授業開始
今日からLSの授業が始まりました。今学期も私はオンライン・リアルタイム型で授業を実施します(LSでは私のようなオンライン派は少数です)。労働法は,後期から始まり,前期が後半戦となりますので,2年生の受講者は前回とほとんど同じです。今日の初回は労働時間がテーマで,いつものように判例を手堅く学んでもらおうという気持ちで臨みましたが,ついつい理論的な話など,いろいろ脱線してしまいました。講演で2時間やるときよりも,ソクラティックメソッドの100分のほうが疲労度は大きいです。学生の答えに対応し,質問を変えていかなければならないなど,アドリブが必要だからです。何度やっていても,シーズン当初は慣れないところがあり,数回は学生と私の呼吸を合わせていくために時間をかける必要があります。ただ対面よりオンラインのほうが,その時間は短くてすむと感じています。
ところで話は変わりますが,尚美学園大学の入学試験で,拙著『誰のためのテレワーク』(明石書店)が題材として使われました。著作権二次利用の許諾依頼が来たことで,そのことがわかりました。いままで新書では何度か入試問題に使われたことがありましたが,この本は初めてです。入試問題に使ってもらえるのは非常に嬉しいことです。同時に,穴埋め問題などが出されると,言葉をしっかり吟味して使う責任があるということを,改めて感じさせられて,ピリッとした気分にさせられます。
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