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2017年7月 5日 (水)

藤井四段の高校進学問題

 余計なお節介でしょうが,藤井聡太四段の高校進学が話題になっています。どうも本人は進学したくないと言っているようです。最近の棋士は大学に進学する人もいますし,東大卒の棋士もいます(片上大輔六段)が,少し前までは高卒がほとんどでした。谷川浩司九段も高卒です。ちなみに谷川九段のお兄様は東大卒でリコーに就職されたのは有名な話です。故米長邦雄永世棋聖は,兄は自分よりバカだから東大に行ったと語ったのは有名な話です。学歴を超越した天才集団の世界なので,無意味に高校に進学する必要はないでしょう。
 何があるかわからないから高校くらい出ておいたらというお節介な大人の話に耳を傾けないほうがいいです。たとえば20年後の社会。藤井四段まだ34歳です。将棋界がどうなっているかわかりませんが,一般社会でも学歴の意味は大きく変わっているはずです。大学に出ていても仕事にあぶれた人たちがあふれているでしょう。ほんとうにAIに代替されない能力をもっている人しか生き残れないのです。
 藤井四段のような特殊才能がない普通の人であっても,無目的に高校や大学に行くのはリスキーとなりつつあります。10代の貴重な時間を何に割くかは,これからの人生を左右する重要なことであり,しっかりと人生設計を考えたうえで自己決定していく必要があります。いまの若者はこのあたりの精神年齢が低いように思えるのが少し心配です。藤井四段が自分で考えて高校に進学せず,将棋に邁進するということは素晴らしいことです。もし何かのアクシデントでうまくいかないことがあっても,自己決定した道であれば,納得できます。そして,そのときの再チャレンジに必要なことは,おそらく高校や大学(少なくとも法学部)に行っていても学ぶことはできていないでしょう。

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