労使関係セミナーで講演
滋賀県労働委員会と中央労働委員会の共催の「労使関係セミナーin滋賀」で講演しました。小嶌典明先生と私が講師です。小嶌先生は現地で講演し,私はリモートでやりました。事務方には伝えていませんでしたが,講演前に実はちょっとしたハプニングがありました。私の住んでいるところが,昨日から工事があり,ときどき大きな音が鳴ることがあったので,これは自宅では講演は難しいと思い,急遽,大学の研究室でやることにしました。研究室のパソコンは古くて最近はほとんど使っていないので,使い慣れているノートPCを持ち込みました。しかし,研究室はWI-FI環境が貧弱で(どうにかしてほしい!),なんとかつながることはつながるのですが,心配でしたので,有線LANにしました。ところが,持ち込んだのがMACノートであったのがまずかったのか,「自己割り当てIPアドレスが設定されているためインターネットに接続されません」というエラーメッセージがでてしまい,短時間で解決する自信がなかったので,最終的には,大学の事務の方にお願いして,Wi-Fi環境のよい会議室を借りて事なきを得ました。昨年のNHKの収録に続いて,事務の方にお世話になりました。日頃,使っていない環境で接続するのは危険です。
ところで今日のテーマは,労働力人口減少時代が統一テーマで,小嶌先生は統計的な分析をされて話され,私はいつものようにデジタルの話に結びつけて(労働力人口減少は,デジタル技術で乗り切れということです),社会の変化やこれからの課題について話しました。これまでよく使っていたスライドを混ぜて活用したので,長大な資料になってしまい,最後は時間がなく駆け足になりました。
ところで今日は実は,八田達夫先生らが立ち上げた制度・規制改革学会の設立総会に重なっていました。私も発起人の一人になっていたのですが,欠席せざるを得ませんでした。今日の講演は,1年ほど前から予定が抑えられていたのです。実は小嶌先生も発起人に名を連ねておられたので,欠席だったと思います。小嶌先生と私がいっしょに報告するようなことは,おそらく初めてのことですし,また学会のほうは,小嶌先生は八代先生つながりで,私は八田先生つながりで声がかかったのでしょうが,これも偶然です。しかも労働委員会関連のセミナーと制度・規制改革学会の設立総会という,まったく毛色の違うものに二人とも重なっていたとは! 学会のほうは,今後,どのような活動をしていくのか,まだよくわかりませんが,実行力という点では並外れたパワーのある八田先生がいるので注目です。