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2023年5月 9日 (火)

叡王戦第3局

 藤井聡太叡王(六冠)に菅井竜也八段が挑戦する叡王戦の第3局は,相穴熊の難解な将棋でしたが,藤井叡王(六冠)が勝って21敗となり,防衛に王手をかけました。素人にはどこが決め手かよくわからなかったですが,評価値は,途中まで,菅井八段がかなりリードしていたので,藤井叡王(六冠)の逆転勝利ということのようです。とはいえ,藤井叡王(六冠)はAIレベルを超えていますので,そもそも評価値はあまりあてになりませんが。
 王位戦の挑戦者決定リーグは,最終戦が一斉対局となり,紅組は,羽生善治九段が,豊島将之九段に勝ち,白組は,佐々木大地七段が5戦全勝で,挑戦者決定戦に駒を進めました。羽生九段と佐々木大地七段が,藤井王位(六冠)への挑戦をめざして戦います。残留争いは,紅組は永瀬拓矢王座が負けたので,豊島九段の残留となり,白組は渡辺明名人の残留となりました。渡辺名人は佐々木七段に敗れただけの好成績でしたが,惜しくも挑戦には届きませんでした。佐々木大地七段は,棋聖戦でも藤井六冠への挑戦を決めており,羽生九段に勝ってダブル挑戦となるか注目です。一方,羽生九段のほうは,前人未到の通算100冠をかけて,王将戦に続いて再度の挑戦のチャンスがめぐってきました。もう無理かと思われていた100冠の可能性が再び出てきました。最近の羽生九段の充実ぶりはみごとですね。

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