを再訪したいのですが,その前に失効して4年経っているPassport(Passaporto)を再発行してもらう必要があります。ユーロ高がおさまるまでに,戸籍入手も含めて,オンラインで手続を完結できるときが来たらよいのですが。

 

 

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