1年を振り返る
今年は忙しい1年でした。基本的には在宅ワークでしたが,節約できた移動時間は,公私の種々のことに振り向けられた感じで,決してゆっくりできたわけではありませんでした。健康面では,運動量の減少はかえって身体に悪かったかもしれませんが,感染症への意識が高まったおかげでしょうか,病気知らずでいることができたので,その点では良かったともいえます。
執筆活動という面では,最近のなかでは最も出版数が少なかった年かもしれません。『最新重要判例200労働法』(弘文堂)の第7版の刊行だけでしたが,でも十分に満足しています(電子版も出ましたし,これから重版も出ます)。
それでは,充電の1年だったかというと,そうでもなく,少し長いものから,短いものまで,ちょこちょこ書きました。とくに10月以降は,かなり締め切りが集中していました。ちょうど父が最後の入院となったのが10月上旬だったので,ある意味では病院に任せきりになるので楽になったのですが,同時にいろいろと心配も高まったので,プラス・マイナスは相殺されました。
数年前から,高齢の親を抱えているため,いつ何があるかわからないということから,そのときに対応できるように,締切のある原稿は早めに仕上げるとか,連載している「キーワードからみた労働法」も,早めに書き上げたり,ストックをつくっておいたりする準備をしていました。ということで,原稿の遅延などはなかったと思います(提出を締切日から少し延ばしてもらったものはありましたが)。
今年,準備を進めた仕事もあり,来年あたりは,活字になるものが今年よりは少し増えそうです。それと同時に,いろいろ新しいテーマにも取り組んでおり,そのためにも,アウトプットだけでなく,しっかりインプットをしていかなければならないと思っています。
今年も,多くの人にお世話になりました。一人ひとりの名前は挙げませんが,感謝しかありません。来年が皆さんにとって,良き年になるようお祈りしております。