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2017年8月 8日 (火)

凋落の兆し?

 驕る平家は久しからず。誰もが知っている格言ですが,なかなか肝に銘じて行動するのは難しいことです。いまだから言うのではないのですが,今回の内閣改造で,おやっと思ったのは,江崎鉄磨沖縄・北方担当大臣でした。73歳で当選6回,初入閣で二階派。派閥均衡,在庫一掃で,比較的楽な大臣ポストに当てた,ということではないかと思ったのです。案の定,自ら転んでしまいましたね。謙虚に官僚答弁を読み上げるということですが,「仕事人内閣」の看板に泥を塗りました。人事にはいろいろな配慮があるのでしょうが,「仕事人」という看板は,そういうものを乗り越えて適材適所にするということのはずです。前の法務大臣もそうですが,自分でしっかり語れないような大臣(あるいは語るとろくなことを言わないような大臣)は即刻去るべきです。国民をバカにしてはなりません。沖縄の人も怒っているのではないでしょうかね。首相は,言葉使いだけは丁寧になっていますが,ほんとうに危機意識をもっているのでしょうかね。国民はバカだから,ちょっと低姿勢になっていれば,すぐに人気は回復するなんて思っていませんかね。
 もう一つ気になるのが,小池百合子都知事系の若狭勝議員が立ち上げた「日本ファーストの会」です。すでにネットでも指摘されているようですが,これは最悪のネーミングです。Trumpの「アメリカファースト」が,世界中から顰蹙を買っているのに,今度はそれの日本版かと思われてしまいます。こういうネーミングを平気でやるところに,政治センスの低さがうかがえます。小池さんの「都民ファースト」に乗っかるということだけを考えているから,こういうことになるのでしょう。
 こういうちょっとしたところに,本質がうかがえます。国民をみていない政治家は,必ず痛い目にあうというのが,民主主義のはずです。選挙に勝った者は権力者です。首相は当然ですが,小池知事も若狭議員もいまや大変な権力者なのです。権力は腐敗します。私たち国民は,民主主義社会の権力の源泉が自分たちにあるという自覚をもって,腐敗や慢心を見逃さないようにしましょう。

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