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2023年10月 7日 (土)

竜王戦が始まる

 竜王戦の第1局が106日から始まりました。伊藤匠七段は初タイトル戦が,いきなり竜王戦の舞台です。相手は,もちろん藤井聡太竜王(七冠)です。1日目で伊藤七段は封じ手をしました。封じ手は,1日目と2日目の途中で,ずっと次の手を考えることができるとすると,持ち時間の制限の意味がないので,一定の時間を超えると,その時の手番の棋士は,次の手を封じなければならず,その手を指すまでは持ち時間は減少していくことになります。封じ手には,いろいろ作法があるので,伊藤七段は初めてのタイトル戦で,少し緊張したかもしれませんね。
 2日目は,封じ手を開けてから始まりますが,少し伊藤七段の突っ張った手となっていて,徐々に藤井竜王の優勢が拡大した感じです。互いが一歩も引かない殴り合いのような攻めが展開されましたが,最後は藤井竜王が勝ちました。ただ,伊藤七段の強気の姿勢が印象的でした。7番勝負は始まったばかりで,熱戦が続くことでしょう。
 順位戦は,A級は3局目が終わって,名人への復位をめざす豊島将之九段が3連勝でトップです。永瀬拓矢王座,菅井竜也八段,佐々木勇気八段が21敗で追っています。伊藤七段が所属しているC1組は,伊藤七段が32敗と苦しい星勘定で,今期の昇級はかなり厳しくなっています。竜王をとって,順位戦のクラスはC1組となると,これはおそらく前代未聞ではないかと思います。順位戦と竜王戦の性格の違いが出ていて面白いです(名人を選ぶ順位戦は蓄積型で王者を選ぶ棋戦,竜王戦はその時の最強者を選ぶ棋戦という感じです)。

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