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2017年10月17日 (火)

選挙のICT化について考える

 衆議院選挙が近づいていますが,台風が来ればどうなるのか心配です。昨日の日経新聞朝刊で,地方では投票所が減っているなどの問題があるとされ,識者からICTの検討の提言もなされていました。
 選挙運動も投票も,まだまだアナログです。名前を連呼するだけの無意味な選挙カー。街角で政策を訴えるといっても,そこで立ち止まることができるようなスペースがないことも多く,通り過ぎるときに部分的に耳に入ってくるだけです。候補者のことは,HPで調べることができ,そこで本人の政策やこれまでの経歴などがわかります(私も兵庫1区の立候補者のことは調べました)。私にとっては,これで十分に判断材料を得たつもりです。直接会ったときに感じる人間性などは,選挙活動中でピリピリしている人と少し会ったくらいでわかるものではありません。
 それにしても,ドブ板型で,プライドも何もかなぐり捨て,髪の毛を振り乱して当選に邁進している人をみていると,とても,自分の政策を実現したいためにやっているとは思えません。山尾なんとかとか,豊田なんとかとかは,よほど議員になりたいんだなと思ってしまいますね。やっぱり議員になると,良いことが多いのでしょうか。広島の中川なんとかは断念したそうですが,それでも出馬しようと考えていたこと自体,驚きです。
 日本維新の党の,議員の収入を削減するという提案には賛成です。志しのある人が,お金がないというだけで議員になれないのは困りますが,高すぎるのも問題があります。2000万円を超えると言われる国会議員の年収は,適切な水準とは思えません。国会議員の報酬も成果型にして,当選当初はどうせたいしたことができないので低い額におさえ,しっかり活動したかどうかを第三者機関に判定してもらい,その評価に応じて報酬を上げていくということにでもしたらどうでしょうかね。
 それと投票方法です。期日前投票が増えているそうですが,ICTの活用はできないでしょうか。自宅からネットで投票するというのはいろいろリスクもあるのですが,それは乗り越えられないことではないでしょう。現在も本人確認は紙を持参していればそれでおしまいです。むしろネット投票は,投票所が近くにない人や移動が大変な人にとって助かりますし,当日,ネットがつながるところにいれば,期日前投票をしなくてもすみます。台風のことを心配しなくていいです。組織票が強いということもなくなります。なんと言っても,投票所にいる人たちの人件費(ボランティアでしょうか?),開票作業の人件費(ボランティアでしょうか?),投票所の設営の費用など,選挙のたびにかかっている費用を節約することができるはずです。
 いきなりネット投票だけとすると,高齢者などに反発が出てくるかもしれません。しかし,まさに高齢者の選挙権行使のためにも,高齢者が多い地方などでこそ,まず積極的にネット投票ができる環境を整えるべきでしょう。それに若者が投票所に行かないことを批判するより,スマホ世代の若者が投票所に行けるような環境整備をすべきでしょう。どうやったら投票数を増やすかということを考えているAKBの総選挙の手法から学ぶこともあるのではないでしょうか?
 もっともスマホで投票できるようになったりすると,政治はがらっと変わるでしょう。そこに現れるのは本当の民主主義なのか,それとも衆愚政治なのか。政治リテラシーの教育も重要となるでしょう。 

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