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2023年3月17日 (金)

アベノマスクと良い政治

 一昨日の晩は,鼻が苦しくてよく眠れなかったので,昨晩はとにかく眠らなければしんどいということで,葛根湯,パブロン,喉のトローチ,ヴィックスヴェポラップ(使用期限を大幅に経過しているのですが…)を総動員し,さらにあのアベノマスクをつけて眠ることにしました。それぞれが,どの程度,効果があったのかわかりませんが,昨晩はそれほど苦しまずに眠ることができました(しかし,今日は咳が少しひどくなっています)。マスクをして寝るのは,耳が痛くなるので,これまで避けていましたが,意外に大丈夫でした。アベノマスクに,ようやく使い道がみつかってよかったです。あの小ささがちょうどよかったのですが,とはいえ,日常つけるには適さないのであり,あんなマスクを大量にばらまくという馬鹿なことをよくやったものです。
 政府は,国民は何かばらまけば喜ぶと思っているのでしょうかね。確定申告をする時期は,毎年,税金を払っている人(還付を受けている人もいるでしょうが)にとって,税金のことを改めて感じる時期となるでしょう。今朝の日本経済新聞で,育休夫婦の収入を実質全額保障するという方針を政府が打ち出すことが書かれていましたが,財源は今後詰めるということで,これは空手形のようなものです。財源を決めてから発表してほしいですね。最後はやはり雇用保険制度のなかでということになるかもしれませんが,この制度は労働者拠出もあるので,最後は労働者の負担にかえってきます(企業負担もあります)。それでもいいですよね,という問いかけをすべきでしょう。首都圏の鉄道会社が,バリアフリーの推進に使う財源のために運賃を10円値上げするということが報道されていましたが,こういうのであれば,国民の多くは負担に納得するでしょう。
 政府は,給付を寛大にする前に,納税者や保険料の負担者に了解を得ることが必要です。自分のポケットマネーではないということを,しっかり自覚してもらう必要がありますね。ほんとうは野党がチェックすべきなのでしょうが,野党もバラマキ系なので,政治家に任せていると,バラマキ合戦が起こるだけです。だからこそ,もう野党には期待せず,与党の自覚に期待したいと思っています。与党の政治家のなかにも,財源を考えたうえでの本当の意味で国民のためになる政治をしたいと考えている良心的な人はたくさんいると信じたいです。甘いかもしれませんが。

 

 

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