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2024年2月16日 (金)

心配なのはむしろ男性

 214日の日本経済新聞の「大機小機」では,「人的資本と女性管理職」というタイトルの記事が出ていました。最後に,「女性活躍を推進する企業は国内外の投資家に高く評価されるだけでなく,消費者や就活生も引き付けており,企業にとって重要な経営テーマとなっている。女性の活躍が日本企業を変えていくと期待したい。」と書かれており,個人的にも,自分の周りにいる女性のことを考えると,ほんとうにそう思うのですが,大学教師の立場からすると,ちょっと心配なのはむしろ男性のほうです。私が教えている大学の法学部では,女性のほうが男性よりも成績が良いというのは常識で,いっとき女性の法学部生が増え,成績不良の女子学生もやや増えた気がしましたが,最近ではやはり平均すると女性のほうが優秀という印象です(しっかりしたデータをとったわけではないので,あくまで印象論です)。

 女性のほうが,いろんなことに貪欲で,積極姿勢をもっている人が多いように思えます。コミュニケーション能力というか,人との付き合い方がうまいです。男性の方が不器用な人が多いですね。先日なくなった赤松良子さんのころとは全く違い,いまのリーダー層には女性が少ないのは確かとはいえ,先日紹介したwiwiw社の本のなかに出てきたなかの若き女性リーダーをみればわかるように,女性は意欲さえあれば,どこにでも社会進出できる時代になりつつあります。そうすると,むしろ気になるのは,男性の消極姿勢です。現在の若者の動向は20年後に現れるでしょう。そのころになると,むしろ男性リーダーの少なさが問題となる可能性があるでしょうが,男性とか女性とか言わない時代になっているのでしょうね。
 ところで話は変わりますが,労働基準法108条で調製が義務づけられている賃金台帳には性別を書く欄があります(労働基準法施行規則5412号も参照)。性別情報は,必要なのしょうか。妊産婦以外に女性に対する特別な規制はありましたでしょうか。いちおう労働基準法の条文で「女性」で検索をかけると,[妊産婦等関係と生理日の休暇以外では]100条[110条と書いていましたが,誤り]の女性主管局長のところで引っかかっただけでした。もちろん男女雇用均等法では,女性労働者に関する特別な規定があるので,その関係では性別は必要な情報かもしれません。でも,いつかは賃金台帳から性別欄が消える時代も来るような気がします。

 

 

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