飲み会
宴会の開催は,私のまわりでも少しずつ復活しており,先日も,労働委員会で委員の交代があったことから,歓送迎会があり,参加してきました。大学でも,来週,久しぶりにそういう会があります。存在を忘れられないようにするために,たまには参加しようと思っていますが,コロナ以降,外では親族以外と飲食をすることがなくなっていて,初めての人と飲食の席をともにするのは,どうも落ち着きません。そもそも外では酒を飲むペースがわからなくなり,ついつい飲み過ぎてしまいがちです。ワインは自分のペースで自分の好きなものを,自分のお金で飲むほうがいいです。食事も同様で,食べたいものを,自分で注文して食べるほうがいいです。それに,飲んでいると,他人に気をつかいながら飲食することを途中で忘れてしまい,迷惑をかけてしまいそうで心配です。
学生との飲み会となると,もっとためらってしまいます。ついつい昭和世代の悪い癖で説教めいたことを言ってしまうおそれは十分にありますし,酒の席だからここまではよいというような基準は,まったく共有されていないでしょうから,学生からやりすぎと言われるおそれがあり,そういうことなら,最初からやらないほうがよいと思います。パワハラやアカハラと言われると大変ですからね。そもそも交流を深めるというのは,酒を飲まなくてもできるのであり,必要不可欠なものではありません。気心が知れている人たちとの間でならばともかく,そうでなければ,あえて飲み会をしなくてよいように思えてきました。
そういう私も,昔は飲み会が大好きでしたが,だんだん面倒になってきました。そういうことを言う人が同世代のなかで増えている感じがします。みんな年をとってしまったのかもしれません。ただ,ゼミのOB会は,もう長い間やっていないので,いつかはやりたいですね。神戸労働法研究会もかつては研究会後に毎回飲みに行っていましたが,オンライン開催にともない,それもなくなりました。数年前に一度,オンライン飲み会をしましたが,それでもよいかなと思っています。でも私から声をかけることはないでしょう。
飲食店の人に聞くと,やはり飲み会は減っているようです。ほんとうに親しい人だけで飲みに来て,時間もそんなに遅くまでいないということが多いようです(でもそんなに売上が減っているわけではないようです。3時間いても,2時間いても,つかうお金はそれほど違わないのかもしれません)。コロナで日本の飲み文化も大きく変わったのかもしれませんね。