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2018年2月 4日 (日)

比較法シンポジウム

 土曜日,無事に比較法シンポジウムが終わりました。イタリアからは,Maurizio Del Conte教授が3泊4日の強行日程で日本に来てくれました。彼は,昨年制定されたイタリアの自営業者法(Statuto del lavoro autonomo[独立労働憲章])の生みの親であり,立法者の声を直接聞けた点でも貴重でした。また,韓国からは李ジョン先生が,韓国の議論状況をきわめて手際よく紹介してくだいました。李先生は東大の大学院生時代からの仲間で友人であり,長い付き合いです。今回,はじめて神戸大学に招待することができて良かったです(この4月からは1年間,東大に客員で来られるそうです)。また,韓国からオブザーバーが5人も来られ,たくさん質問をして,議論を盛り上げてくれました(韓国では,私の書いたものの翻訳がかなり読まれているということを聞いて,少し驚きました)。台湾からは,李玉春先生が,多忙な中,駆けつけてくださいました。台湾は,自営業者の問題はそれほど議論されていないようですが,これはどうも労働者概念のほうの議論がまだ流動的なことと関係しているようでした。
 また,このシンポジウムには,Del Conteの教え子で,現在,フランクフルト大学でバイス教授の下で研究員をしているElena Gramanoさんが自費参加してくれたのですが,彼女が大活躍でした。Uber化現象と労働者概念などについて,EU法の研究をしているので,この問題のエキスパートとして,シンポジウムの議論に大きく貢献してくれました。若きスター誕生という感じです。英語も堪能なので,今後,国際舞台での活躍が期待されます。その第1歩が神戸だったとなると,それは素晴らしいことです。
 今回のシンポジウムでは,参加者全員の英語のペーパーが出ていますし,日,台湾,韓国からは日本語のペーパーも出ているので,どこかで公表することを考えたいと思っています。
 懇親会では,ゲストに神戸を楽しんでもらおうと思って,神戸ワインを用意して出したのですが,あまり人気がなく残念でした(せっかく個人で買って,持ち込んだのですが……)。とくにイタリア人の評判が悪かったです。仕方ないですね。日本酒も福寿を買ってきて出しましたが,これもイタリア人にはあまり評判が良くなかったです。個人の好みの問題だけだったのかもしれませんが。

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