悲劇の阪神(プロ野球)とイタリア(サーカーW杯)
関西以外の人は,大阪と兵庫は仲良しと勘違いして,選抜高校野球で大阪桐蔭が優勝したから私も喜んでいると思っている人がいる(?)かもしれませんが,それは間違いです。いまは知事同士も維新系で仲良しかもしれませんが,井戸さんの時代は吉村知事と仲が悪かったです。まあ知事はどうでもよいのですが,大阪桐蔭が優勝しても関心がなく,むしろ東洋大姫路が初戦で負けたほうがショックでした。そしてプロ野球は阪神タイガースです。もともと大阪タイガースで,この巨人3連戦では,「OSAKA」と書かれたユニフォームでした。私にとっては,阪神タイガースは,兵庫県西宮市にある甲子園球場が本拠地の兵庫県の球団です。それはさておき,巨人戦は3連敗で,開幕から白星なしの9連敗というセリーグワースト記録を作ってしまいました。巨人戦は完全に力負けです。鈴木誠也がいなくなった広島に,広島キラーのエース級を3人投入して3連敗してしまったことから,完全に調子が狂ってしまいました。オープン戦はまずまずだったので,この崩れ方をみると,やはり監督が今年最後とか余計なことを言ったことが原因なのかもしれませんね。それにまだDNAと中日とは戦っていませんが,他球団は戦力アップしてきています。阪神は昨年とほとんど戦力が変わらず,むしろスアレスがいないだけ戦力ダウンです。それに期待ができないロハスJRなどを相変わらず使っています。糸井が開幕から頑張っていますが,それだけ若手選手が出てきていない証拠であり,ある程度,計算ができるのは近本,糸原,大山あたりで,サトテルは昨年前半のように爆発するかは予測できず,中野も昨年以上の活躍ができるかわからず,唯一可能性があるのは,藤浪の復調ですが,開幕戦で確実であった勝利が逃げてしまい,運にも見放されました。さすがに今週は初勝利をあげることができるでしょうが,それまで矢野監督がもつか心配です。
先週はワールドカップの抽選会がありましたが,昨年夏のEUROのチャンピオンであったイタリアがいませんでした。予選は無敗でしたが,引き分けの数が多くて勝ち点でスイスに次ぐ2位となり,プレーオフに回り,初戦で北マケドニアに負けてしまい,敗退となりました。予選でスイスと2戦とも引き分けたのはともかく,北アイルランドとブルガリアと引き分けてしまったのが痛かったです。北マケドニアとは耳慣れない国で,いったいどこかと思って調べてみたらマケドニアのことでした。マケドニアは,ギリシャとの間で,国名でもめていて,2019年に北マケドニアという名称に変わったそうです。その北マケドニアも,イタリアには勝ったものの,プレーオフ決勝でポルトガルに敗れてワールドカップ出場を逃しました。アジアだけをみていたら,結構,厳しい予選だと思ってしまいますが,それは日本がまだ弱いからで,欧州の厳しさは想像を絶しますね。イランが核問題で出場資格を剥奪されると,FIFAランキングで6位のイタリアの出場可能性があるという噂もありますが,イランが出られなければ,アジアから同じ組の繰り上がりでUAEとなるか,あるいはアジアプレーオフで勝うUAEとオーストラリアの勝ったほうが,大陸間プレーオフで勝たなくても出場となるという可能性のほうが高そうな気がします。サッカーファン的には,イランが出なくなれば,やはりイタリアに出て欲しいという人が多いでしょうが。
そんな欧州での強豪国で優勝経験のあるスペインとドイツと同じ組に入ってしまった日本は,実力的には,おそらく誰も予選突破できるとは思っていないでしょうが,何か劇的なことが起きればよいなという気持ちではあります。

