日記・コラム・つぶやき

2017年10月 6日 (金)

国を任せるのは,運の良い人でなければね

 風が止まったとか,逆風が吹き始めたとか,また吹くとか,いろいろ言われている小池さんですが,とにかく希望の党の労働・雇用政策はまったく不明なので,私の立場からは,評価のしようがありません。
 ただ,小池さんが,自民党の安倍首相,民進党の前原代表をはじめ,多くの男性を右往左往させているところだけみると,すごい女性だなと思ってしまいます。初の女性宰相になるかどうかはともかく,民進党をつぶした女として歴史に残るでしょう。
 しかも,解党させておきながら,それで全員を受け入れる気なんてさらさらないと言い,政策で踏み絵をだし,男性陣におまえの股はくぐらない,おまえの靴はなめない,と言って言わせる女性政治家が,これまでいたでしょうか(労働法的にいうと,労働契約が当然承継される「吸収合併」のはずだったのが,実は特定承継の「事業譲渡」で,誰を承継させるかは承継先の採用の自由となる,といった話に似ています)。男性中心社会に嫌気をさしていた女性にとっては,あこがれとなりそうです。
 それにしても,小池さんの後ろに立っている若狭氏や細野氏の冴えない表情は気の毒なくらいです。若狭氏は,元検事という立場を振りかざし,うそは見破れると大見得を切り,でも小池さんの真意は見破れなかったというオチがついています。権力欲が顔ににじみ出ているこの人を立てているかぎり,希望の党に風は吹かないでしょうね。
 細野氏も,優秀な政策家だとは思いますが,民進党に残っていれば,裏切り者というレッテルを貼られずにすんだはずなので,政治家としての大きな判断ミスになってしまいました。モナ問題も含め,運がない政治家に国家を任せることはできません。
 前原氏も,小池さんに振られても振られてもラブコールです。小池さんが選挙に出なければ,小池さんを頼って当選のためだけに民進党をつぶした意味の大半がなくなってしまいますから,ラブコールをし続けなければ仕方ないのでしょうかね。彼も運がない政治家の一人かもしれません。
 そうなると運の良い政治家は,やはり安倍さんなのでしょうか。無理な解散をし,露骨に森友・加計かくしをしながら,敵失で切り抜けられるということになれば,強運と言わざるを得ません。
 とはいえ,まだ予断は許しません。私も誰に,どの党に投票をするか,よく考えてみたいと思います。

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2017年10月 5日 (木)

日産の無資格検査問題

 日産自動車で無資格の従業員が完成検査をしていたということで,昨日,国交大臣も経産大臣も日産自動車を厳しく非難してましたし,日産は販売済みの車のリコールを届け出るようで日産には大きな打撃となりそうです。
  ただ,いくつかわからないところがあります。
 今朝の日本経済新聞の朝刊を読むと,「国交省の道路運送車両法に基づく通達によると,出荷前にエンジンやブレーキなどの安全性をチェックする完成検査を担当するのは,社内で認定された検査員と規定している」となっていました。これは法令違反ではなく,たんなる通達違反だったのか,ということです。通達違反でもそれが問題であるのは言うまでもありませんが,ただ通達ならば,厳密にいうと,行政内部の文書にすぎないはずなので(事実上の規制力はあるでしょうが),ここまで大きな話なのか,というのが,まず確認したいことの第1点目です。
 記事では,「日産の工場では,社内の資格テストに合格した『完成検査員』に加え,合格していない『補助検査員』も完成検査に携わっていた」ということでした。この補助検査員の関与が,どの程度,完成品検査のクオリティを下げているのかも気になるところです。まったくの素人が関与していたのならともかく,どの程度の「素人」なのかも気になります。ここが確認したいことの第2点目です。
 さらに記事では,「完成検査員になるには実習経験と資格テスト合格が条件で約3カ月かかる。さらに完成検査員になっても所属工場が替わるたびに資格を取り直さなければならない」となっていました。
 所属工場が変わると,前の工場で完成検査員であっても,補助検査員になるということでしょうか。かりにそうだとすると,所属工場が変わることで,どれだけ求められる検査スキルが変わるのか,といったことも知りたいです。これは第2の確認事項とかかわりますが,確認したい第3の事項です。
 もちろん,日産は,自社における認定ルールを作っておきながら,それに従っていなかったということで,そこには問題があります。車は現在の段階ではまだ危険物なので,きわめて厳重な検査をしてから販売すべきなのは当然のことです。したがって,今回のことは報道されるべき情報ですし,社会的にも非難されるべきことです。
 ただ国民としては,これが通達違反にすぎず,実質的に検査のクオリティに影響がないようなことだとすれば,それほど大きな問題ではないかもしれないので,そこのところがほんとうはどうなのかもきちんと報道してもらいたいです。
 実はこういう疑問をもったのは,日産自動車のこのニュースが出たとき,たいへんな不祥事だと思ったので,株価が大幅に下がるのではないかと注目していました。ところが,昨日の時点で多少は下がっていますが,暴落というほどではありません。市場関係者は,このニュースをそれほど深刻な不祥事と思っていなかったのかもしれません。それなら,それはなぜかということを知りたかったのです。これは日経新聞にまさに期待されるべきことでしょう。
 もっともリコールが現実になってきたので,今日は株価が下がるかもしれませんが。

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2017年9月29日 (金)

前例踏襲はやめよう

 小泉進次郎という議員は言語明晰,意味不明ということがよくあったのですが,最近,たいへん良いことを言っていました。衆議院解散のときの万歳を拒否し,「慣例とか,今までやってきたからといって,合理的な理由がないのにやり続けるのは,僕は好きじゃない。そういう(合理的理由がない慣例は)全部なくせばいい。だから万歳しないんです」と説明した。」とYahooニュースに出ていました。
 いまちょっと耐えられなくなってきているのが,文書主義です。メールですますことができるものを,文書で郵送というのは止めてほしいです。ある立派な団体からの原稿の執筆依頼があり,メールで添付ファイルに執筆要領などがあって,そこに必要なことは書かれていました。ただ,後日,文書でも正式なものをお送りしますと書いてあったので,確認したら,同じ内容のものを文書で送るだけということだったので,もちろんお断りしました。
 研究室でのゴミ出しは,もちろん教員自らの仕事で,私の場合,ゴミのほぼすべては紙ゴミです。これは資源ゴミとして,その出し方が面倒なので,紙を送りつけるのは私にとって仕事の邪魔なのです。大事なものは写メをとって,デジタル保存なので,紙は捨てるだけです。そういうことなので,お願いですから,紙はできるだけ送らないでください。
 文書が正式というのも,進次郎センセイのいう慣例のようなものでしょう。これはもう辞めましょう。
 その関係では,押印もやめてほしいです。よほどの珍しい名前でないかぎり,だれでも三文判を買うことができて,それを押してしまえばおしまいです。印鑑証明を必要とするような重要な契約の場合はともかく,本人確認としては自署で十分で,自署を要しないような場合に印鑑だけ押させるという必要はないはずです。普通の押印は,本人確認の意味などありません。慣例だからということで,押印を要請するのは止めましょう。
 押印が不要になると文書も減るでしょう。ペーパーレスをぜひ進めてもらいたいです。これは働き方改革にも直結すると思います(役所改革かもしれません)。その点で税務署は偉いです。押印不要としたので,オンライン申請ができるようになり,確定申告の作業はずいぶんと楽になりました。もちろん別の本人確認の認証方式を採用しており,それはそれで多少面倒でもあるのですが,私はペーパーレスにしてくれたことだけでも,十分に評価したいです(昨年会合に参加したときの中小企業庁も偉かったです。会議では文書配布はなかったと思います)。
 自分の周りからチェックしていきたいと思っています。神戸大学はずいぶんとましになってきました。教授会はペーパーレスです。兵庫県は,まだ文書主義ですね。遅れています。ただ労働委員会は通知とか日程調整とかは電子メールを使ってくれていますが,まだ会議では文書配布があります。兵庫労働局は,文書主義で,かなり重症です。紙の資料をあえて置いて帰ったのに,わざわざ送ってきたということがありました(忘れたと思って善意でやってくれたのでしょうが)。次の本は弘文堂から出ますが,出版契約は,デジタル文書でお願いしましょうかね。

 

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2017年9月 1日 (金)

休暇

現在休暇をとっています。日本人はもっと休まなきゃならないと言っている以上、自分で実践しなければ説得力はないと言うことを口実にパソコンも持ち込まずスマホ1つでのんびりヴァカンスしてます。さすがにメールのチェックをしないわけにはいかないので、最低限の返信はしていますが。
ただ本気で仕事をしようとするとスマホだけでかなりのことができそうです。私には十分に使いこなすスキルはまだないですが。このブログくらいなら、音声入力でそれほど苦労せずにかけます。
ところで話は変わって、今年は久しぶりに9月になっても阪神タイガースの試合が楽しめる年です。昨日の中日戦の先発メンバーを見ると1年前には予想もつかない感じです。大山4番は驚きですね。
次の広島戦で藤浪が好投すれば奇跡の大逆転Vの可能性が出てきそうですが、どうなるでしょう?

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2017年8月29日 (火)

全国学力テストに思う

 全国学力テストは,都道府県対抗戦のようになっているのですね。でもあまり競争をあおってはいけないということで,正答率は小数点を四捨五入して整数にしたため,同点のところが多く,あまり差がはっきりしないことになりました。教育に活かすというのであれば,公表しないで,各都道府県に自分の順位を伝えて,低いところには反省を促すということでもいいと思います。なんでも公表すればよいというものではないと思うのですが。
 兵庫のライバルは大阪でしょうか。いや大阪は全国最低レベルですね。隣の県というと鳥取や岡山でしょうか。これは兵庫が優越意識をもっていてライバルとは思いにくいかもしれません。なんていうバカな議論をしながら,ついつい表を見てしまいますね。
 司法試験のことも思い出しました。法科大学院間でも合格率が数字に出るので,競争心がかなり強いです。もうすぐ合格発表がありますね。
 司法試験にせよ,学力テストにせよ,数字の競争が強まると,テストで点をとらせるためにどうすればよいかというテクニックに走りがちになります。教育改善につながればいいですがね。
 とくに学力テストのほうは,できの悪い学生に特訓をして過度な負担がかかるということにならないよう祈りたいです。小学校や中学校では,国語や数学が出来なくても立派な人になれるのです。そういうことをいうと,無責任なことを言うなという反論がきますが,でも国語や数学が出来なくても,運動,音楽,絵画が得意ということはあるでしょう。どっちのほうが,これからの社会で成功するのでしょうか。
 AI時代に必要な教育は何かが大切です。そこを間違って,意味のない教育に,教師や子供を駆り立てて,結果として,疲弊した教育労働者と子供たちだけが残ったということにならないよう,くれぐれもお願いします。

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2017年8月27日 (日)

ビッグデータ収集とクラウドソーシング

  昨日の日経新聞の「オピニオン」に,村山恵一氏の「ネット群衆の力 生かす解を」というタイトルの論考が掲載されていました。村山氏は,私も一度取材を受けて,オピニオンに登場させてもらったことがあります。非常に優秀な方です。
 今回の記事の内容も,そのとおりと思う部分がほとんどでしたが,労働法屋としてちょっと気になるところがありました。それは次の部分でした。
 「例えばクラウドワークスは,人工知能(AI)を開発したい企業のために,ビッグデータを収集するサービスに乗り出した。大量の音声を録音したり,大量の画像に注釈を付けたりする作業も,140万人の登録ワーカーがかかれば,あっという間に処理できる。海外より出遅れ気味の日本のAI開発をクラウドソーシングで後押しする。そんな新手法といえる。」
 AI開発に必要なビッグデータの収集は,IoTなどによる無作為にできるものもあれば,コンピュータに学習させるための「教師データ」作りのように,人間の手が必要なものもあります。この作業は,基本的には,単純労働の部類のもので,人海戦術が使えることが多いようです。どれだけの報酬が支払われるのかわかりませんが,内職的な家内労働の現代版のようなものではないか,という気がしないわけではありません。クラウドソーシングをそのための手段として使うのは名案のようですが,クラウドワークを,これからのフリーランスの働き方の一典型例と位置づけて考えていきたい私にとっては,ちょっと複雑な気持ちです。
 クラウドソーシングは,文字どおり,人材をクラウド(群衆)から調達するもので,ネット社会だからこそ可能なものです。ただ私は,これを仲介する事業が社会的に支持されるためには,アウトソーシングをする側の正当な利益と,自営的労務を提供する側の適職探しを結びつけるという要素がなければならないと考えています。もちろん労働需給のマッチングさえできればそれでよいのでは,という考え方もあります。とりわけ今回の記事に出てくるようなAI時代に必要なデータの収集のためだから,社会的正当性があるともし言われると,そうかな思うかもしれません。
 ある研究会で,今後のAIの発達により,営業担当の人の仕事が不要になったとき,これまでの営業で培った膨大な情報をデータ化する作業に配転すれば雇用が維持できるというアイデアを聞いたことがありました。AIはデータあってのものですから,こうした作業は必要です。自分の仕事を奪ったAIのためにデータを作成するのは皮肉な感じもしますが,リストラを回避するためであれば,むしろ有用な人材活用と評価できるかもしれません。ただ,こういうケースとは異なり,ビッグデータ集めのために,新たに請負労働者を多数活用するとなると,ちょっとどうかなと思ってしまいました。これもAI時代の到来には避けて通れない道なのでしょうか?
   このモヤモヤ感は,私の誤解から来ているところも多いのでしょう。もう少し勉強してから,もう一度,このブログで報告したいと思います。

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2017年8月21日 (月)

テレワーク・デイ?

 7月24日はテレワーク・デイだったそうです。政府のHPをみると,次のように書かれていました。
 「2020年の東京競技大会でも,国内外から大勢の観光客が集まり,大会会場周辺で大変な交通混雑となることが予想されるため,ロンドン大会の成功にならい,2017年から2020年までの毎年,開会式に相当する7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけて,テレワーク一斉実施の予行演習を呼び掛けて参ります」。
 内容は,交通機関や道路が混雑する始業から10時半までの間の一斉テレワークということです。2時間くらいのテレワークなのでしょうか。それから通勤でしょうか。もしそうならフレックスタイムに毛の生えたようなものですかね。まあ,これを契機としてテレワークを普及ということのようですが,こんなものがテレワークだと思われては困ります。
 テレワークは定義は広いので,上記のテレワークだって立派なテレワークだし,一斉にやるというのは大きなことかもしれません。
 ただ,私が考えているテレワークは,いわば完全テレワークです。会社には基本的には出勤しない。どうしても必要な場合には,年に数回かは出勤があってよいでしょうが,働くための場所的移動をなくすというのがテレワーク推進派の私にとっての最終目標です。そのためには,働き方,働かせ方を根本的に変えなければなりません。そこまで行かなければ「働き方改革」の名に値しないでしょう。
 現在の勤務態勢のまま,ときどきICTを使ってテレワークができるといった程度では,かえって社内にストレスが溜まる可能性があります。やるならもっと徹底的にすべきでしょう。
 もちろん,いろいろ反対があるでしょうし,政府が音頭をとって,多くの企業に参加してもらおうと思うから,なかなか思い切ったことはできないのでしょうが,どうせイベントとしてやるのなら,せめて全日テレワーク,さらに夏期の1週間はテレワークくらいはやってほしいものです。1日のなかで,出勤しなければならないようなものをテレワークと呼んでもらいたくないですね。
 そもそも民間に呼びかけるキャンペーンというのが,いけません。テレワークは別に民間にしかできないものではありません。まず厚生労働省や総務省から,どんどんテレワークをすればいいのです。とくに総務省の職員は,所管のICTをフル活用して,完全テレワークをすれば,国民の働き方のモデルになるでしょう。やれない理由は山ほどありますが,どうしたらやれるかを考えて自分たちで実践して,そこでノウハウをしっかりつかんで,それから大きなイベントをしてほしいものです。

 と書いたあとに,総務省のHPをみると,「本年7月18日(火)から24日(月)までを『総務省テレワークウィーク』に設定し、職員の積極的な利用を促します。」となっていました。昨年もやっていたようです。1週間だけですね。やはり完全テレワークへの道は険しいということでしょうかね。

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2017年8月20日 (日)

無駄な業務の点検はまず役所から

 今日の日本経済新聞で,「違法残業『かとく』がにらみ 厚労省の過重労働特別対策班-電通事件で注目,大手本社に照準-」という記事が出ていました。行政監督機関としての厚労省が乗り出すのは,ある程度まではよいことですが,このマンパワーの投入が,どれだけ長時間労働是正につながるかというと何ともいえないでしょう。違法残業という記事の言葉が,何を意味しているのか,よくわかりませんが,違法残業にもいろいろなタイプのものがあります。三六協定の締結なし,届出なし,三六協定の定める範囲を超える時間外労働,三六協定そのものが限度時間を超えているなど多様で,悪質性もまた多様です。また労働時間は何かというのは,実際には難しいので,そのチェックもたいへんです。監督官が過労にならないことを祈ります。行政がにらみをきかすことによる抑止効果はあるかもしれませんが,経営者たちが本気で意識改革し,過度の顧客重視の見直しなどをとおして,健康経営に向けた業務体制の見直しを促進することが一番効果的でしょう。
 その意味で,記事の最後に,「企業は不要な業務がないか点検し,労働生産性の向上で労働時間の短縮を図るなどの対策を考えなければならない」とあるのは,正鵠を射たものです。
 先日,ある公的機関に報告書を書いて出したときに,番号の振り方について(3)とするところを,(2)と間違っていたとして,その1か所だけのために書き直しを求められることがありました。馬鹿馬鹿しいですね。こういうことをチェックする作業が無駄ですし,それを私に指示してくる業務も無駄で,これに巻き込まれた私の書き直し作業も無駄です(たいした時間はかからなかったのですが)。私の無駄はともかく,こういう業務にかける時間を,もっと他の有益な業務に使ってくれたら国民のためになるのにな,と思いました。内容に問題があるという指摘なら意味のあることですが,形式面に過度にこだわる潔癖主義は困ったものです。どの役所にも,こうした傾向がないでしょうか。手続や要式はできるだけ簡素にして,必要な審査やチェックはより実質的なものに限定するということにしてほしいものです。これは役所の人の時短につながり,ひいては国民の時短にもつながるのです。
 記事に戻ると,先ほどの文章の前に,「日本の正社員は欧米に比べ職務内容が不明確で,それが長時間労働の温床ともいわれる」と書かれていました。これはよく言われていることなのですが,ただ業務が明確であっても,早く帰ると言えないような場合には,ズルズルと残業になります。したがって,上記の説明は因果関係が逆で,業務限定型で働いている人はプロ的人材で,ワークライフバランスにも敏感なので,仕事が終わればとっとと帰るため長時間労働にならないということではないでしょうか。たんに業務を明確化しただけで,労働時間が短くなるものではないでしょう。

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2017年8月16日 (水)

WEB会議時代の名刺交換

 大学は14日~16日まで夏季の特別休暇というものがあり,11日から6連休となっています。もちろん年次有給休暇をくっつければ,もっと休むこともできます。私はもう少し後で休暇をとるので,まだ年次有給休暇は使っていません。長期連続休暇などのときに困るのは,郵便物と電話です。郵便物は大学宛に来るものがほとんどですし,電話も留守番に残っていることがときどきあります。私はメールアドレスを公開していますし,何かあれば紙媒体や電話ではなくメールでお願いしますと言っていますが,なかなか言うことを聞いてくれない人がいます。
 郵便など紙でもらったものは,大事そうなものはスキャンし,それ以外はほとんどすぐに捨てるようにしています。電話で用件を伝えてくる人も,最近ではめっきり減りました。
 携帯電話もほとんど使うことがありません。通信費用は激減しました。iPhoneは,もはや電話として使うことはほとんどなく(家族間のLine電話は使いますが),メール,アプリ(日経新聞,日本将棋連盟,Yahooニュース,Yahoo天気,Dysonのセンサーによる部屋の空気汚染度チェックなどが使用頻度大),Google検索,Kindleでの読書,Apple payなどが主たる活用用途です。原稿を書くのはパソコンを使いますが,メモや草稿はiPhoneのメモに音声入力して記録しておきます。かなりアナログ人間だった私も,この半年くらいで生活が激変しました。
 ところで名刺についても,最近ある方に教えてもらったCamCardのアプリを入れています。名刺交換は面倒ですが,断るわけにはいかないので,いただいたものはすぐにスマホの画像に取り込んでデータ化し,紙のものは捨てます(変わったデザインの名刺は,スキャンできちんと読み取れないので困ります。名刺はシンプルなものにかぎります)。こちらが名刺を切らしていたときは,「あとで名刺をメールでお送りします」と断り,スマホでスキャンしたあと,いただいた名刺にあったメール宛てに,私の電子名刺(自分で画像に取り込んでいる)を送ります(これなら切らすことがありません)。これがどれくらい失礼なことかわかりませんが,個人的には,手で名刺を渡すのと,メールで名刺を送るのと同じなので,とくに何も文書をつけずにそのまま送っています。
 ところでWEB会議となると,名刺交換ができないので,どうしてもそれをしたい人は電子名刺のやりとりとなるでしょう。しかし,これはなんとなく馬鹿馬鹿しい気もするのです。それは電子名刺だからではなく,名刺交換そのものが,実はかなり馬鹿馬鹿しいことなのではないでしょうかね。挨拶や自己紹介は必要でしょうが,それが名刺交換である必要はないのではないでしょうか。

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2017年8月13日 (日)

何をシェアしようか

 私は5年程前から美容院で髪はカットしてもらっています。たぶん美容院でカットだけというのはいけないという規制があったころからです。実効性がなかった規制ですが,さすがに今はその規制はないはずですよね。美容師さんに確認するのも馬鹿馬鹿しいので,確認していませんが。
 もちろん私の髪など,どうせ少ないですし,別にきれいにセットしているわけではないので,どうでもいいようなものですが,切ってから2週間か3週間くらい経ったときの伸び方というか,寝癖のつき方というか,そういうところで微妙に気になることがあって,いまの美容師さんのカットはそこがちょうどいいのです。私の髪の質をよくわかって,伸びてきたときにうまくおさまるように切ってくれているのです。プロの技です。いままで理容師にせよ,美容師にせよ,いろんな人にカットしてもらってきましたが,いまの美容師さんが最高です。こうなると,その人が店を移籍しても,客はついていきますよね。ということで,いまはカットは,お気に入りの美容師さんのところで,そして頭皮エステは,その美容師さんが前にいた美容院のサービスなので,そこに行っています(頭皮エステは,残された髪を維持するのに,とても大切です。カットより,こっちのほうがほんとうは重要かも)。美容院の難点は,ひげを剃ってもらえないことと,女性が多いことです。
 話は変わりますが,今朝の日経新聞の社説「人の力をいかす日本へ(1)働き手は工夫でもっと増やせる」についてです。いろんなことがゴチャゴチャに書かれていたような気もしますが,やっぱり高齢者向けサービスが重要でしょう。それに出前サービスの時代でしょう。高齢の父をみていると,ヘルパーさんと看護師はもちろん,医師,マッサージも「出前」です(病院での検査は別ですが)。食事も朝食は「出前」です(朝は体調が悪いことが多いので)。散髪は幸いマンション内に理容室があるのでそこで用が済みますが,一戸建てなどに住んでいる場合には,理容や美容も「出前」のニーズは高いと思います。
 記事にあるUberEats(おそらく)は,登録した配達員が料理を運ぶということですが,シェアリングということでいえば,料理人そのものをシェアできないかと考えます。
  働き方改革で,テレワークとして自宅から移動しないで働ける時代が来つつあります。商品は,宅配クライシスはあったものの,基本的にはネットで注文して自宅で受け取ることができます。さらにサービスも,いろんなものが,自宅から移動しないで提供されるようになっていくでしょう。
 労働者が仕事のために移動(通勤)し,サービス提供者は店舗を構えるというのが逆転して,労働者は自宅にいて,サービス提供者が移動するというイメージです。
 料理人に自宅に来てもらうなんて最大の贅沢のようですが,将来はネットに料理人の登録があり,手軽に今日はイタリアンの料理人を呼んで,このワインにあわせて,自宅のこの食材で,夕食を作ってもらおうというようなサービスを安価で注文できるときがくるかもしれません(料理人を移送するのはUberかもしれません)。食材にこだわってゴージャスなレストランで食べるという場も必要でしょうが,デリバリーとなると,料理人のほうも店舗をもつ必要はなく,そうなると起業のリスクが減り,本人の技能ひとつで稼げる可能性があることににあります。そうなると参入者は増えて,値段も下がっていくのです。主婦があいている時間を使って,近所の超高齢者のところで料理を作るなんてことも,いまは無償でやっていることが多いでしょうが,ビジネスにすることもできるはずです。そうしたほうが,もっと広がります。それも技能のシェアでしょう。まさにUber○というビジネスモデルです。その潜在的なニーズは高いでしょう。問題は,こういうことが自由にできるかです。規制はいろいろあるでしょうから。美容院での男性カットができないような意味のない規制がどこまであるかのチェックが必要ですね。
  

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