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2022年9月26日 (月)

押し相撲の魅力

 大関がこれだけ弱い場所というのは珍しいのではないでしょうか。クンロク大関(10勝できない大関)というのは,弱い大関への非難をこめた言葉でしたが,いまは9勝どころか勝ち越しもできない大関が増えています。2場所ごとに勝ち越せば大関の地位は維持できるくらいの意識ではないかと疑いたくなります。大関は15場所在位して,横綱に昇進できなければ,引退か,さもなくば関脇に降格というくらいにしてもらったほうがよいですね。
 元大関,朝乃山は,6場所出場停止の懲戒処分で三段目まで落ちましたが,処分明けの先場所は優勝して幕下15枚目まで上がり,ここでも優勝すれば十両復帰が確実でしたが,まさかの1敗で6勝にとどまり,十両復帰は持ち込しとなりました。朝乃山も大関昇進後は,かつての輝きを感じなくなっていましたが,今場所の大関ほどひどくありませんでした。貴景勝は10番勝ちましたが,横綱戦はなく,大関御嶽海戦も組まれず,10勝の価値はあまりないでしょう。むしろ,優勝を目指していた北勝富士戦相手に,立ち会いの変化で勝つといった情けない相撲をとって,翌日は,若隆景に逆に立ち会いに変化されて負けています。琴ノ若戦も,張り手がちょっと見苦しく,大関の相撲とは思えません。地元出身なので,応援したいのですが,同じ押し相撲でも,今場所優勝した玉鷲の格調高さや,その玉鷲と最後まで優勝を争った高安の力強さに比べるとかなり見劣りします。貴景勝は大関とはいえ,押し相撲の第一人者とは言えないです。
 私は押し相撲は,単純な感じがして,あまり好きではなく,四つ相撲のほうが面白いと思っていましたが,今場所は押し相撲の良さを味わうことができました。来場所には照ノ富士も復帰するでしょう。陥落した御嶽海やカド番の正代はもともと関脇クラスの力士です。貴景勝も残念ながら同じような感じがします。次代を担うのは若隆景のような力士でしょう。先場所は8勝でしたが,今場所は11番勝っています。横綱戦と正代戦はなかったものの,御嶽海と貴景勝に勝っています。来場所は,横綱,大関を総なめにして14勝くらいで2度目の優勝をとげれば大関昇進もあるかもしれませんね。

 

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