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2023年11月25日 (土)

東芝の思い出

 東芝が非上場化するというニュースが出ていました。非上場化は,経営陣が,アクティビストの声を気にせず経営に専念できるというメリットがあると言われています。東芝は,JIP(日本産業パートナーズ)の傘下で経営再建をめざすそうです。
 東芝の場合には,国の政策が見え隠れしており,つぶすにつぶせないという独特の存在価値がある会社のようです。外資に狙われては困る会社でもあります。その一方で,歴代社長が不正会計問題で,刑事裁判に問われるなど,問題のある会社でもあります。
 実は,東芝には思い入れもあります。30年ほど前にMilanoに留学したとき,Duomo広場の北側にあった「TOSHIBA」という看板をみて,よく日本を思い出したものです。いまのようにインターネットがなく,日本の情報があまりほとんど入ってこない時代で,お金がないなか,1日遅れで,日本で発行されるものとは違い情報も多くない日本経済新聞(6500リラ(約650円))を,Duomo近くの新聞販売店(Edicola)で週に何日か,無理して買っていたくらいです。東芝の看板は,懐かしい故郷を思い出す貴重なものでした。それにイタリアに持っていったパソコンはDynabookでした。研究室の同僚イタリア人からは,物珍しそうにみられました(研究室のパソコンはMacintoshだったと思います)。日本のことが,まだそれほど知られていなかった時代に,高性能のノートパソコンを持ち歩く日本人の存在は珍しかったと思います。留学の思い出とDynabookは切っても切り離せないものなのです。東芝の衰退は,その意味でも悲しいことです。復活を期待しています。

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