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2022年10月11日 (火)

久しぶりの対面授業

 水際対策が緩和されて,外国人がドンドン来るようになるようです。これで景気も大きく改善するでしょうか。外国人がいないうちに旅行をと思ったりもしていましたが,結局ステイホームでした。飛行機・新幹線に乗らない期間記録は,どこまで伸びるでしょうかね。
 先週から授業が始まりました。対面型です。うちの大学も対面型推進です。遠隔授業をするには,面倒な手続をふまなければなりません。それに卒業要件単位数に含めることのできる「遠隔授業」の単位数の上限は60単位となっており,遠隔授業をすると学生に迷惑がかかります。だから教員にはできるだけ対面授業をやってほしいということになっているのです。これは間違った方針ですが,一労働者としては従わずにはいられません。従属労働者の悲哀です。
 遠隔授業といっても,オンデマンド型とオンラインリアルタイム型とでは全く違います。オンデマンド型だと通信教育と何が違うんだという議論もわからないではありませんが,オンラインリアルタイム型は,ICTの適切な活用方法であり,これをあえて封印しろというのは,理解できません。
 少人数授業では対話があるので,間隔をあけて座りますが,マスクを着用しなければならないので,話しづらいし聞きづらいことになります。声を張り上げると喉を痛めやすく,感染しやすくなります。これから冬になって寒くなると,喚起のために窓をあけていると風邪をひきやすくなります(電気代の節約のため温度も上げられません)。講義資料はネット経由での提供ですが,スマホしかもってこない学生には,やや大変でしょう。自宅でならパソコンにつなぎ,もっと楽にいろんな資料を参照しながら授業に参加できます。マスクなしでエアコンの効いた状況で授業に参加できるでしょう。教師の側も自宅でなら,多くの資料を手元におきながらできるので,授業の質も充実したものとなります。議論が少し脱線して事前に準備していない方向にいっても,次の授業までに確認するというようなことをせず、その場ですぐに確認することもできます。どう考えても,少なくとも私の授業では,対面授業は遠隔授業より効率が悪いです。せめてマスクが不要となるときがくるまでは,遠隔授業が原則であるべきです。60単位というような上限もなくすべきです。緊急事態宣言が出たばかりのころは対面型期待の学生にとって,遠隔授業は失望感を与えることがあったでしょうが,いまの1年生は,そういうことでもありません。すでにリモート環境に慣れているのであり,そういうことも考慮すべきなのです。学生も,オンラインリアルタイム型に積極的でない大学は,時代に乗り遅れているかもしれないので,大学選びの際には注意したほうがよいでしょう。
 いつも同じようなことを言っていますが,現場の声を無視した一律の対面授業重視(対面型のほうがよい授業もあるとは思いますし,理系などはそういう授業が多いのでしょう)は,大学授業の質の向上のチャンスを阻むものであり,社会の流れから遅れていることを,文科省も大学の幹部たちも気づくべきでしょうね。

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