« ビッグモーターと雇用問題 | トップページ | 抑制された不寛容の重要性 »

2023年8月 5日 (土)

環境政策について思う

 今日は用事があって外に出なければならなかったのですが,あまりの暑さに,このままだと倒れるのではないかと感じるほどでした。これまでの人生で感じたことがないような暑さによるダメージを受けた気がします。
 これが地球温暖化の影響なのかは,よくわかりません。地球温暖化はフェイクだという議論もあるようで,私はそうした議論には反対ですが,肝心の科学者の意見も分かれているようです。そうなると,政府がGXの実現ということで,特定の対策に予算をどんどん使うことは危険です。ほんとうに環境問題の解決につながるかよくわからないものもあるからです。再生エネルギーも,そうです。
 少し前のことになりますが,テレ東のWBSで,ある不動産会社が,建造物の屋上に太陽光パネルを設置することに力を入れていることが紹介されていました。再生エネルギーの推進に協力し,CO2削減に貢献する取組をしている企業として,十分にアピールできると考えているようですが,個人的には,太陽光パネルについては,その廃棄方法が十分に確立していないのではないかという疑念があり,その点が説明されていなかったので,簡単には評価できないところがあります。
 また,洋上風力発電については,国会議員の贈収賄問題も起きてしまいました。検察が捜査中ということなので,まだ真相はわかりませんが,報道によると,国会議員が,企業から金をもらい,国会で,その企業に有利になるような質問をしていたそうです。こういう場合,所属する自民党は,国会議員の出処進退は個人で決めるものと言って,党の責任を曖昧にしがちですが,自民党の議員として国会で業者に有利になるような質問をしていて,その行為が贈収賄に関わっているとすると,自民党の党としての責任を免れることはできないでしょう。収賄を本気で重い事柄と考えるならば,党幹部の誰かが責任をとらなければ,おさまらないはずです。
 さらにこの議員は,自民党の再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の事務局長もしていました。議連にはいろんなタイプのものがあり,Wikipediaの「議員連盟の一覧」をみると,その多さに驚きます。そこにはたんなる同好会的なものから,政策立案に関するなど政治的な色彩が強いものもあり,後者については,やや要注意かもしれません。こういう議連は,政治家が,業界団体などを呼びつけてヒアリングをし,業界団体に対して政治家の影響力を示す絶好の機会となっているようにもみえます。業界団体も,その業界に関連する議連ができることを歓迎することがあるでしょう(どの政党に属する議員かにもよるでしょうか)。そのようななかから,政治家と業界団体との癒着が生まれ,立法過程を金で歪めることも起こりえて,今回の事件は,そういうものである可能性もあります。政策形成にかかわる議連には,その分野を主管する関連省庁もくっついていることが多いでしょう。役所が背後できちんとコントロールして対応している場合もあるでしょうが,役人は議員には頭が上がらないので,議員が暴走すれば止められないですよね。
 いずれにせよ,環境政策が,ビジネスや利権といった思惑から,金で歪められるのは不幸なことです。地球温暖化フェイク論にも勢いを与えてしまいそうです。政府はGXに取り組むのは結構ですが,いたずらに予算をつけるのではなく,(見解が分かれているとしても,できるだけ)科学的な根拠に基づいて,環境問題対策に必要なことは何か,そのために具体的にどのように税金を使うのかということを,ごまかしなしに,わかりやすく説明して,私たち国民を納得させてもらいたいです。

« ビッグモーターと雇用問題 | トップページ | 抑制された不寛容の重要性 »

政策」カテゴリの記事