研究費のコスパ
せっかくの七夕でしたが,大雨でした。土砂災害はほんとうに恐ろしいです。ハザードマップというのを,じっくりと見てしまいました。幸い,いま住んでいるところは,警戒地域ではありませんでしたが,近所には危険地域があります。神戸市の六甲山のふもとに住んでいると,全然安心できないようです。神戸大学のキャンパスも一部が警戒地域にかかっているようです。今日の18時ごろには,携帯電話に神戸市に避難勧告が出ているというアラームが入りました。
土砂災害の悲惨さは,津波と同様,一瞬ですべてが奪われるというところにあります。いま私たちは,コロナ禍で,生命身体の安全を守るということに,神経が向かっています。どうもオリンピックというムードにはなりそうにないですね。そのコロナ感染のほうでもネガティブな話が多いですね。これから,緊急事態宣言の解除の影響が出てくることでしょうし。少し状況がよくなれば,三宮に出て外食でもしたいと思っていましたが,なかなかそういう気分にはなれないですね。兵庫県知事選がもうすぐありますが,誰が私たちの安全を最も守ってくれそうかというところがポイントとなるでしょう。旅行に行かないので,航空会社のマイルがどんどん期限が来て,ショッピングマイルに交換してワインに変わっていっていますが,このままだと旅行に使うことがないまま,マイルはなくなってしまいそうです。
研究費の申請も,これまでは海外出張などの費用を計上することがよくあったのですが,いまではそういう費用を計上することはなくなり,逆にオンラインで海外からの情報収集ができる部分も増えたので,それだけ研究費を使わないですむことになりました。大学的には,多くの研究費を外からとってきたほうが喜ばれるし,評価もされるのですが,かりに成果を数値化することができれば,かけた研究費ができるだけ少なくて,相対的に大きな成果を出したもの(コスパ率が良い研究)は,税金を有効に活用したものとして高く評価してもらえればと思います。
もちろん理系などでは,一定のお金を使わなければ良い研究をできないということもあるでしょう。研究には無駄金も必要です。法学系でも,大きなプロジェクトを組んで,研究員などを集めて大きな成果を目指すというタイプの研究もあります(私もいつか,そういうものもやってみたいとは思っています)。ただ,それとは別に,同じレベルの成果であれば,少ないコストでやった人を賞賛するということも同時にしてもらえればと思うのですが,いかがでしょうか。
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