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2018年2月 3日 (土)

屋外ならよいというものでもない。

 受動喫煙の話はすでに何度も書いてきたところですが,もう政府の動きには諦めを感じています。他人に受動喫煙させることを正当化するために必死の論者の顔をみていると情けなくなります。
 個人的には,もうラディカルなことはしようとしても時間がかかるだけなので,喫煙可能の店は,店の外の目につくところに喫煙可というマークをかかげることを義務づけるというだけでよいと思っています。そのなかでは自由に喫煙させてよいでしょう。ただ,飲食店も勇気をもって禁煙にすると客が増えると思いますよ。目の前にいる客の減少と,潜在的に存在している客を比較することは,小規模な飲食店経営者には難しいのかもしれません。とくに現時点の経営で満足しているところでは,いまいる客をキープすればいいということかもしれません。
 ただ,ここ数年で新たに喫煙不可とした飲食店は,私の住んでいるところの近くでも数軒あって,そこでは客は減っていないそうです。屋外での喫煙は可としておくと,吸いたい人は外に行って吸うだけなのです。その店が好きな人は,煙草を吸いにだけ来ているという例外的な人を除き,禁煙にしても引き続き来てくれるのです。
 あとは経営者の判断です。煙草を吸わない人のほうがすでにかなり多いと言われているなか,冷静に考えると禁煙店のメリットは多いと思うので,どこかで一挙にドミノ倒しのように禁煙店が増えるような気がします。法律よりも,その時期の到来を待つほうが,期待大といえそうです。
 むしろ問題は路上喫煙です。屋内禁煙にすると屋外での喫煙が増えます。外国でもそうです。屋外はモラルの問題かもしれませんが,条例で規制しているところもあるので,そういうところは規制を徹底してもらいたいですね。モラル的にも,風上で煙草を吸う人は,自分の吐き出す煙がどこまで他人に迷惑をかけるか考えてほしいです。
 実は神戸大学も,キャンパス内に,屋外での喫煙場所が設けられていますが,これが問題なのです。大学は山手で風がよく通るので,一人が煙草を吸うだけで,風に乗って,かなり拡散するのです。煙草の風に襲われるという感じで,これはひどいものです。大学のグローバル化を言うなら,まずは施設面で,キャンパス内の完全禁煙を即刻実現すべきでしょうね。
 いずれにせよ屋外であっても,風上に喫煙場所を設けていたら,受動喫煙の被害はなくならないことは,広く知ってもらいたいものです。

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