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2022年2月 3日 (木)

兵庫県知事

 兵庫県知事というと,兵庫県のHPをみると,現在の斎藤知事が53期になるようですが,戦後直後までは知事は官選で,公選知事は初代の岸田幸雄(2期。この人は官選知事も1期しています)以降,坂本勝(2期),金井元彦(2期。現知事の名前の由来となった人),坂井時忠(4期),貝原俊民(4期),井戸敏三(5期),そして現在の斎藤元彦知事で,たった7人しかいません。戦後70年以上経つのに少ないですね。しかし,最も有名な知事は,初代知事の伊藤博文です。もちろん初代首相でもありますし,私たちの世代では1000円札の顔ですが,彼は長州の下級武士出身で,まさに大出世です。官選の兵庫県知事になったときは,まだ20代でしたが,兵庫港の重要性などから,当時としてはそれなりの大物として着任したのだと思います。彼は兵庫県知事時代の1869年に,「兵庫論」とも呼ばれる「国是綱目」を発表したことでも有名です。明治維新の方向性がまだ定まっていない段階で,日本の将来を論じる大胆な提言をしていました。このときに,これに加わった陸奥宗光も日本史の教科書に出てくる大物ですが,この当時は伊藤よりさらに若い20代半ばの若者で,その後,第4代の兵庫県知事になっています。
 公選知事になってからは,初代の岸田知事は民間出身,二代目の坂本知事は社会党でしたが,その後は官僚出身者による手堅い県政がなされてきました。そうしたなかで,現在の斎藤知事は,陸奥や伊藤ほどではないものの,その若さは魅力です。伊藤や陸奥にとっては,兵庫県知事の職は彼らのキャリアからするときわめて小さいものだったでしょうが,それは官選であったこととも関係しています。公選の斎藤知事は,十分な行政経験を積んで選ばれているのであり,兵庫県知事として力を蓄えて,末は国政で大きな仕事ができる人になってもらいたいです。
 そのためにも,どういうブレーンを周りにつけるかも重要です。いまの副知事に何か不満があるわけではありませんが,せめて一人は女性にしてほしかったなという気分です。伊藤博文は若いときにイギリス留学をしており,世界の情勢を敏感に察知していました。これからの県政も,若い感性で,国際的センスも含めて,DX時代に向けた新しい時代感覚を大胆に取り入れてもらえればと思います。まずはオミクロン対策なのですが(兵庫県の感染者数は大変なことになってきています)。

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