日記・コラム・つぶやき

2017年12月13日 (水)

1年ぶりのテレビ出演

 明日,BS11の「報道ライブINsideOUT」に出演します(労働委員会の忘年会は,急遽欠席となり申し訳ありません)。テーマは,いつものようにAIと雇用です。昨年もちょうどいまごろサンテレビの「カツヤマサヒコShow」に出演しました(収録は11月でしたが)が,テレビはそれ以来で1年ぶりです。生放送なので,変な発言をしないように気をつけます。といっても拙著『AI時代の働き方と法』(弘文堂)を読んだことがある方はいつもの話をしていると思うかもしれません。ただ今回は少し時間もあるので,しっかり話をすることができるのではないかと期待しています。もちろん,将来の働き方と関連させて,解雇の金銭解決とか,ホワイトカラー・エグゼンプションとか,インディペンデント・コントラクターとか,そういった労働法のコアの話までできたらいいのですが,台本をみたかぎりでは,少し難しそうです。ただ話題の流れによっては話せるかもしれません。
 とにかく日頃見ていない番組なので,今日は予習のつもりで見ました。番組最後に明日の予告編が出て,自分の写真が映し出されていたので,ちょっと緊張してきましたね。関心のある方は,緊張して話をしているであろう私をみて,楽しんでください。
 年末は,こういう用事だけでなく,バタバタといろんな仕事が入ってきて落ち着きません。とくに役所関係の仕事が11月あたりから始まるものが多く,もうちょっとうまく時期的に分散してくれたらいいのですが。

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2017年12月12日 (火)

AIに過大評価も過小評価もいけない

 AI時代の教育の続きです。人工知能によって何がどこまでできるかについては,期待するところがどこにあるかによって議論がかなり変わってくることに注意する必要があります。汎用AIを想定すれば,そんなものは出てこないという話になり,それと特化型AIを比較すると,やれることは限られているということになります。しかし,特化型AIでも,人間の仕事を代替していくことは十分にあるので,そうすると意外にいろんなことができるな,ということになります。
 人工知能の専門家の方の間で,人工知能はたいしたことがないという意見と,結構,いろんなことができるという意見があるのは,見解の違いというより,視点の違いなのかなという気がしないわけではありません。
 また人工知能を使った雇用代替の可能性でも,たとえば「教師付き学習」をさせるときには,データがたくさんなければコンピュータの学習の精度が高まらない(現実と推論との誤差を小さくできない)ことから,データの収集にコストがかかると考えれば,なかなか人工知能の実用性が高まらないということになりますし,またどのように学習するかの設定(たとえば誤差関数の設定)そのものは,人間がやらざるをえないことから,その設定作業のコストをどう見積もるか(ここは私にはよくわかりません)も関係してくるでしょう。ただコストの問題であれば,かなりの部分が克服可能なような気もします。そこのあたりの評価は,技術レベルの問題であると同時に,どれだけの資源を投入するかという政策判断(企業でいえば経営判断)の問題でもあるでしょう。
 ただ,ビッグデータ時代なので,データはそろいやすい環境にあり,さらにコンピュータに指示する人間側のやるべき作業が減っていくと,人工知能の機械学習効果はかなりのインパクトがあるのではないか,あるいはそう予想して政策を進めておくべきではないか,というのがいまの私のスタンスです。
 もう一つ重要なのは,機械の学習能力はたいしたことがないとみても,安心はできないということです。それは現に人間が機械に負けているということがあるからです。たとえばGoogle 翻訳は,文章を理解できず,統計的に処理しているだけで,細かいニュアンスのある表現などは翻訳できないなどといって,馬鹿にしていてはいけないのです。通常の文章について,人間がGoogle翻訳を上回る翻訳ができないかぎり,やはり馬鹿にできないところがあるのです(機械が80点しかとれなくても,人間が70点しかとれなければ意味がないのです)。AI時代の学習のあり方とは,機械がどうこういう前に,そもそも人間のレベルが問われているということでもあり,雇用への影響はこういう相対的な優劣から生じるということを知っておく必要があります。
 

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2017年12月11日 (月)

教育を語る資格はないけれど

 今学期はLSの労働法を担当していて,当初はソクラティック・メソッドに戻すと宣言したものの,実際には授業のかなりの部分は私が一方的に講義をしていて,いつも喉がカラカラになってしまいます。ただ私が話せば話すほど,学生の学習が受動的なものになってしまい,よくないということは自覚しています。受動的な学習は,聞いているだけですむので楽そうだと思っている学生もいるのですが,それはとんでもない誤りです。ソクラティック・メソッドで対話することこそが,知的な学習であり,そういうことができる人間しか,法曹にかぎらず,これからのAI時代には生き残れないのです。
 一方,研究者の世界は,比較的,創造志向が強い人が集まっていて,それは受動的な学習では論文は書けないので,当然のことなのですが,それでも最近は他人のいうことをうまく整理することだけが得意な評論家的な研究者が意外に評価されたりして,私のもつ尺度とは違ってきています。だからといって,おまえのようにゴーイング・マイ・ウエイでいいのかと言われると,そういう生き方は他人にはお勧めできず,学会で評価されるためには,やめたほうがよいと若手にはアドバイスしています。
 ところで,「TASC Monthly」というJT関係の公益財団法人(たばこ総合研究センター)が出している雑誌の504号(2017年12月)に,「AI時代における仕事と学習」というタイトルの拙稿が掲載されました。この雑誌も,以前には名前すら聞いたことがないものでした。大の嫌煙家の私がJT関係の雑誌に寄稿するというのも奇縁ですね。内容は,労働法の話というよりも職業訓練の話で,それが教育・学習の話になっており,最近はこの系統のことを話したり,書いたりすることが増えています。
 さらに先週は,文部科学省の「Society5.0に向けた人材育成に係る大臣懇談会」の初回のゲストスピーカーに呼んでいただき,そこでも「AI時代における雇用と職業教育」というテーマでプレゼンをしました。林芳正大臣が,拙著『AI時代の働き方と法-2035年の労働法を考える』(弘文堂)を読んで(日本経済新聞の書評で目にされたそうです),直々にご指名をしてくださったそうで,これでは出不精の私も参上せざるをえないということで,上京しました。もともと,これからの時代は,まず義務教育の段階から教育内容を見直す必要があると強く考えていたので,文部科学省の会合でのプレゼンは,自分の考えを伝える絶好の機会だと思ったのです。
 もちろん私の話など,政策に影響はないでしょうが,大臣が熱心に聞いてくださり,懇親会でも,他分野の委員の方々や役人の方々と意見を交わすことができて,個人的にはとても有益な会合でした。
 そのように教育のことを語りながらも,自分自身は教育者としては出来が悪いということは自覚しています。ただ出来が悪いなりに出来ることは,学生たちに,これからは日本社会のルールが変わっていき,なかでも人材育成のあり方が大きく変わり,自学意識をもつことがとても重要となるということを伝えることだと思っています。
 文科省のプレゼンでは,教養教育,職業基礎教育,実践的職業教育を分けて,前2者の早期教育の必要性を語ってきました。私はもちろん教育学の専門家ではありませんが,日本型の雇用システムが変わってくるなかで,職業教育が変容し,自営的就労の時代が到来すると,企業に頼らず自学できるようにするための前提条件を整備することが公的教育の使命となるという文脈で,私論を述べたつもりです。
 法科大学院の学生には,職業基礎教育をしていることになるのでしょうが,ほんとうに彼らに必要なのは教養教育なのかもしれません。さらに一般の大学院生の場合には適性にばらつきがあるので,まずはほんとうに大学院での研究に向いているかどうかの適性を見極めてあげる必要があり(入学試験だけでは判断できません),もし向いていないときには,若いときの時間を無駄に過ごさないためにも,早めに別の途に誘導してあげるのが,教師としては,大切なことだと考えています(業種や職種によっては何年か粘らなければ真の適性は見えてこないということもあるでしょうが,研究者の世界はだいたいすぐにわかります。もちろん,こちらの常識を超えるような天才が出てくると,評価を間違ってしまうでしょうか。土井監督とイチローの例を参照?)。

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2017年11月21日 (火)

カタカナ英語

 ずいぶん前に書いたことがあるネタです。
 英語教育の強化をいうまえに,まずカタカナ表記について改善をする必要があるのでは,という話です。とくにLとRの違いが問題です。
 次のカタカナのラ行の言葉のうち,元の単語でRを使っているものはどれでしょうか(正解は一つとは限りません)。   

 リンダ=グラットン Life Shiftなどが,ベストセラー
 カフェラッテ       森永乳業は正しく表記
 クラウドワーク      新たな働き方
  シチリア          ゴッドファーザーをみれば行きたくなる
 シュレッダー     最近は,これでは不十分ということで機密書類は溶解
 モナ・リザ       ご存じダビンチの名作。

 正解は,クラウドワーク(crowdwork)とシュレッダー(shredder)です。その他の言葉は,Lynda Gratton, caffè latte,Sicilia,Mona Lisa で,L使用です。でも,多くの日本人は,このLをRで発音してしまっているようです。私だって,油断していれば,Milanoをきちんと発音できていないかもしれません。カタカナから思い出して外国語を発音すると,ただちにはLかRかわからなくなります。元の外国単語が思い浮かべばいいですが,なかなかそうはいかないこともあります。
 そこで提言です(誰かがすでにしているでしょうが)。日本人は,どうしてもカタカナから想起してしまうことが多いので,それをふまえて,Lのときには,カタカナに下線をつけるというのはどうでしょうか。たとえばシチリアは,「シチア」とするのです。あるいは丸で囲むのでもいいです。それをカタカナの正式の表記にするのです。
 スマホのソフトで英語を音声入力するとき,普通にカタカナでやると意味不明か,Rになってしまいます。Lは意識して発音しなければならないのです。カタカナから想起するときも,下線がついていたということが記憶されていれば,多少は,発音の正確化につながることにならないでしょうか。

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2017年11月20日 (月)

テレワークの効用

 今朝の日本経済新聞に「総務省の2016年度の調査ではテレワーク導入企業の労働生産性は導入していない企業の1.6倍になるという。実際,導入企業の9割が効果が実感できたとしている。」という記事が出ていました。
 やっぱりそうだろう,という気持ちです。このブログでもたびたびテレワークを取り上げている,テレワーク推進論者の私は『AI時代の働き方と法-2035年の労働法を考える』(弘文堂)のなかでも,テレワークのことに10頁も割いています(159頁以下)。テレワークの効用は,自分も身をもって感じています。政策的にも,テレワークの普及はフリーランスの増加につながり,雇用政策,労働法に激変をもたらすでしょう。
 現在ではまだテレワークは雇用労働者の働き方の一つという位置づけにすぎませんが,それでもテレワークの効果は抜群のようです。テレワークをめぐる消極論について十分に根拠がないのではないかということは拙著で書いていますので,参考にしてください。
 これまでの作業態勢を想定すればテレワークはなかなか難しいでしょう。ただ,PCを使うことが業務の大半であるという社員ならば,純粋に仕事の成果だけにフォーカスすれば,本人が好きな場所で好きな時間に仕事をすることができて,通勤による無駄な時間と体力の費消を取り除くことができるテレワークのほうがよいのです(VPNも活用できるはずです)。テレワークに向かないのは,成果にあまりつながらないような働き方で時間を使っている人たちです。そういう人は在宅勤務をすれば,サボってしまうでしょう。でも,これからの日本企業は,そんな人を雇用している余裕はないのではないでしょうか。
 対面が大事なら,いつも言っているように,WEB会議で十分なはずです。そうすると,出張も不要となります。現在メンバーに入っている役所系の会議は,WEB会議があまりうまく行かず困っているのですが,昨年の別の会議では,WEB会議の質が高く,まったく問題がありませんでした。政府もWEB会議の重要性をほんとうに理解して,省庁ごとの縦割りではなく,横断的に技術開発をして,WEB会議用の部屋をもっと多く用意すべきでしょう。東京まで出てこい,という姿勢では,そのうち地方の人間から背を向けられるでしょう。
 そもそもテレワークは,東京一極集中を解消するためにも必要なことだと思っています。このことは,妄想エッセイ「変わる雇用環境と労働法-2025年にタイムスリップしたら」のなかでも書いていますので,ご関心のある方はどうぞ(総務省の研究会のメンバーが寄稿した,福田雅樹他編『AIがつなげる社会-AIネットワーク代の法・政策』(弘文堂)に所収)。なお,総務省の会議では,なぜかWEB参加ができないので,出席率はゼロに近いのですが……。 

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2017年11月17日 (金)

第4次産業革命に挑む

 表記のようなタイトルで,NIRAの「わたしの構想」32号が出されています。企画は,現在,最も政府に近いところで活躍されている経済人の一人,金丸恭文さん(NIRA総研理事長,フューチャーCEO)です。
 金丸さんに加え,他の5人の識者がコンパクトに提言をしています(「わたしの構想」は短くて読みやすいので,書く方は,私も一度書く側に回ったことがありますが,かなり大変です)。日本社会全体のイノベーション志向の弱さなどから閉塞感を感じていた私にとって,こういう企画のものを読むとファイトが湧いてきます。金丸さんは,「すさまじい勢いで技術革新が進む現在は,ゲームチェンジを起こしやすい。いまからGoogleは作れないかもしれないが,異なる競争ドメインならいくらでも勝ち目はある。ひらめきをもった世界中の個人にとって,久々に巡ってきたビッグチャンスだ」と言われていますが,まさに我が意を得たりです。
 企業も個人も創意に富んだ発想が実を結ぶ時代です。そうした発想をはぐくむのは,本来は大学のはずです。金丸さんは,大学改革として,社外取締役のような仕組みを入れることを提言されますが,人材がどれだけいますでしょうか。ほんとうに優秀な大学研究者は,過去の成功体験から脱却できない大企業の経営者などよりも,はるかにイノベーティブです。大学改革の本丸は,文科省支配からの脱却なのです。そこのところは,ぜひ金丸さんのような影響力をある方に,発言してもらいたいものです。
 早稲田大学ビジネススクールの根来龍之教授の「日本の得意を生かすプラットフォームビジネス」も,金丸さんと同様,日本企業が強みを発揮できる分野はまだまだ存在するとしています。そして「厳しすぎる規制と,問題の事前解決を重視しすぎる文化が壁となる」とし,「レギュラトリー・サンドボックス」の活用を提言されています。
 これを労働の分野でいえば,イノベーティブな仕事をする人にも及びうる厳格な労働時間規制(法改正で導入される可能性の高い高度プロフェッショナル制も要件が厳しい)などは,まずはサンドボックスの対象としてよいのではないかと思います。
 企業業績が好調で,株価も順調に上がっている現在の日本経済において,次にやるべき課題はイノベーティブな人材が活躍しやすい社会をつくることであり,労働法の面でもやることはたくさんあるように思います。労働時間制度改革や解雇改革ができないようでは,どうしようもありません。刊行したばかりの『雇用社会の25の疑問-労働法再入門-(第3版)』(弘文堂)でも,第24話で「第4次産業革命後の労働法はどうなるのか」として,政策的な提言を盛り込んでいるので,ぜひ参考にしてください。

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2017年10月 6日 (金)

国を任せるのは,運の良い人でなければね

 風が止まったとか,逆風が吹き始めたとか,また吹くとか,いろいろ言われている小池さんですが,とにかく希望の党の労働・雇用政策はまったく不明なので,私の立場からは,評価のしようがありません。
 ただ,小池さんが,自民党の安倍首相,民進党の前原代表をはじめ,多くの男性を右往左往させているところだけみると,すごい女性だなと思ってしまいます。初の女性宰相になるかどうかはともかく,民進党をつぶした女として歴史に残るでしょう。
 しかも,解党させておきながら,それで全員を受け入れる気なんてさらさらないと言い,政策で踏み絵をだし,男性陣におまえの股はくぐらない,おまえの靴はなめない,と言って言わせる女性政治家が,これまでいたでしょうか(労働法的にいうと,労働契約が当然承継される「吸収合併」のはずだったのが,実は特定承継の「事業譲渡」で,誰を承継させるかは承継先の採用の自由となる,といった話に似ています)。男性中心社会に嫌気をさしていた女性にとっては,あこがれとなりそうです。
 それにしても,小池さんの後ろに立っている若狭氏や細野氏の冴えない表情は気の毒なくらいです。若狭氏は,元検事という立場を振りかざし,うそは見破れると大見得を切り,でも小池さんの真意は見破れなかったというオチがついています。権力欲が顔ににじみ出ているこの人を立てているかぎり,希望の党に風は吹かないでしょうね。
 細野氏も,優秀な政策家だとは思いますが,民進党に残っていれば,裏切り者というレッテルを貼られずにすんだはずなので,政治家としての大きな判断ミスになってしまいました。モナ問題も含め,運がない政治家に国家を任せることはできません。
 前原氏も,小池さんに振られても振られてもラブコールです。小池さんが選挙に出なければ,小池さんを頼って当選のためだけに民進党をつぶした意味の大半がなくなってしまいますから,ラブコールをし続けなければ仕方ないのでしょうかね。彼も運がない政治家の一人かもしれません。
 そうなると運の良い政治家は,やはり安倍さんなのでしょうか。無理な解散をし,露骨に森友・加計かくしをしながら,敵失で切り抜けられるということになれば,強運と言わざるを得ません。
 とはいえ,まだ予断は許しません。私も誰に,どの党に投票をするか,よく考えてみたいと思います。

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2017年10月 5日 (木)

日産の無資格検査問題

 日産自動車で無資格の従業員が完成検査をしていたということで,昨日,国交大臣も経産大臣も日産自動車を厳しく非難してましたし,日産は販売済みの車のリコールを届け出るようで日産には大きな打撃となりそうです。
  ただ,いくつかわからないところがあります。
 今朝の日本経済新聞の朝刊を読むと,「国交省の道路運送車両法に基づく通達によると,出荷前にエンジンやブレーキなどの安全性をチェックする完成検査を担当するのは,社内で認定された検査員と規定している」となっていました。これは法令違反ではなく,たんなる通達違反だったのか,ということです。通達違反でもそれが問題であるのは言うまでもありませんが,ただ通達ならば,厳密にいうと,行政内部の文書にすぎないはずなので(事実上の規制力はあるでしょうが),ここまで大きな話なのか,というのが,まず確認したいことの第1点目です。
 記事では,「日産の工場では,社内の資格テストに合格した『完成検査員』に加え,合格していない『補助検査員』も完成検査に携わっていた」ということでした。この補助検査員の関与が,どの程度,完成品検査のクオリティを下げているのかも気になるところです。まったくの素人が関与していたのならともかく,どの程度の「素人」なのかも気になります。ここが確認したいことの第2点目です。
 さらに記事では,「完成検査員になるには実習経験と資格テスト合格が条件で約3カ月かかる。さらに完成検査員になっても所属工場が替わるたびに資格を取り直さなければならない」となっていました。
 所属工場が変わると,前の工場で完成検査員であっても,補助検査員になるということでしょうか。かりにそうだとすると,所属工場が変わることで,どれだけ求められる検査スキルが変わるのか,といったことも知りたいです。これは第2の確認事項とかかわりますが,確認したい第3の事項です。
 もちろん,日産は,自社における認定ルールを作っておきながら,それに従っていなかったということで,そこには問題があります。車は現在の段階ではまだ危険物なので,きわめて厳重な検査をしてから販売すべきなのは当然のことです。したがって,今回のことは報道されるべき情報ですし,社会的にも非難されるべきことです。
 ただ国民としては,これが通達違反にすぎず,実質的に検査のクオリティに影響がないようなことだとすれば,それほど大きな問題ではないかもしれないので,そこのところがほんとうはどうなのかもきちんと報道してもらいたいです。
 実はこういう疑問をもったのは,日産自動車のこのニュースが出たとき,たいへんな不祥事だと思ったので,株価が大幅に下がるのではないかと注目していました。ところが,昨日の時点で多少は下がっていますが,暴落というほどではありません。市場関係者は,このニュースをそれほど深刻な不祥事と思っていなかったのかもしれません。それなら,それはなぜかということを知りたかったのです。これは日経新聞にまさに期待されるべきことでしょう。
 もっともリコールが現実になってきたので,今日は株価が下がるかもしれませんが。

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2017年9月29日 (金)

前例踏襲はやめよう

 小泉進次郎という議員は言語明晰,意味不明ということがよくあったのですが,最近,たいへん良いことを言っていました。衆議院解散のときの万歳を拒否し,「慣例とか,今までやってきたからといって,合理的な理由がないのにやり続けるのは,僕は好きじゃない。そういう(合理的理由がない慣例は)全部なくせばいい。だから万歳しないんです」と説明した。」とYahooニュースに出ていました。
 いまちょっと耐えられなくなってきているのが,文書主義です。メールですますことができるものを,文書で郵送というのは止めてほしいです。ある立派な団体からの原稿の執筆依頼があり,メールで添付ファイルに執筆要領などがあって,そこに必要なことは書かれていました。ただ,後日,文書でも正式なものをお送りしますと書いてあったので,確認したら,同じ内容のものを文書で送るだけということだったので,もちろんお断りしました。
 研究室でのゴミ出しは,もちろん教員自らの仕事で,私の場合,ゴミのほぼすべては紙ゴミです。これは資源ゴミとして,その出し方が面倒なので,紙を送りつけるのは私にとって仕事の邪魔なのです。大事なものは写メをとって,デジタル保存なので,紙は捨てるだけです。そういうことなので,お願いですから,紙はできるだけ送らないでください。
 文書が正式というのも,進次郎センセイのいう慣例のようなものでしょう。これはもう辞めましょう。
 その関係では,押印もやめてほしいです。よほどの珍しい名前でないかぎり,だれでも三文判を買うことができて,それを押してしまえばおしまいです。印鑑証明を必要とするような重要な契約の場合はともかく,本人確認としては自署で十分で,自署を要しないような場合に印鑑だけ押させるという必要はないはずです。普通の押印は,本人確認の意味などありません。慣例だからということで,押印を要請するのは止めましょう。
 押印が不要になると文書も減るでしょう。ペーパーレスをぜひ進めてもらいたいです。これは働き方改革にも直結すると思います(役所改革かもしれません)。その点で税務署は偉いです。押印不要としたので,オンライン申請ができるようになり,確定申告の作業はずいぶんと楽になりました。もちろん別の本人確認の認証方式を採用しており,それはそれで多少面倒でもあるのですが,私はペーパーレスにしてくれたことだけでも,十分に評価したいです(昨年会合に参加したときの中小企業庁も偉かったです。会議では文書配布はなかったと思います)。
 自分の周りからチェックしていきたいと思っています。神戸大学はずいぶんとましになってきました。教授会はペーパーレスです。兵庫県は,まだ文書主義ですね。遅れています。ただ労働委員会は通知とか日程調整とかは電子メールを使ってくれていますが,まだ会議では文書配布があります。兵庫労働局は,文書主義で,かなり重症です。紙の資料をあえて置いて帰ったのに,わざわざ送ってきたということがありました(忘れたと思って善意でやってくれたのでしょうが)。次の本は弘文堂から出ますが,出版契約は,デジタル文書でお願いしましょうかね。

 

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2017年9月 1日 (金)

休暇

現在休暇をとっています。日本人はもっと休まなきゃならないと言っている以上、自分で実践しなければ説得力はないと言うことを口実にパソコンも持ち込まずスマホ1つでのんびりヴァカンスしてます。さすがにメールのチェックをしないわけにはいかないので、最低限の返信はしていますが。
ただ本気で仕事をしようとするとスマホだけでかなりのことができそうです。私には十分に使いこなすスキルはまだないですが。このブログくらいなら、音声入力でそれほど苦労せずにかけます。
ところで話は変わって、今年は久しぶりに9月になっても阪神タイガースの試合が楽しめる年です。昨日の中日戦の先発メンバーを見ると1年前には予想もつかない感じです。大山4番は驚きですね。
次の広島戦で藤浪が好投すれば奇跡の大逆転Vの可能性が出てきそうですが、どうなるでしょう?

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