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2017年8月23日 (水)

藤井聡太四段28勝目(通算38勝目)

 藤井聡太四段は,朝日杯将棋オープン戦で,大石直嗣六段と竹内雄悟五段に連勝して,ついに28勝3敗となりました。勝率も再び9割越えです。大石六段との対局は長引きましたが,藤井四段が攻め倒したという感じです。接戦という感じではなかったですね。竹内五段は,振り飛車穴熊に固めて攻め,藤井四段の玉はかなり危ない形になりましたが,プロ的にみると余裕があったようで,最後は穴熊攻略で,竹内五段は必死に抵抗しましたが,藤井四段が勝ち切りました。このクラスの相手にはしっかり勝てますね。明日は,棋王戦の挑戦者決定トーナメントで豊島将之八段との対局です。最強豪の一人と重要な棋戦での対局となります。普通に考えれば豊島八段の勝ちですが,藤井四段の真価が問われるところです。もちろん豊島八段も,今期はA級に上がっていきなりの名人挑戦も現実味が出てきているところなので,ここで負けているようではいけません。
 羽生善治三冠と菅井竜也七段の王位戦は,菅井七段が攻め倒して,タイトル奪取に王手をかけました。菅井七段の中飛車に,羽生王位も飛車を振る展開でしたが,一日目の最後のほうで,すでに菅井優勢で,二日目も昼食休憩後の早い段階で羽生投了となりました。菅井七段は持ち時間を4時間以上も残していました。圧勝といってよいでしょう。まあ羽生王位は,こういう負け方をしても,まったくへこたれないのですが,菅井戦は相性が悪いのか,負け方が極端ですね。さて菅井七段は残り3局のうち1つ勝てばタイトル奪取です。これまでの戦いをみるとかなり有望ですが,かつて七冠を奪われた三浦弘行九段以外は,自分よりも若い世代では,おそらく渡辺明二冠と佐藤天彦名人にしかタイトルをとられていないはずです(上の世代の谷川浩司九段や同世代の森内俊之九段,佐藤康光九段,郷田真隆九段,深浦康市九段,丸山忠久九段,藤井猛九段には取られたことはあります)。タイトルをとれば将棋界の歴史に名を残す棋士になれるのですが,菅井七段が快挙を達成するか,注目の第5局は29日・30日です。

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