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2022年1月 6日 (木)

正しく恐れたい

 オミクロンは,感染力は強いが,重症化リスクは低い,ということが繰り返し報道されています。オミクロン株が劇的に増えているイギリスでは,Johnson 首相は,演説の際に「Get boosted now」(追加接種をすぐにせよ)と言っていますが,ロックダウンなどの行動規制はしない方針のようです。風邪に近いものという位置づけでしょうか,それとも規制してもどうしようもないという諦めでしょうか。いずれにせよ,感染しないように注意は必要だが,過剰反応はしないという態度をとっています。これが正しい対応なのか,素人の私にはよくわかりません。ただ重症者・死亡者の率が低いのは確かなようなので,そうなると,それに合った対応が必要ではないかとは考えたくなります。
 個人的には,弱毒性とはいえ,3度目の接種がまだですし,呼吸器が弱いために感染はできるだけ避けたいですし,医療提供体制に十分な信用が置けないので,引き続き慎重な行動はとり続けるつもりです(授業や会議はできるだけオンラインでやるなど)。
 気になるのは,日本政府の今回の対応が強すぎるのかです(撤回しましたが,陽性者の全員入院など)。管政権の同じ轍を踏みたくないということでしょうが,感染者が増えれば支持率が下がると思い込んで,徹底的な封じ込めに走りすぎれば,経済の浮揚は期待できず,かえって支持率が下がる可能性もあります。初期の新型コロナウイルスのときであれば,短期の徹底的な封じ込めはやっていれば有効であったのでしょうが,現在のウイルスが弱毒性であるのならば,ワクチンの3回目接種の迅速化と治療薬の準備を中心としたうえで,事業者への規制は適度なものでよいという対応もありうるのかもしれません。いずれにせよ,医療提供体制に負荷をかけすぎて,ほんとうに必要な重病患者への対応が手薄になるのは怖いです。
 岸田政権は朝令暮改のたぐいが多いような印象があります。他人の意見を聴いて悪いとわかればすぐに改めるのかもしれません。意固地になって間違ったことにこだわるよりはマシですが,できれば実行に移す前の段階で意見を聴いておいて欲しいものです。何かをやるせによ,それを改めるにせよ,「私がやった」アピールをしたい気持ちが見え見えで,イメージ戦略としてもあまり成功していないような気がします。これは安倍政権や管政権のときにも感じたことですが,側近が間違った指示をしているかもしれませんね。
 それはさておき,オミクロンはたとえ弱毒性であっても,感染者の急拡大が怖いことは間違いないです。どのように正しく恐れるか。政府をあまり信用しすぎず,私たちが賢くならなければならないですね。

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