« 労働者派遣法40条の7 | トップページ | Une Intime Conviction »

2022年9月 1日 (木)

王座戦始まる

 将棋は王座のタイトル戦が始まりました。久しぶりに藤井聡太竜王(五冠)がいないタイトル戦です。永瀬拓矢王座に豊島将之九段が無冠返上を目指して挑み,初戦は豊島九段が快勝しました。終盤はAbemaで観戦していましたが,永瀬王座は勝ちがないのに,やや見苦しい抵抗をしていました。粘りが身上の棋士なのですが,アマチュアファン的には,あまり面白みのない将棋です。豊島九段は淡々と指す感じで対照的です。第2局は913日です。
 豊島九段は,王位戦でも挑戦者で,藤井王位に挑戦しています。コロナ陽性で延期となったあとの第4局で敗れ,後がなくなりました。この対局も,藤井王位の快勝でした。ここから3連勝でタイトルを奪取するのは難しいかもしれません。95日・6日に第5局が行われます。
 藤井竜王(五冠)は,棋王戦の挑戦者決定トーナメントで久保利明九段に勝ちベスト8に進出です。挑戦権を得て,渡辺明棋王(名人)からタイトルを奪取して六冠になるかが注目されています。次の対局は,豊島九段と阿久津主税八段の対局の勝者です。
 里見香奈女流五冠は,西山朋佳女王がタイトルをもっているマイナビ女子オープンの本戦の第1回戦で,脇田菜々子女流初段にまさかの敗戦となりました。ボクシングでいうとカウンターパンチを一発食ったというような衝撃の手(相手の歩の前に銀を打つという手)を指されてしまい,そのまま押し切られました。大本命の里見さんの敗退で,他の有力女流棋士はチャンス到来と思っているでしょう。
 里見さんは,西山朋佳女流二冠に挑戦している白玲戦の第1局では先勝していますが,若手棋士が参加する一般棋戦の加古川青流戦ではベスト8まで勝ち残っていましたが,斎藤優希三段に敗れてしまいました。忙しいスケジュールですが,棋士編入試験には,しっかり調子を上げて臨んでもらいたいものです。注目の第2局は,922日で,岡部怜央四段と対局します。

« 労働者派遣法40条の7 | トップページ | Une Intime Conviction »

将棋」カテゴリの記事