音楽

2017年6月 9日 (金)

辻井さんのコンサート

 辻井伸行さんと服部百音さんのコンサートを聴くために,大阪のフェスティバルホールに行ってきました。前日に地元の西宮の兵庫県立芸術文化センターでもコンサートがあったのですが,今学期は水曜夜に授業が入っていたので,ちょっと遠かったのですが大阪まで行ってきました(東京の人は大阪と神戸は同一地域圏と思っているかもしれませんが,私たち神戸人にとっては梅田よりむこうは文化圏も違うし,ちょっとした遠足気分です)。フェスティバルホールは,昔は何度か行ったことがありました(妹のバレエの発表会やピアノの発表会で行ったような記憶があります)が,改装後は初めてでした。とても立派なホールでしたね。
 演奏は,前半は服部百音さんのヴァイオリン。1曲目がソロで,2曲目はオーケストラバックの協奏曲でした。熱演でしたし,スポットライトのために暑そうで,その意味でも熱演でした。
 後半に辻井さんが登場しました。私にとっては,半年ぶりくらいでしょうか。1曲目は,ショパンの英雄ポロネーズ。見事な演奏でした。2曲目は,こちらもオーケストラの協奏曲です。ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11でした。約40分の熱演でした。
 いつも思うのですが,「英雄」は,最初に両手でジャンと入る(表現が稚拙ですみません)ので,目が見えない辻井さんは,鍵盤の位置とかが大丈夫かなと思うのですが,演奏に入る前に鍵盤を少し触るだけで,距離感とかはつかめるのでしょうね。ただ協奏曲のほうは,指揮者とのアイコンタクトができないわけで,入るタイミングが難しくないのかなと思ってしまうのですが,これは辻井さんクラスにははなはだ失礼な,素人の余計な心配ですね。
 アンコールは,再び服部百音さんが登場して,辻井さんと二人の演奏になったのですが,そこで選ばれた曲は,なんとNHK大河ドラマで使われた「真田丸のテーマ」でした。意外なアンコール曲でしたが,これもまたよかったです。こちらはヴァイオリンが主役で,辻井さんがピアノで支えるという感じになりましたが,二人の息はぴったりで,辻井さんがお兄ちゃん的にみえてきて,微笑ましかったです。
 個人的には,オーケストラバックよりも,ピアノソロか,ピアノとバイオリンだけというほうが,辻井さんの優しいピアノ演奏がより引き立つのではないかと思いました。
 今度はどこで聞くことができるでしょうか。チケット入手が困難な辻井さんですが,かつては長崎まで追いかけたこともあるくらいですので,日本のどこまでも行きますよ。
 帰りは久しぶりに新地の「わかな」に行って,ごうやちゃんぷるときんきの塩焼きを食べて帰ってきました。長い1日でした。

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2017年5月25日 (木)

雅楽

 NHKの教育テレビのイタリア語講座「旅するイタリア語」に登場していた東儀秀樹さんは,雅楽師でした。これをきっかけに,雅楽に興味をもちました。耳にしたことはあったはずですが,意識はしていなかった雅楽は,とくに管楽器が印象的です。笙(しょう),篳篥(ひちりき),龍笛は,それぞれ西洋のパイプオルガン,アコーディオン,ハーモニカのルーツだそうです。
 ということで,東儀さんの2015年に出された「日本の歌」というアルバムをitune に取りこみました。懐かしい日本の心といえるような歌を雅楽+オーケストラで聴くのは素晴らしいです。幻想的なムードになります。これをバックグランドに赤ワイン(vino rosso)がぴったりときます。東儀さんを,イタリア語講座に登場させたのは,すばらしいキャスティングでしたね。たしか12月くらいだったと思いますが,NHKの番組のなかで,Coba さん(アコーディオン),古澤巌さん(バイオリン),それに東儀さんがイタリアのVerdiゆかりの地で共演したところなどは感動しました(古澤巌さんは,どこかで生で演奏を聴いたことがある気がするのですが,それがどこだか思い出せません)。再放送をしているようですから,みなさんも東儀さんの演奏を楽しみながら,イタリア語を学んでみてください(演奏のシーンも結構あったと思います)。
 NHKの語学を聴いて(ただしフランス,スペイン,イタリアだけ。フランスは常盤貴子,スペインは誰か忘れたけどバスク旅行がいい),テレビ体操をして,テレビ東京の経済ニュースを見てから,阪神が勝ったときは朝日系を,そうじゃないときは夏目三久というのが,朝の日課です。でも最近は寝坊をして,日課をこなせないことが増えていますが。

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2016年11月12日 (土)

極上のモーツァルト

 1週間ほど前に飲みたくもない薬を飲んで必死に咳を抑えて,「極上のモーツァルト」という演奏会(大阪のザ・シンフォニーホール)に行ってきました。それにしても,人の努力をあざ笑うかのように,結構,遠慮なく咳をしている人がいて,腹立たしく思いました。でもこれは外国でもあることですね。他人に迷惑をかけないことによる自己満足ということにしておきましょう(それにしても,脳の中枢神経に左右すると言われた咳の薬は実によく効きましたが,ぼーっとした状態がしばらく続き,仕事には支障がありました。これからはコンサートがあっても咳対策はマスクだけにしようか,と思ってしまいましたが,やはりそういう心がけではいけませんね)。
 演奏会は,辻井伸行さんがメインかと思っていると,実はそうではありませんでした(パンフレットも辻井さんの名前が一番大きいのですが)。メインは,ヨーロッパ室内管弦楽団で,辻井さんは,そのなかの「ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537<戴冠式>」のカデンツァとして,ところどころで独奏するときだけの演奏でした。
 前半だけの登場だったので,前半終わりの休憩前に,アンコールに応えて,リストの「ラ・カンパネッラ」を弾いてくれました。辻井さんの生カンパネッラは,これで3回目かと思いますが,とてもよかったです(隣に座っていた年輩のご夫婦は後半も登場すると思っているような会話をしていたので,教えてあげたかったのですが)。
 コンサートでは,このほか,前半は昨年オペラでみた「コジ・ファン・トゥッテ」の「K.588序曲」,後半は「ディベルティメント ヘ長調 K.138」,「交響曲第41番ハ長調K.551<ジュピター>」でした。
 チケットはなかなか取れませんが,近いうちにまた辻井さんの演奏を聴きたいですね。CDではよく聴いていますけれど。

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2016年7月19日 (火)

尾崎豊の息子

 連休中にテレビの歌番組を見ていたら,尾崎豊の息子の尾崎裕哉が出ていて,「I love you」を歌っていました。おそらく聴いた人がみな衝撃を受けたのではないでしょうか。声も雰囲気も尾崎豊そっくりだったのです。あの尾崎豊が蘇ったのではないか,という感じです。
 尾崎豊の曲は,「I love you」は少し違いますが,メッセージ系の曲が多く,そういうときの尾崎の声は,僕にはちょっとヒステレリックで,病的な感じに聞こえてきて,あまり好きにはなれないところがありました。でも息子の尾崎裕哉は声が父親と同じでも,何ともいえない透明感があるのです。これは,父にはない独自の個性ですね。
 本人の将来のためには,お父さんの曲を歌って,というリクエストには,あまり応えないほうがいいかもしれないですね。父を超える歌手になってほしいです。
 安部譲二の『日本怪死人列伝』(以前のブログでも書いたかもしれませんが,凄い本です)で描かれた尾崎豊の最期が悲惨すぎたので(事実かどうかわかりませんが,クスリは怖い),なおさら息子さんには幸福になってほしいです。

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