書評御礼
島田陽一先生が『誰のためのテレワーク?―近未来社会の働き方と法』(明石書店)の書評を法学セミナー(66巻12号118-119頁)で書かれていたことを先週知って,今日,ようやくPDFファイルを入手しました。大学によく行っていたときには,教員控室に,ジュリスト,法学セミナー,法律時報などの最新号が置かれていて,それをみることによって,最新の文献を確認していたのですが,コロナ後はすっかり大学に行かなくなってしまい,そうした情報を確認することもなくなっていました。別に最新の情報を追わなくても,私の場合,とくに研究に影響することもないのでかまわないのですが,まさか書評が掲載されているとは夢にも思っていなかったので,お礼が遅くなりました。担当編集者の方も法律専門ではないので,気づかなかったようです。
しかも,この本は,一般人向けに書いたつもりなので,研究者の方には基本的には献本しておらず,研究者の方に書評をしてもらえるとは思っていませんでした。
ということで,長い言い訳になりましたが,こういう失礼なことをしているのに,島田先生が書かれていた内容は,ほんとうによく本書の意味を理解してくださっていて,感謝の言葉もありません。島田先生には昨年も学会のワークショップに声をかけていただくなど,いろいろお気遣いいただいており,日頃から感謝しているのですが,そのわりには,何もお返しができていないことを,申し訳なく思っております。学会の重鎮の先生に私の問題意識をしっかり受け止めてもらい,それなりの評価をいただいたことは,今後の研究活動への大きな励みになります。
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