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2018年2月 8日 (木)

経営労働政策特別委員会報告

 経団連がその年の春季労使交渉(春闘)に臨む方針を定める「経営労働政策特別委員会報告」では,私もアドバイザーの一人に名前が挙がっているので,私の意見が少しは反映されていると誤解している方もおられるようなので,はっきり言っておきますが,そういうことはありません。その年の方針は経団連ですでに決めてしまっているので,それについて意見は言いますが,おそらく参考にされるとしても,次年度以降ということになるのでしょう。
 報告書の原案段階で一応みせてもらうのですが,私の労働政策の考え方と違うところもたくさんあります。もちろん私の個人の政策は,経団連のそれとは違うので,自分の意見を特に強く主張するのではなく,私が出す意見は,標準的な労働法の研究者なら気になるような点について指摘するにとどめることが多いです。もっとも,どうしても言いたいところは意見をいいますが,今年の報告書でいうと副業に関する部分です。ここは私の考え方とかなり異なっています。懐疑的な意見は述べましたが,それが反映されることがもしあるとしても,次年度でしょうね。ただ数年前には意見を述べても一顧だにされなかったAIなどの先端技術の話は,きちんと入っていますね。全体的には,政府の意向をなぞっているだけという感じがあり,やや物足りないところがあります。もう少し経団連の攻めの姿勢があってもよいのではという気がしました。みなさんは,どうお感じでしょうか。
 なお副業については,NHKの週刊ニュース深読みという番組で2月10日に取り上げられます。そこに私も出演します(http://www.nhk.or.jp/fukayomi/)。昨年12月のBS11に続いての生放送の出演となります。うまく喋れるでしょうか。

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