« 法学の課題 | トップページ | 栗山メモ »

2023年8月14日 (月)

タクシーの人手不足

 バブルのころのタクシー不足を経験している私たちやその上の世代にとっては,あの悪夢の再来かと思うようなことが起きています。ホテルの前のタクシーがなかったり,都市部にいても,タクシーがなかなかつかまらなかったりするという話を耳にすることが増えています。配車アプリが普及して,リクエストはしやすくなっていますが,肝心のタクシーが近くにいないので,宝の持ち腐れになりそうです。
 どうしてタクシー業界に人が集まらないのでしょうか。タクシー業界は,自動運転が普及すると,大幅に人員削減されることが予測されるので,それを見越してさっさと転職する人が増えているのでしょうか。ただ自動運転車が雇用に影響するのは,今日明日のことではないでしょう。それよりもコロナ禍で,客が減ったことから転職してしまったのかもしれません。また,感染リスクの高い仕事なので,辞めた人も少なくないでしょう。ただ,そういう人ならいつかは戻ってきそうではありますが,その間によい仕事がみつかれば,将来性があるとはいえないタクシー業界には戻ってこないということかもしれません。自動運転車に随行して,コンシェルジュ的なことをする人材の需要は期待できますが,それもPepperなどのAIロボットがたちまち対応するようになるでしょう。
 こう考えると,タクシー料金をどんなに上げても,そして,それでも払うという利用客がいても,タクシー乗務員は増えないかもしれません。
 そうなると,ライドシェアの導入を本格的に考えていくことが必要です。タクシー業界のエゴで,ライドシェアの導入が遅れているのであれば,改めてもらいたいです。タクシー業界は,国民のモビリティの手段を提供するという社会課題の解決をする業界だと思っています。そのために必要な値上げは,してもらって結構です(国土交通省も認可するでしょう)が,それでも人材を集められないのなら,ライドシェアの普及に協力をしてもらいたいです。ここは政治家のリーダーシップも必要です。
 海外でUberGrabを利用した経験のある人は,その便利さを知っているはずです。自民党議員も海外視察するならば,現地ではぜひ自分もスマホをつかってライドシェアで移動してみてください。そういう視察だったら,税金をつかってやってもらっても結構です(なお例のフランス視察の費用は,党費と自己負担だったそうですが)。
 

« 法学の課題 | トップページ | 栗山メモ »

つぶやき」カテゴリの記事