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2022年7月 6日 (水)

ユーザーインターフェイス

 630日の日本経済新聞の「私見卓見」でマイナポータルのユーザーインターフェイス(UI)の質の悪さが指摘されていました。政府の提供するアプリは使いにくいことが多いです。なぜそうなのか,ほんとうのところは,よくわかりませんが,おそらくユーザー目線で仕事をしていないことが原因でしょう。お役所仕事という言葉で済まされては困ります。これだけ不満の声が出ているのに改善されないのは,なぜか。上にたつ人に問題意識がない,あるいはやる気がないからではないでしょうか。例えば,いまデジタル大臣って存在感がないですが,何か仕事をしているのでしょうかね。それに政治家は,政府の提供するスマホアプリを使っているのでしょうか。使っていたら少しは違うのではないかと思うのですが。ITを使って生活していない人に,これからの時代の政治をされてはたまったものではありません。
 ただ,おじさん大臣たちが,スマホを使っていないのは,これもUIの問題かもしれません。おじさんたちが使いにくい仕様になっているかもしれないからです。もっとも,偉い人は,自分でスマホを使わなくてもよいから,結局は,UIはあまり気にならないのかもしれませんが,もし自分で全部やるとなると,UIが気になるでしょう。スマホを買って,政府関係のアプリも使ってUIを実感してもらいたいですね。
 スマホアプリのUIでは,目的達成までのステップができるだけ少ないことが重要です。見やすさやボタンの位置の配置なども重要です。父がスマホを断念したのには,いくつかの理由がありますが,それは父側に問題があるというより,UIに問題があったと思います。私は,現在のiPhone でそれほど不満がありませんが,ただそれは慣れているだけで,使いやすいものが出てくれば,とっとと乗り換える気持ちは十分にあります。
 ちなみにパソコンのECサイトは,楽天市場が妙に使いにくいと思うのは私だけでしょうか。情報がゴチャゴチャしていて,Amazonのほうが使いやすいです。でも,これは慣れのせいかもしれません。
 iPhone やAmazonが良いと思えてしまうのは,UIがすぐれているからなのか,それとも,すでに取り込まれてしまっていて,その慣れによるにすぎないのか,ということを冷静に見極めると,もっと快適なユーザー生活ができるのでしょうね。ただ年齢がいってくると,この慣れの要素が重くなって,スイッチングコストが高くなってしまうところが問題なのでしょう(父には,ガラケーから無理にスマホに変えてしまったことを,申し訳なく思っています。結局,いまは固定電話ですが,LINEでのやりとりができなくなってしまいました)。高齢化とデジタル化が進行するなか,高齢化仕様のデジタル機器のUIの質の向上に期待したいです。サービス業者のスイッチも簡単にできるようになれば,なお良しです。

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