お墓参り
私の両親は,三男と三女が結婚したこともあり,家に仏壇はなく,お墓参りも,父がそういうことをする人ではなく,母も何となくその影響を受けてしまったのか,小学生のときに母の実家の墓参りに数回行ったことがあるくらいです。私の祖母からも,私がお墓で蚊に刺されて(関西弁では,蚊にかまれて)大変だったので,もう来なくてよいと母に言ったようです。母が亡くなったあとも,父はとくに何も仏事関係のことはしておらず,妹たちとは,まったく無宗教な家だよねと言っています。
ということで,初盆ということもまったく意識していなかったのですが,亡父に対する香典やお供えをいただいて驚いています。それでやっぱりお墓参りをしたほうがよいと思い,この酷暑のなか行ってきました。暑くて大変でした。お墓参りに行って熱中症でたおれるなんてことになると,しゃれにならないので,お盆のお墓参りはやっぱりしないことにしようと思っています。父母もきっと,もっと季節のよいときに来てくれたらいいと言ってくれるでしょう。
墓参りといっても,永代供養のガーデン葬です。墓石ではなく,蓋石を利用し,その下に骨が埋まっています。最近,このタイプのものが急速に増えているようで,石材業者に聞いたら,墓石を買う人は減っていて,新たに墓をつくろうという人は,私たちと同じようなガーデン葬などの永代供養型を選択している人がほとんどになってきているようです。私が契約した霊園では,通常のお墓もあるのですが,荒れているところも少なからずありました。誰もケアをしなければ,立派な墓石があるのに,哀れなものになってしまいます。私も,死んだら,父母と同じところに入れてもらおうと思っています。子孫に迷惑がかけるようなことはしたくありません。これからは,デジタルの世界では,ずっと生き長らえるのであり,現実世界のお墓などは重要でないと考える人も増えてくるのではないでしょうか。
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