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2022年10月12日 (水)

みんな大好きアンパンマン

 以前に里中満智子さんの「私の履歴書」のなかで,やなせたかしさんは,94歳で亡くなる前日まで仕事をしていたと書かれていました。Elizabeth女王も,96歳で亡くなる直前,選ばれたばかりのイギリス首相と会っていましたよね。高齢になっても仕事ができる身体で,しかも呆けていないのは素晴らしいですし,うらやましいです。私は死ぬ前日まで原稿を書いていられるでしょうか。
 そのやなせたかしさんですが,亡くなっても,その影響力には,すさまじいものがあります。この点でも,うらやましいです。アンパンマンは,日本中のどこにでもいそうです。大人には気づかないとしても,子どもならわかるようなところにアンパンマンやその仲間たちのキャラクターが潜んでいます。もちろん,神戸のモザイクあたりにいくと,アンパンマンミュージアムがあるからかもしれませんが,堂々とアンパンマンファミリーが顔をみせてくれます。アンパンマンたちの像がありますし,高速神戸駅から地下でJR神戸のほうに歩いて行き,そのあと地上に出て海のほうに向かうと,その間ずっとアンパンマンたちの顔をみることになります(下を向けば,ということですが)。
 アンパンマンを嫌いな子どもなど聞いたことがないですが,私には何が魅力なのか,いまひとつよくわかりません。アニメを観るような年齢になる前から好きなようですから,あの丸顔が魅力的なのでしょうかね(でも,ばいきんまんもドキンちゃんも人気がありますよね)。それとアンパンマンという音もいいのでしょうね。どことなくピンポンパンと音の感じが似ています。1歳や2歳児くらいだと,まだ言葉はきちんと話せないですが,「ア」も「パ」も「マ」も出しやすい音ですよね。このネーミングが成功の秘訣かもしれません。
 ただし,アンパンマンが人気があるのは日本だけということを聞いたことがあります。日本のアニメは世界を席巻しているのですが,アンパンマンは違うようです。アニメ自体は,昔観ることがあったときには,ものすごく面白い内容とは思いませんでしたので,そのあたりが外国人の親には敬遠されているのかもしれません(また,食べ物の話ということも関係しているかもしれません)。「みんな大好きアンパンマン」という歌詞につられて,海外の子どもにも,アンパンマン関係のグッズのお土産を買っていくと,がっかりされる可能性があるから要注意です。

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