クリニックの待ち時間
久しぶりに耳鼻科に行きました。近所の耳鼻科が休みだったので,電車に乗って隣の駅の耳鼻科に行きました。耳の内側に痛みがあったからで,診察結果は,つめでひっかいたようなあとがあって,炎症を起こしているということでした。耳の触りすぎということですね。子どものやるようなことで恥ずかしいのですが,自分自身も自覚していて,耳を触りすぎる癖があり,でもなかなか直りません。
そこは初診でもオンライン予約ができて,何人待ちかはオンラインで確認できます(きちんと更新されています)。それはよいのですが,一人あたりの治療時間がわからないのと,予約していてもキャンセルがありうることから,結局,あと何人くらいのところで家を出ようかという判断ができないのです。自分の番号に,どんどん近づいたかと思うと,全然動かなくなったりもします。このオンラインシステムは,ないよりはましくらいで,待ち時間問題の根本的な解決にはならないような気がしました。
今日の医師は,テキパキと患者をさばいていく感じです。それと老人と長話をしない医師のようです(これはとても大切です)。だから,あまり待ち時間の心配のないクリニックでした。こことは違って,老人のお話をしっかり聴いてくれる優しい医師のいるクリニックもありますが,これは困りものです。こういうところになると,オンラインシステムで,あと何人とわかっても,待ち時間の想定ができません。
待ち時間を少なくするためには,どういう方法があるか。たとえば,患者一人ひとりが,事前にネット上で自分の症状を入力することにより(質問に答える形で入力),AIで何分かかるか予測できるようになると,自分の番号まであと何時間かわかり,待ち時間を減らすことができます。なんとなく医療業界はDXと縁遠い感じがするのですが,私がもう少し年をとって,日常的に医療のお世話になるときまで,DXが進んでいてほしいですね。それほど時間はないのですが。
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